春です。 | 猫畜生日記とつんたんか

猫畜生日記とつんたんか

はじめまして。
ねこちくです。
またの名をつんと申します。
昔は「中森つん」なんて呼ばれていました。
書くことを見つけながら、書いていきます。

春です。

まさかの春です。

12月1日、母は余命宣告をされました。年内もつかもたないか。そうして始めた延命処置は、担当医も予想外な治癒率を見せ、いま母は生きています。

ここ1週間ほど、母の不調が続いています。だるさと眠さがかなり酷く、ままならないストレスを私にぶつけてもまだ、行き場のない怒りをためています。

精神疾患持ちの私のほうも、担当医がなんとか復帰して診察を受けることができました。状態はかなり悪く、本来なら緊急入院の処置を行いたいところを、私以外に母を看病する人間が居ないという理由で、服薬を増やして対応するにとどまっています。

「お母様が亡くなったら、きっとあなたはあとを追うから、今のうちに入る施設の目星をつけておきましょう」

施設というのは、精神疾患を抱えた人のシェアハウスもしくは自立支援施設になるかと思います。かなりの無理を抱えながら、母の看病に自分の自由を奪われ、認めたくもない「家族」と交流をしている現状は、私にとって耐えきれない負荷として病状に現れています。

このバランスが崩れたら、私も死ぬ。そう判断しての担当医の決定です。決まってからは母の看病をしながら、通院をしながら、心理検査やカウンセリングを受けながら、自分の病状を把握しようと動いています。

毎日が目まぐるしく過ぎていくなかで、自分の病気と母の命を天秤にかけようとする自分が、大嫌いで情けなくて悔しくて、健常者のちょっとした悩みや不満が大したことではなくて、徐々に真っ当ではなくなっています。

春です。

どうか穏やかな日々がおとずれますように。