こんばんは
4月になりましたね
『授乳タイムをリラックスタイムに』を合言葉にラクな育児を応援している助産師の佐藤千鶴です
札幌・札幌近郊で母乳育児・育児相談を出張訪問しています
哺乳拒否シリーズ第3弾は、「母乳分泌過多(出すぎ)により、溺れるように飲んでいたことによる拒否」です。
「分泌過多って?」と思っている方は、こちらのブログを見てください。
分泌が多すぎると困るのは、どんなことでしょうか
リンクをはったブログにも書いてありますが、
分泌が多いと
常におっぱいが張っていて痛い。もしくは3時間以上空いただけでもパンパンになる。
おっぱいが詰まるのではないかと常にドキドキしている。
夜間はおっぱいが勝手に出て、服がべちゃべちゃになって毎日起きる。なので洗濯物が多いし、毎回寒い。
いつ乳腺炎になるのではないかと常に緊張している。
トラブルが怖いのでお出かけが楽しめない。
授乳自体も楽しめないし、リラックスできない。
赤ちゃんが飲むときにむせるように飲んでて苦しそう。
赤ちゃんが中途半端にしか飲まないと、詰まるのではないかと不安でストレス。
赤ちゃんに飲ませようとすると、おっぱいが噴射するように出てきて、赤ちゃんにかかったり、服がぬれたりするのが不快。
赤ちゃんが飲んだ後、唸るように寝ているので心配
これらのことで悩みます
紫の字で書いてあるのが、赤ちゃん側に起こることです。
赤ちゃんがお腹空いた~と訴えて授乳したら、毎回あふれるようにおっぱいが出てくる。
想像してみてください。
公園や学校で水を飲もうとした時のことを。
↑こんな風にちょうどよく出して穏やかに飲むはずが。。。
↑いきなりものすごい勢いで出てきた!しかも半端ない勢いで!
毎回噴水のように出てくるおっぱいを上手に受け止めてすごい勢いで飲む子ももちろんいます。
そうして一気飲みするように飲むのが好きな子もいますが、そうじゃない子も沢山います。
一気に出てきて毎回むせる
これを授乳のたびに繰り返していると、
おっぱい飲む=溺れるように飲むので苦しい
とインプットされてしまう子もいるのです。
そうなると、ただむせるだけだったのが、
おっぱいは苦しいから飲みたくない。
おっぱい拒否
となってしまうことがあるのです。
でも、誤解しないでください
分泌過多だからおっぱい拒否になるわけではありません。
分泌過多で、むせるように飲んでいても、おっぱいトラブルもないし、赤ちゃんも拒否せずぐびぐび飲む子もいます
短時間でぐびぐび飲んで、ぷはーっと口からおっぱいを離して満足気な子もいます。
それはそれでいいのです。
何のトラブルもなく、ママも赤ちゃんも困っていないならそれでいいのです。
この解決方法はまず2つ
分泌の程度や授乳状況を踏まえてその人に合った片側授乳をすること
正しい片側授乳のやり方を知らない助産師もいますので、きちんと知っている人に相談してください。授乳間隔や回数によって片側を飲ませる時間帯は変わります。
授乳姿勢を赤ちゃんが少し上になるような体勢ですること。リクライニング授乳やレイドバック授乳はとてもおススメです。
前傾姿勢でおっぱいをあげるのはもってのほか
↑こんな姿勢は、あかちゃんを苦しくさせてしまいます
↑ちょっとわかりにくいですが、新生児からできます
この写真の子は新生児です
英語ですが、様子がわかるこちらの動画も見てみてください。
乳房の方が下になり、赤ちゃんが上になると、重力的にも勢いよく出てくるおっぱいを受け止められます。
分泌過多じゃなくてもこの方法はとても快適でお互いがリラックスできるのでお勧めです
ちょうどいいところまで分泌を落として、リラックスして楽な体勢で飲ませる
ただこれだけですが、誰にもアドバイスされていないこともあります。
前回も書いたように赤ちゃんが拒否をするということは、何かを訴えているのです。
その訴えに耳を傾け、考え、できることをすれば、授乳は快適になりますよ
ですから、このような状況で拒否が出ていると感じている方は、是非相談してくださいね。
次は「ミルク拒否・哺乳瓶拒否」について書きますね。
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すべての事に感謝