幼少期.1【踊りを始めた訳】 | 舞踊家 菊地尚子のブログ

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つれづれつらつら。

突然ですが、ブログを始めてみました。
舞踊家の菊地尚子です。

近頃、お友達との間で子供時代の話になったり、初めてお会いする方から踊りを始めるキッカケを聞かれたり、はたまた大学院生から何度か卒論の研究テーマの参考のためインタビューをお願いされたりなど、
今までの自分を40歳前にして、ちょろちょろ思い出す機会があるため、一層のことブログに書いてみようかなと思ってます。

まず、踊りを始めたキッカケは、4歳の頃同じ市に住んでいた伯母さんから、急に
「バレエやってみる?」
と聞かれたことが、発端でした。
確か母も一緒に車に乗っていて、たまたまバレエスタジオの前を通ったのだと思います。

そう聞かれた私は何の迷いもなく即座に
「やる!!」と答えました。


まさかの、バレエをバレーボールだと思い込んで。。。

その当時女子に絶大な人気アニメ「アタックNo.1」がテレビてやっており、もれなく私も主人公こずえにハマっている時期だったので、踊るバレエなんてものが存在することすら知らず、バレーといえばバレーボールだったのです。


母は、子供の頃からバレエを習いたかったそうなのですが、両親に「そんな裸踊りをやらせるわけにいかん!」と言われ、仕舞いという古典的な日本舞踊みたいなものを習わされていたようで、娘がバレエを習いたいというのに心踊ったそうです。バレーボールだと思っているとも知らずに。。。


そののち、スタジオに連れて行かれ、
「なんでボールが出てこないんだろう?」
としばし疑問に思いながらも、上手になったらボールに触れるのかなと信じておりました。

まあ、そのうち、「これはバレーボールじゃないっ!」と気づくのですが、もうその時は踊るバレエに心奪われていて、すでに将来の夢は「バレエの先生」となり、舞踊街道まっしぐらで今にいたるわけです。

かなりトンチンカンな始まりではありましたが、人生最大の勘違いに我ながらバンザイ*\(^o^)/*