レコ発パーティー | 短篇集

短篇集

新潟県は中越地方、人口四千の港町・出雲崎町出身のシンガーソングライター「Mondeo」のブログ。
自身の日々の活動などを発信していきます。


こんにちは、Mondeoです。

いよいよ4/7(土)から僕の新しいアルバム「わたしたちの物語」のレコ発ツアーが新潟市ムムリックマーフィーを皮切りにスタートしました。

昨日から県外へ旅立ったわけですが、4/1(日)に三条市のロケットピンクで開催された僕のレコ発パーティーの事を振り返って行こうと思います。


この日は僕のレコ発パーティー、そして三条市を中心に活動しているアマチュアプロレス団体「三条プロレス」の月イチ興行の日でした。

僕とロケットピンクの合同イベントという名目で、出演者は僕が基本的に集めさせて頂きました。

弾き語りやバンド、ソロベースプレイヤーにプロレスなど、様々な形の表現者たちを集めたお祭りのようなイベントが実現しました。

この日を誰よりも僕が一番心待ちにしていて、まるで修学旅行の前日のようにすごくワクワクしていました。

そのため出演者の皆さんのライブに浸りっぱなしだったので写真を一枚も撮っておりませんが、この日の出演者たちを紹介していこうと思います。



opening act 松尾ミツル

先ずオープニングアクトとして出演してくれたのが、ロケットピンクでもよく対バンする弾き語りの松尾ミツルくん。
以前、彼のレコ発にも呼んでもらったので、今回オープニングアクトという形ではありましたがどうしても出てほしいと思い出演して頂きました。

彼の音楽は僕ととても似ているなぁと思います。
まだまだこんなところで終わってらんねぇぞ、世間に向けてぶちかましてやるぞっていう熱いメッセージが込められたライブには、毎回心を打たれます。

さらにこの日は僕の曲「未来で待て」をカバーしてくれて、以前もやったことはあったのですがその日が思うように歌えていなかったのでリベンジをしてくれました(まぁ今回もボロボロだったけど 笑)。

さらにクリップチューナーがたわしやないかっ!という僕のお家芸をもやってくれて、僕はもう初っぱなから大興奮でした。

ミツルくん、ありがとう!


1.ザ・健康ボーイズ

本編トッパーで登場してくれたのが、三条市を拠点に活動するバンド「THE FOOLS」からドラムのヤスヒトくんとベースの市川くんのユニット「ザ・健康ボーイズ」。

本当はバンドで参加してもらいたかったのですが、ギターボーカルのタスクくんの都合が合わなかったので今回特別に2人でユニットを組んでの参加でした。

しかしこの急造ユニットがバカ面白ぇかった!
一人が歌ってる時に一人は横で特に何もしないという進行が2曲ほど続き、そのあと「旅立ちの日に」のオケを流しながらピアニカで弾いてるふり、そして指揮者をやりみんなに合唱させるという構成。
そして最後はまたもや僕のお家芸のたわしコントを2人で、照明も上手に使いやってくれました。

いやー、逆に今回この2人だからこそ僕のイベントに合っていたかもしれないと思い直した素晴らしいエンタメ性抜群のライブでした。

ザ・健康ボーイズのお二人ありがとう!


2.anomia

続いて登場したのは、弾き語りを始めた頃からわりと対バンさせてもらっているanomiaさん。

彼は自分で作ったトラックを流しながら、それにのせて6弦ベースでインストをやる方。

冒頭でもお話しましたが、今回は色々な形の表現者たちを集めてお祭りみたいなイベントにしたかったので、最高にヒップなベースプレイを魅せてくれるanomiaさんにも是非出演してもらいたいと思ってお声を掛けさせて頂きました。

最高に踊れるディスコのようなノリを作り出したかと思えば、俺のプレイも見やがれと言わんばかりの変拍子を作り出してみたり、ライブというよりはショーな近いものがあって、ステージに焚かれたお香の香りからもライブハウスという空間に異質な世界観を感じさせます。

今までそんなに沢山お話する機会がなかったので、今回ライブめっちゃ格好良かったですっ!て言ったら「今までそんな事言ってくれたことないじゃない」と少々困惑しておりましたが、いやいや、格好良いと思っていなければ呼びませんよ。

anomiaさん、ありがとうございました!


3.宮橋正則BAND

宮橋正則さん(通称・則さん)を中心とする3ピースロックバンド。

彼との出会いは3年ほど前の柏崎で毎年行われている音楽祭「音市場」での対バンでした。
jazzやpopsがメインの音楽祭に突如として轟音が響き渡ったのです。

70年代ハードロックを彷彿とさせるようなバカでっけぇ音像に紡がれるエレキギターの音色に、思わず僕は立ち上がって拳を突き上げていました。
まさしく新潟が生んだ最高のロックバンド、そしてスーパーギタリストであると確信しました。

その頃はまだバンド名もメンバーも違いましたが、紆余曲折を経て現在のメンバーに落ち着き、新潟県内様々な場所でライブ活動をしています。

長岡の音楽食堂や柏崎で対バンする機会が多く、音楽に対する考え方も酷似していて則さんとお話する機会が多くなってきた中で、今回のレコ発には絶対に出てほしいと思っていました。

則さんは米農家で、ちょうど仕事が忙しい時期でしたがそんな多忙な中出演頂いて本当に感謝です。

この日のライブはそれはそれは気合いが入っていて、ロケットピンクの客層にもばっちりハマり、何よりこの最高のバンドを僕の大好きなロケットピンク、そして三条のお客さんに聴いてもらえたことがすごく嬉しかった。

宮橋正則BANDさん、ありがとうございました!


4.三条プロレス

そして満を持して登場したのが、三条を中心に活動するアマチュアプロレス団体「三条プロレス」!

前回僕がロケットピンクでレコ発をさせてもらった時にも対バンして頂いたので、今回も絶対出てほしいと思い熱烈オファーをしました。

もう大好きなんです僕。
何が良いって、プロレスなのに抱腹絶倒できるんです。

僕は所謂、本物のプロレスって痛々しくて見れないんです。
あのガチガチの体で技を繰り出したり流血したりするのを見ると、思わず目を瞑っちゃって…(プロレス好きな人はそれが面白いんだと思うのですが)。

でも三条プロレスは、格闘技というよりはショーに近いものがあって、笑いあり、興奮ありの、お子様でも楽しめる最高のエンターテイメントなんです。

実況も何でこいつが解説してん?みたいな素人を引っ張ってきて(僕も前やりました 笑)、全然的を射ていないおしゃべりが面白いんです。

この日も最高の試合を繰り広げてくれました。

三条プロレスさん、ありがとうございました!


5.Mondeo

そして、レコ発ということで今回僕がトリを務めさせて頂きました。
まずはこの日のセットリストを。

1.Welcome to the 出雲崎
2.パーソナリティ
3.咆哮
4.越後道中・味探訪
~ショートコント「喫茶店」
/with 風間愛恵&水澤沙織~
5.かがやくいのち(ピアノ/水澤沙織)
enc.用途

こんな感じでございました。

主に新しいアルバムの中からの曲で構成しましたが、もちろん「越後道中・味探訪」は欠かせません。
この曲終わりにショートコントをやったのですが、この日は特別なことがしたいと思い、役者の風間さん、そして僕の盟友であるバンド「マトリョーシカ」のキーボーディスト水澤沙織さんを迎えて、3人でコントをやりました。

内容は本当にしょーもないし説明するのも野暮なので割愛しますが、このコントの終盤であるサプライズを仕掛けました。

実はこの日4/1が風間さんの誕生日で(僕も前日まですっかり忘れていたのですが 笑)、どこかのタイミングで風間さんにサプライズを仕掛けようということになり、予め用意していたケーキを水澤さんが楽屋から持って登場してもらいました!

あまりサプライズとかってやったことありませんでしたが、風間さんがとても喜んでくれたし、会場も祝福ムードに包まれすごく温かい空間が出来上がってくれたので、こういうのって良いなぁとほっこりした気分になれました。
風間さん、おめでとうございました!

そして最後の曲は水澤さんにキーボードで参加して頂きました。
僕は久しぶりにギターを持たずに歌を唄いました。

MCでも言ったけど、本当にこのレコ発を迎えるまでに色々な事があった。

先輩が亡くなり、高校からの仲間が亡くなり、奇しくも"命"というものについて深く考えるタイミングが3月中は多々あって、どれだけ親しく毎回顔を合わせている人だって何の前触れもなく急に逝ってしまったり、会えなくなってしまうんだなぁと切に感じました。

だから最後の曲は、新しく産まれてくる命や今を生きている命、そして惜しくもなくなってしまった命へ向けて「かがやくいのち」という曲を歌いたかった。
大好きな仲間の流麗なピアノがそれにさらに奥行きを増してくれました。

そんな心理状態だったからこそ、この日を誰よりも待ちわびていたし、そして誰よりも不安で、つつがなく皆が顔を合わせられたとき誰よりも安心した。
間違いなく、奇跡が起こったと思いました。


そんなこんなでライブは終わり、多くのお客さんが僕のCDを買ってくれました。
本当に旅立ってほしいと思う音源がそうして多くの人の手に渡って行くことが、やはりレコ発イベントの醍醐味。
沢山聴いてもらえれば幸いです。

打ち上げの席ではお客様や共演者の皆様から色紙や花束(ネギ束?)を頂き、こんなしがない齢28のろくでもない男を祝って頂ける素晴らしい人たちに大変感謝しております。



レコ発初日がロケットピンクで本当に良かったです。
そして今回の出演者、誰一人欠けてもこれだけ最高のイベントにはならなかったはず。
こんな素晴らしい日に見に来て頂いたお客さんにも感謝が尽きません。
そしていつも温かく迎えてくれる店長のマサタケさんをはじめスタッフの皆様、大変お世話になりました。
これからもお世話になります。

CDに関わってくれた皆様に、レコ発に関わってくれた皆様に多大なる感謝をさせて頂くと共に、いよいよ始まった全国ツアー、各箇所力を抜かず精一杯の覚悟で臨むことを誓って、これから続く約3ヶ月を全うして参ります。

長文駄文、読んで頂きありがとうございました!
行って来ます!