流れ着く先、それは晒され風に乗る、
答らしきは用意もなくて、ただそこにたどり着く、
あるいは今日も寒風か、
栄華はなくも生きる術を知らぬハイドロ、
明日も続く漂泊は、身を焦がす灰の泥、
見上げる青みに眉をしかめる、
どうにかなると強がるふりで、
背中にはただ虚しい飾り、不愉快さを押し殺す、
流れるフリンジ、嗚呼、今日も気分が悪い、
慣れたはずの孤独を握る、
そのあまりの冷ややかさに目を覚ます、
鮮やかなる水は青みがかって、
記憶を手繰りて夕陽を思う、
朝焼けには栄光もなく、変わらぬ日常さえも漂う、
その自身を使い回しの道具になぞらえ、
野生の風に委ねてる、
流れゆく先、それに晒され風に乗る、
答らしきは用意もなくて、ただただそこにたどり着く、
今日もやはり寒風だろう、
そしてまたさすらう日々を、愛せるようにと慈しむ、
明日はまた明日、
さすらう日々で、闇のなかに爪を立て、