いま遠く見上げる青み、昨日よりもあたたくって、
季節を告げる鳥たちが舞い踊る、
ときおり冷たさまじらす風は吹き、
花の匂いはふくよかささえ、
TVのなかの現実が、作りこまれたフィクションならば、
どれだけいいか、下らない夢想だとわかっていてやめられない、
誰もが痛みをその胸に、ここにいる小さきものも、
ソラとチと、風に願いだけ放つ、
いま耳を澄ませてる、聞こえるような、そんな気がする、
願いと祈りとヒメイとイタミ、
いつか届く手紙を書こう、窓辺の鳥にそれを託そう、
僕らの生きるこの世界が、
再び優しく咲きますように、
僕らの生きるこの世界が、
いまも優しくありますように、