ZN6 86 LSD装着 | ナルズ工場長の出来事

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皆様(。・ω・)ノ゙ コンチャ♪

 

 

正月明けから

ちょいと忙しく休みボケに

ひたってる暇もありませぬ。

 

忙しいといっても

ほとんどがデスクワークだったり

見積り作ったりなどで

肉体的よりも精神的の疲労が

はんぱないですわ。

 

事務所のなかで仕事してるより

工場で仕事して体動かしている方が

マシでっせ。

 

でも寒さに挫けて

事務所に避難しちゃう時もたまにある

オイラです(´・ω・`)

 

 

 

 

 

 

 

今回は86のLSD交換作業です。

 

トヨタ ZN6 86

 

 

この86にLSDを組み付けていきます。

たしか純正デフでなんかしらのデフが

入っていたと思う。

トルセンだっけ?

 

街乗りオンリーなら純正デフで

十分ってところなんですが

スポーツ走行には純正デフでは

役不足でございます。

 

よって社外の機械式デフが必要になって

くる訳で。

 

今回の目的もサーキット走行などの

スポーツ走行を意識したもの。

 

でもメインは街乗り。たまにサーキットといった

仕様なのでオーナー自らのチョイスで

あります。

 

クスコLSD タイプRSスペックF

 

 

機械式LSDを組んでいて街乗りでの

ネックはバキバキ音。

イニシャルによっては交差点曲がるだけでも

バキバキゴキゴキ言っちゃいます。

 

イニシャルによっては

街乗りレベルでけっこう効いちゃったり

レスポンスがよすぎちゃうケースもあります。

 

そういったレスポンスや効きをマイルドに

しているのがスペックFだそうです。

 

 

詳しい事はここ見てくんなます('◇')ゞ

 

クスコLSDタイプRSスペックF詳細

 

 

 

レスポンスの良さが売りのRSなのに

マイルドとかいかがなものなんでしょう?

 

今回はオーナーの意向により

初期1.5WAYにしてあります。

 

 

 

 

 

 

兎に角

交換していきましょうかね。

 

 

 

ご存知かと思いますが

86はほとんどがスバル製。

 

でもデフはトヨタ系なんです。

100ツアラー系なんかとデフは同じです。

てかみんな知ってるか。

 

なのLSD交換するには

まずデフケースを取り外さないといけませんが

86だからって特別なやり方ではなく

ごく一般的なFR車のデフ取り外しと同じです。

 

ひとつだけ違うというか

これがスバルっぽいところなんですが

デフケースを外す際にドライブシャフトを

外すのですが

よーく画像を見てください。

 

サイドフランジが一体型なんです。

 

そう、デフケースはトヨタ系なんだけど

ドライブシャフトはスバルなんだなw

 

シルビアとかもそうですけど

一般的にはデフのサイドフランジと

ドライブシャフトはボルト、ナットなどで

脱着可能です。

 

しかしこのスバルのドライブシャフトは

切り離せません!

 

なのでデフを降ろす際には

最初にサイドフランジを引っこ抜いて

おかなければなりません。

 

これが新車から一度もはずした事が

ない車両だと固いんですわ。

(だいたい86BRZだと初物ばっかりだけど)

 

引っこ抜いちゃいえば

あとはシルビアなんかと同じです。

 

以前紹介したロードスターのLSD交換みたいに

アームとかはバラしません。

 

 

降りました

 

 

もう若くねーんでジャッキを使って

降ろしました。

てか危ないからジャッキ必須です。

やった事ないからわからんけど

リフトに上げた高さくらいから

落とすと普通にデフケースのアルミのところが

割れるそうです(゚Д゚;)

 

デフって金属の塊だかんね。

重いぜよ。

 

 

 

 

わかる方はわかると思うけど

この画像だけ見るとトヨタのデフですね。

 

 

 

ちなみにうちに転がっている100系のデフです

         ↓

まんまやね(*´▽`*)

 

 

 

 

 

ぱっくんちょ

 

 

ケースを開けたところです。

まごうことなき純正デフでありんす。

 

 

ここからの作業的にはトヨタデフですな。

 

 

LSD摘出

 

 

中身が出たケースを洗浄し

残っている液ガスを掃除します。

 

 

掃除が大事

 

 

掃除後は

軽くオイルストーンで

面出ししてあります。

 

 

 

LSDはリングギアを取り外し清掃。

新しいLSDに組み付ける準備をしておきます。

 

 

 

クスコLSD

 

 

クスコのデフは注文すると

本当にデフのみです。

 

箱の中身は画像の通りLSD本体と

説明書だけです。

 

なので追加部品が必要になってきます。

これはクスコあるあるですね。

 

 

追加部品

 

 

追加でデフサイドベアリング左右と

オイルシールを追加です。

 

サイドベアリングは必ず新品を組みましょう。

 

オイルシールは後から交換できるから

状態がよければ見送ってもいいんですが

前記の通り86はドライブシャフト一体型で

抜くのが面倒なんで

シールも交換しちゃいます。

 

 

圧入

 

ベアリングはしっかりプレスで真っすぐに。

 

 

 

 

さてあとはリングギア組んで

ケースに組み込んでいきます。

 

 

いきなり完成しておりますww

 

 

リングギアを組む際に

リングを温めて膨張させ組むのですが

この日はなかなか寒くて

なかなか温まらなかったんで

そんなこんなしてるうちに画像取り忘れるって…

 

画像にはありませんが

しっかりとバックラッシュ調整も行っております。

リングギアの振れも4ヶ所以上の場所で

計測しております。

まぁ車がまだ新しいので数値的には

なんの問題もありませんでした。

 

 

完成(*^^)v

 

 

しっかりと確認し

試乗して問題なければバッチリ完成です(*´▽`*)

 

LSDは新品組みだと慣らしが必要です。

 

慣らし用オイルを入れ

慣らし走行をします。

 

もちろん慣らし運転はオーナー様に

まかせますよ。

 

 

試乗しかしていないから

微妙なインプレですが

スペックFでもガッコンガッコン音しますね。

 

効き具合とかレスポンスは

スポーツ走行しないとわからないので

オーナーにまかせますがw

 

 

デフを入れるとFR車は

別物になったくらい変わる。

すんごい楽しい車になります(*´▽`*)

 

慣らしが終わったら

社外の機械式LSDを堪能しちゃって

下さいまし。

 

 

 

 

 

 

 

それでは

(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪