緊急入院。 | 猫畜生日記とつんたんか

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はじめまして。
ねこちくです。
またの名をつんと申します。
昔は「中森つん」なんて呼ばれていました。
書くことを見つけながら、書いていきます。

母が再び入院しました。

抗がん剤の1クール目を終え、CTを撮り、2クール目に突入というところで、ストップがかかりました。やはり抗がん剤の効き目が弱くなってきているからなのか…と思いきや、採血の結果でひっかかったそうで。あわただしく処置室へ通されて、看護士からいろいろ説明を受けるも、ちんぷんかんぷん。ようやく担当医が来て伝えられたのは「貧血」でした。

貧血。血が足りない。そういうレベルではない。

母のヘモグロビン数値は5.5をきっていて、これは何かの出血でもしたらすぐに死に直結するものでした。その日はそのまま入院の手続きをとって、輸血開始。1日様子を見て、本日2回目の輸血。なんとか数値は安定してきているようで、週末には退院できそうです。

検査の結果、内臓からの出血はありませんでした。原因として考えられるのは、胃癌の近くに胃潰瘍が出来、そのせいで貧血を引き起こしたのではないかという説と、使っている抗がん剤の副作用という説。どちらが正しくて、間違っているとは言えません。スキルス性胃癌の治療に未知のところが非常に多く、母が行っている療法もまだ認可されたばかりで、データがありません。そのため、このような事態が簡単に起こるのです。

毎日の食事管理や看病をしていた人間としては、情けないばかりです。母がいつ死ぬかもしれない状況にいるという覚悟が、責任が足りていませんでした。

担当医から「もし胃潰瘍で吐血でもしたら、死ぬよ」と言われたことが、母にはかなりのショックになったようです。癌の進行を遅らせることができても、なんの拍子に死ぬかわからない。

風邪をひいたら死ぬ。
ごはんが食べられなくなったら死ぬ。
怪我でもしたら死ぬ。
普通に暮らしていても死ぬ。

受け入れられないのも信じられないのも仕方がないんです。母がこうしていま生きられているのも、もう奇跡の時間になっているのだから。

明日はなんとか少しだけ時間が空きそうなので、のんびり出来るところへ隠れようと思います。