「THE TIME CHANGES -part 1/3-」
光のない暗黒街、
麻薬と水は等価値だった、
誰も透き通る水に触れたこともない、
ヒトより早く花は枯れゆく、
〝ピストルはすぐに手にした、
俺はそれが何を意味するものか、
一瞬で理解したんだ、
なぜならガキのころに
親がそいつで生き絶えるのを見ていたからね〟
一度か二度か、繰り返すたび感情は麻痺してく、
誰の死にも無関心さを装う街だ、俺はすぐに慣れちまった、
いや、慣れるために穢れに生きた、
それだけだと言えるのかもしれない、
〝愛なんてありもしない幻想だと知ってたよ、
ヒトを殺してヒトを抱くんだ、
返り血に染まった紙切れでもさ、
ヒトはそいつに群がるもんさ〟
ラジオが歌う、
「I LOVE YOU」と「PEACE PEOPLE」、
口だけならいくらも言える、
でもヒトは争うことも好きなんだ、
死にたがりの道化はリアル、
〝淋しくなんてなかったつもりさ、
それは相手がいて初めて感じるものだろう、
俺は誰を殺しても、あるいは誰を死なせても、
慣れたつもりで生きていたんだ〟
to be next “THE TIME CHANGES” -part 3/3-