スパイシー! | 畠 奈津子のブログ

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今週、34歳になりました。
たくさんのお祝いメッセージ、嬉しかったです。ありがとうございました( ´ ▽ ` )ノ

夏生まれで夏だけは元気なはずでしたが、今年の誕生日は夏バテ出発でした。誕生日なのにケーキも食べられないしお酒も飲めない、ちくしょーでありました。低空飛行な始まり、今を最低とすればここから上がるしかないわけで、この1年またどんな飛行が待っているんでしょーか。期待してまた日々飛んで?歩んで?いきたいものです。

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誕生日、年々と捉え方や感じ方が変わるものだ。誕生日は子供の頃からなんだか周りの人が祝ってくれる日、よく分からないけどそういう日で当たり前に思っていた部分があったと思う。

だんだんと歳を重ねるにつれて、誕生日を迎えられるというのも、事故や病気などせず無事に生きてこられたからこそでありがたいことだと感じるようになり、今年は自分を祝ってもらうというより初めて母に感謝すべき日だと思った。というのも、母が私を産んだのは34歳の時でその年齢と自分が同い年になったからだ。

私は母にとって3人目の子供だったわけで、今の私が3人の子供の母親とか…いや、ちょっと想像つかないっす(苦笑)時代が違うとはいえ、すごいや。こんな夏の暑い日に、2日半の陣痛に耐えて私を産んでくれたそうで…2日半の陣痛って長いよね。私はどんだけ生まれ出るのに準備かかってんだよ。何をするにも遅いとかのんびりしていると家族からよく苦笑されてきたのは、こういう所以である。どうやら私は結婚も遅いらしい。せっかく女に生まれてきたのだから、母が耐えたその陣痛もどんなものか、子育てとか親になってはじめてわかることとか、それを知る日が来たらいいなと最近は思うようになった。

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姉の子供が誕生日プレゼントにくれたギターである。この間姉の家に行った時に、ギターがおもむろに置いてあって、義兄がまた弾き始めたのかと思っていたけれど、わざわざこれを作るためにギターを出してもらっていたそうだ。ギターを作るにしても、平面ではなく立体だったのにちょっと驚いたし、この写真じゃ分かりにくいけれどヘッドの部分や細かいところまで一生懸命作ってくれているのが分かってとても嬉しかった。

家族もまた大事である。

この前の日記に書いた祖父のことを最近思い出していたら、そういえば9歳の誕生日の時に「9がつく歳は苦(9)しむぞ」と言われたのだった。

確かに9歳の時は自分の不注意で足に結構なやけどをおってしばらく不便な生活だった記憶がある。19歳も「9(ナイン)」という曲で歌ったとおりであるし、29歳も良くも悪くも記憶に残っている年だった。

おじいちゃん、不吉なこと言ってくれるなよー(´・Д・)」

でも、祖父の実体験から出てきた言葉なのか分からないけれど、十の位が変わる前の年というのはそれだけ1つ壁を越えねばならない歳なのかもしれないね。あぁ、39歳、49歳、59歳、69歳…無事に生きてたらまだまだやってくるぞ。その苦しむ出来事をマイナスに捉えるか、プラスに捉えるかは自分次第か。

この間ひと回りぐらい離れた女性と話をしていて、日々何もなかったらおもしろくないし何か起こったら「スパイシー!」って考えるねん、テレビでどこかの大学教授もそんな話をしていたしと教えてくれて、なるほどなぁと思うと同時にミスチルの歌詞にあったなって思い出した。

“人生をフルコースで深く味わうための 幾つものスパイスが誰もに用意されていて”
                          ーMr.Children「HERO」

最近はあまりついていけてないけれど、90年だから00年代前半にかけてのミスチルの歌詞は染み付いていてふとした瞬間に、あ、桜井さんはこんな風に言っていたなと出てくることがある。

ミスチルを知ったのは小4で、そこからミリオンヒットな曲がバンバン出たけれど、その頃の私はメロディーやバンドの音が好きなだけで、当たり前だが詞の意味なんかわからないまま毎日毎歌っていた。だからよくわからないまま詞だけは染み付いていて、自分も歳を重ねてはじめてわかるその曲のメッセージがあるなと気づいた。

シミが増えた、シワが増えた、白髪が増えた、歳をとれば色々ある。でも、こんな風にきっと嘆くことばかりではないのだ。来年の誕生日には、またどんなことを思うんだろう?

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ではまた。