タバコ畑のミドリを切って、冷たく睨む太陽なんかに唾を吐く、
走りたいって気分になれば、そこらの単車を借りちまえば、
そんな日々を愛してた、
褪せたシャツに抱きつくビキニ、
黄色く染めたふたりの髪はどうしてだろう、
風を切ってもキラキラなんてしなかった、
タンクに手描きのスカル柄、
泣くスコールで涙しているみたいに見えた、
いつも中は渇いていたのに、
タンバリンを叩いてはしゃいだ、二人乗りが大好きで、
速度あげれば柔らかい胸、押し付けたりね、
朝の光の地平線を覚えてる、
もうずいぶん昔みたいで、でも僕らはまだ忘れないよう、
胸のなかの少年少女がときに疼くよ、
そうだ、まだあの地平に浮かぶ、
赤い光のすぐそばにまで、
たどり着いてはなかったからだ、
その赤い光の先に何が待つのか、
僕はまだそれを探してる、