『君と見上げた、あの日の虹は』発売しました | 夏にふる雪のように

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発売からだいぶ時間が経ってしまい今更感がありありですが…

先日、10/28にスターツ出版文庫さんより『君と見上げた、あの日の虹は』が発売されました〜!


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母の再婚により引っ越してきた主人公・はるこは、新しい家族にも学校にも馴染めずにいた。

そんな中で出会った神様と名乗る彼と過ごすうちに、少しずつ毎日は変わっていた。

けれど彼の正体を知る時には、悲しい別れが訪れて……。


という、はるこの心の成長を描いたお話となっております。

担当さまからは『史上最高に温かい一冊』という身に余るようなフレーズをいただきました…!


表紙は染平かつさまが描いてくださいました。

色鮮やかな虹と空がとても綺麗で、飾りたいくらい素敵です!




今作は全編書き下ろしとなっております。

これまで有難いことに何作か書籍を出させていただいておりますが、その中でも、紙の書籍での書き下ろしは初めてだったりします。

もう……緊張で、吐きそうでした……!滝汗



後書きにも書いたのですが、このお話は、私の大好きなバンド・SPYAIRの『虹』という曲をテーマに書いたお話です。

切なくて爽やかで、光が射すような、とても素敵な曲です。

MOMIKENさんの書かれる歌詞は、どの曲も素敵なのですが、この曲の歌詞は特に印象的で。



曲の終盤の


『やがて雲は流れ
欠けた虹が顔を出した
追いかけては消えても  きっとある』


という歌詞から、作品の最後はそんな希望のあるものにしたいと強く思いました。



そんな気持ちから書いたお話は、前担当さまとの話し合いから後半が変わり、そこから引き継いでくださった現担当さまとの話し合いからまた変わり……と、正直だいぶ変わってしまいました。


でも、変えられてしまった、とかいう気持ちは一切なくて。

自分ひとりが考えていた元のお話より、いっそうはるこらしさや神様らしさが出た、とっても素敵なお話になったなと。嬉しく思っています。



担当さまや編集協力の方、たくさんの方のお力添えなしでは出来上がらなかった一冊です。

本当にありがとうございました。


ひとりでも多くの方に、楽しんでいただけましたら嬉しいです!



そしてそして。

帯の後ろ側にはなんと…


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前作のご紹介まで載せてくださいました…!


あの頃〜、は発売後一年以上経っても『読みました』と言っていただけることがとても多くて、本当に嬉しいです。


本当に本当に、ありがとうございます!



沢山の方の言葉にいつも支えられています。

これからも頑張ります〜!



夏雪でした