手作りマフラーはお嫌いですか? | GARAGE REX ~VFRとKLX250とカブ90の自爆整備記録 (時々カメラとアウトドア)~

GARAGE REX ~VFRとKLX250とカブ90の自爆整備記録 (時々カメラとアウトドア)~

素人がVFRとKLX250、スーパーカブ90相手に自爆しながら果敢に整備に挑戦するハートフルストーリーです。内容はあくまで参考に、自己責任において閲覧してください。
最近ネタ切れでカメラとアウトドアにも進出(尚更新頻度)

ついったー@TAKA_VFR

バイク乗りにウケるプレゼントは手曲げのマフラーである


ってのは定番のネタではありますが、今回は手作りマフラーなんだぜっ@どうもこんばんは、TAKAです。


基本、社外マフラーってあんまり好きではないのでうちのバイクたちは純正のままなんですが…


それはそれとて興味がないわけではありません。音が大きくなりがちなのが嫌いなわけで、マフラー交換に伴う変化は体感してみたい…


と、そこで目に留まったのがSP忠雄の製品、パワーボックス です。



最近のモデルはインナータイプ(?)が主流なんですが、元々エキパイを交換する物が多く、セローとかWRとかで定番のカスタムになっている模様…


これ良いじゃんと思ったんですが、残念ながらKLX用は230用しかありません…



無いなら作ればいいじゃない



というわけで始まります()




とはいえ…このパワーボックスですが、それぞれの車種に応じたエキパイの延長などもあるため、完全なコピーはもちろん不可…膨張室の増設のみとなります。まぁ言ってしまえばナンチャッテですが、まぁやってみたかったのです(この文章を書いてる時点ではまだ材料集めしかしていませんw)


じゃあなんで今やるのといえば、先日バイクつながりの先輩からこんなものを頂きまして…





ボール盤。



これがあればパイプに垂直に穴を開けることができます。これと溶接機を組み合わせればパワーボックスモドキ、作れるんじゃね?

ついでにヤフオクで,KLX用のエキパイを安く入手できました。



これはやるしか無いww

というわけで制作開始。

まずはサイズと位置決めですが…まぁこんな感じかなって。大きさは空き缶サイズにすることにしました。



そこでまずは、お手軽な材料で作ってやったぜってのをやりたかったので、100円ショップのスチールの小物入れ、家にあった適当な丸鉄棒を溶接してやろうと目論んだのですが…





まぁ惨々たる大失敗ですよねww知ってた
まぁ1mm以下の溶接は難易度クソ高いのは知ってましたが…体感0.5秒以上トーチを当てると速攻穴が空きますw

というわけで、やはり材料選びは大事ということで揃えました。


今回は足場鉄管の端材から切り出した本体と、筒にするための鉄板、パイプ同士のつなぎ目は水道管の接合部品を使うことにしました。水道管はステンレスの部品が多いのですが、亜鉛メッキ管をチョイス…鉄板も意外と売ってないものでAmazonで入手しました。


 

 

大きさも色々あるので、都合の良いものを選べばいいと思います。足場鉄管の板圧は軽量タイプで1.8mmなので、加工のしやすさも考えて1.6mm厚を選びました…まぁうまくいくかなんてわかりませんし。


とりまクランプで固定してレッツ溶接です。



水道管はパイプのRに合わせてヤスリで削っています。
片面と接続パイプを溶接した段階で内側を耐熱塗装で処理します。
なんせ鉄なんで、排気の水分で錆びるのを防げるといいなと…塗布したあとはヒートガンで処理しておきました。



そして蓋。溶接とか後のグラインダー処理をあれこれ工夫してみたのですが、この固定方法が何かと便利でした。

この状態で溶接のアースも取れてるっていう…グラインダーも離れたところを掴んで固定できるのでブレもしません。

水を入れたり光を当てたりして小さい穴は粗方穴は塞ぎましたが…良く考えたら水抜き穴みたいなの開けといたほうがいいんですかね(知るか)

そしてエキパイの位置決めをして溶接


接続パイプだけだと振動とかでもげるかもしれないので、余った鉄板で補強を入れます。

外側は耐熱ブラックでも吹きました。シルバーでも良かったんですが悪目立ちするかなって…



1時間位乾かしてからヒートガンで硬化させました。後は普段の使用で完全硬化させます。

そして車体に装着!




位置が完璧すぎる…!!足に触れることはありません。

さて、試走ですが…作った手前アレですが、正直何か変化があるとは思っていませんでした。溶接機でアクセサリー作ってみたくらいな感じで、最悪低速トルクが抜けるとか余計なことをヤッチマッタ感まで想定してたんですが…

エンジンブレーキが若干抜け、中速〜高速域までの伸びが上乗せされる感じでした。低速域はほとんど変化がない…これは純正パワーボックスのインプレとも一致します。
膨張室を増設するというのはこういう性質になるんでしょうか…単気筒エンジンとは相性は良いように思います。
耐久性についてはこれからですが、足には当たらないしほかからヒットするような場所ではないですし、当面期待できるのではないでしょうか。
溶接機とグラインダーがあれば製作自体はそこまで難易度高くはない…のか?

とりま思いもかけず成功してしまいました。ジャンクのエキパイがあればやってみるのもいいかも…?