こんにちは、クライドブログ管理者のエリコです
今回も前回に引き続き、『ステージング』についてのクライド氏の見解です。
(お客さんはアーティストに、何か連れて来て欲しい気持ちがある。ライブに行って、自分がこの地球にいない様になりたい。上手な歌だけではそうならない。もっと欲しい。お金払ってるから当たり前。 アーティストが当たり前でそういうことしなくちゃいけない。)
ク: アーティストは自分がプロだったら、ただ歌ってるだけでいいと思ってるんなら、多分ライブやっちゃダメ、と思う、私。人の前でやるんだったら、エンターテインしなくちゃいけない。そういう風に思わない人たちが、何処かなにか間違えてる。
人がお金払ってるし、その人が2,3ヶ月我慢してお金つくったかもしれない。
そのアーティストが大好きで、これが最後の…今月最後の1万2000円。これから1ヶ月パンとバター(だけ)で食べなくちゃいけない。お金がないから。
そういう人達いるの。
だから、そのお客さんが払ってるお金、お客さんが『来て良かった』(と思う。)、その為にエンターテインしなくちゃいけない。
あともうひとつ、シンガーはエンターテイナー❗️
もし人の前でライブやるんだったら、エンターテインしなくちゃいけない。これもう決まり。
他の考え方がない。
エ: じゃあ先生も、人前で歌い始めた時、最初からそういう意識でやってたの?
ク: ……思ってた。けど、経験がない、勉強してない。…困ってた。ステージの上で…爆発になった。
もう、何して良いかわからないけど、何か、身体が動いた。
その時は…10代とか…多分可愛かった。
エ: 何をしたの?
ク: もぉ~何やったか…~_~;
エリコもぉ~、もうたぶん、カベ登ってたかもとか、シャンデリアぶら下がってとか、あと何?…あの~逆さまで…
……もう多分カッコイイことしなかった。
エ: (クライド氏のシャンデリアぶら下がりを想像して爆笑)なんか凄いことしたんだ?
ク: 何やったか…もう速過ぎて…
何かしなくちゃいけないのはわかってた。できないことしようと思った。
ダンスとか色々、絶対ダメ!だったけど、若かったから可愛かった。
その若さ、で お客さん多分笑って許して、『カワイイカワイイなー坊や坊や』、多分そういう感じだった。
でも何回かライブやって…どんどん可愛さが足りなくなった。困ってた。もう可愛くないのわかってる。けど自分が何もできなかった。
そこから、ミュージカルとか、やるのが始まったから、すこーしずつ、先生が…。
初めて人から『こういう事しなくちゃいけない。もうちょっとマイクとか、ステージの上、動かなくちゃいけない。』
そういう話し聞いて、『あ、そうか!だから皆ステージの上で動いてるの!マイクこっちからこっち持って来て踊ってるの!』とか、わかった。それで、自分が、色々気付いて、練習して、出来る様になってきた。
エ: ふーん。じゃあミュージカルをやり始めて、ちゃんと学んだ、身につけたって感じ?
ク: そう。
エ: ミュージカルを始めたきっかけって、そういう想い(何もできなくて困ってた)が、強かったの?
ク: ミュージカルは素晴らしかった。ダンスしなくちゃいけないし、話さなくちゃいけない。ジェスチャーもしなくちゃいけない。全部入ってる。
エ: だからやろうと思ったの?
ク: そのつもりでやったんじゃない。
エ: ?
⑥へ続く。
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