僕は
こんな遠いところまで
どうやって来たんだろう
誰も知らない
誰も見たことのない
この
漠然とした
風景を
振り返っても
なにも
見えない
行く先に
光があるかと
目を凝らしても
混沌とした
暗闇のような
およそ
楽園とは
言い難い
渦のようなものが
あるばかりで
僕の
危ういバランスの
ほんの
かかとが
揺らいだとき
暖かな
光のエナジーが
ものすごい勢いで
近づいてくる
ふわっ
それは
僕の目の前で
止まって
微笑んだように見えた
凍えた
僕を
包み込み
…一緒に行こう
そう
言っている
暖かな
感触に
こころが
からだが震える
ひとりじゃない
ひとりじゃ
ないんだ
軌道は
違えど
遠ざかったり
スレスレまで
近付いたり
ひとりじゃないから
Planets…