個人的に好きな機械、ボール盤。
うちのスタッフには見向きもされない不遇なやつです。
サビや汚れは有りますが状態は良さそう(個人の感想)です。
ボール盤に取り掛かる際、なんとなくですがテーブル面の磨きから入ります。
少し綺麗になると気分が上がる気がするからです。
気分が上がったら上から順に分解していきます。
まずはプーリーから。主軸側はナットが逆ネジになっています。
モーター側はイモネジを緩めると外れます。
プーリーが外れたらベルトカバーを外します。
モーターを下ろすため、配線を切り離します。
大体変な繋ぎ方してるんだよなぁと思いながらテープをめくると、はんだづけされておりました。
XU、YVの印が有ることを確認してぶった切ります。
残った配線はスイッチごと引き抜きます。
このボール盤はモーターベース軸の抜け止めが無いようです。
そのまま引き抜き、レバーも外します。
続いて主軸を抜いていきます。
ハンドルの反対側にスプリングが付いているので外します。
ハンドルを抜くと主軸がストンと落ちてきます。
主軸上のスリーブ?(正式名称なんでしょう?)も抜いていきます。
裸のベアリングだったので嫌な予感はしていたのですが、やはり。
てんこ盛りのグリスが…。
スペーサーを無くしそうなので記録と記憶。
ヘッドが空っぽになったので4点のネジを緩め引き抜きます。
運が悪いと固着していて地獄を見ます。今回は天国でした。
ラックとテーブルのベースを引き抜きます。
これで大体の分解は完了です。
後は各部細かく分解して整備していきます。
主軸のベアリングを注文して今回はここまで。