きれいごとを並べてみても、
他の誰かと較べるくらい、
自分を知る術もたなくて、汚れを分かっていながらも、
飲み込んでは吐き出して、
澄み渡る向こう側、眺めては焦がれるばかり、
濁り色に立ち尽くす、
天使にだって、悪魔にだって、
なれないまんまやり過ごす、
脆く弱いケモノと知って、それでも強さは手にできない、
何にもなれない、何にもならない、
自問自答が揺れ動く、
“どうやって生きればいい?”
誰にでもなく呟いて、答なんてないようで、
儚い光を探してる、群れからはぐれた惨めなケモノ、
弾き出されて転がる愛想のない小石、
咲くを待たずに枯れる花、
実をつけずに折れる枝、
道端重なる枯れ落ち葉、
なにげなくて何故か悲しい、
身ぐるみ全部売り払う、なにもなくなる、
それでも呼吸は止まらずに、噛みつく寒さに震えてた、
身軽さだけじゃダメみたい、いつもそうこれからも、
雲ひとつない青い西に月を見つける、
今日も堕ちてくんだろう
、
繰り返してはひとかけらの感情さえもなくしてる、
そんな気がした、気がしただけで、
空々しい、想いが胸に滞る、
背骨が折れたツバメの一羽、
もがきながらも群れを追い、
点になるまで飛んでいた、
あの空、雲の向こう側、
あの国、地平がかすんでた、
向こう側には何がある?
聞いたりしない、誰も答えは持っていない、
地図ならもう置き忘れたよ、
焼き捨ててしまえば良かったと、
いまになればそれもひとつの答えだった、
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⇒夏の日のカウガール
⇒月の夜にて自由を誓う
⇒“star burst cruise!!”
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