爪分析でウランが出た、という情報について | F.O.E. to F.O.E.

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「爪分析でウランが出た」というツイートが話題になっていましたが、
重要な情報ですのでツイートさせていただきます。


私自身も震災以前の2008年に健康目的で爪分析を受けたことがあり、
その時は出ていなかったウランが、6月の分析では出ています。
しかし、これについては心配していませんでした。


なぜなら震災後に問い合わせたところ、
「爪分析の結果は、たとえばヨウ素・ストロンチウム・ウランなど
自然由来のものと人工的な放射性のものとを区別しないため、
これらの数値では原発事故の影響は判断できない。
ただしセシウムのみは自然由来のものがないため、
検出された場合は事故の影響と判断する材料となる。」
と伺っており、セシウムが検出されなかったので
心配していなかったのです。


ただ、東京在住の方や福島の方の爪分析から
ウランやストロンチウムが出た、というツイートが発端となり
多くの方が不安になられていると思いましたので、
確認のために、窓口になっている期間に問い合わせをしました。


その機関では、震災前から12年に渡り

爪分析の結果を取りまとめているそうですが
0.01ppm以内のウランの値が出ることは珍しくなかったそうです。
基準値の0.01ppm以内でセシウムが出ていないのであれば、
即原発由来とは考えにくいとのこと。


調べてみると、外国産のミネラルウォーターにも
ウランが含まれていることがあるそうです。
震災後の水不足で、外国のミネラルウォーターを
たくさん飲んでいた時期もありましたので、
そういう影響もあるのかもしれません。


ストロンチウムについても、2008年に受けた結果で、

基準値内ではありますがすでに検出されており、
今回6月の結果ではむしろ下がっていました。
ヨウ素は唯一基準を超えて「高い」が出ましたが
半減期が8日ですから、震災後自主的に液体ヨウ素を飲んでいいた
その影響ではないかと確認したところ、
その考え方でよいとのことでした。


ただ、0.4ppm-0.5ppmという基準値を超えたウランが検出された方は
震災後実際に複数いらっしゃり、
それは原発事故後に住まわれている地域、
そして魚介類の汚染の影響を否定できないというお話でした。


爪分析は、必須ミネラルの過不足と、有害な重金属の蓄積を
総合的にチェックすることができ、
震災後に安全な食料調達が難しくなった結果、
体内の栄養のバランスが崩れていないかを
確認するのにも役立つと思っています。


今、10月の爪の結果を待っているところですが
今後も定期的にモニターしていくつもりです。


初めて分析を受けられる方が、ストロンチウムやウランが出て
むやみに不安になられませんように、
また、総合的に結果を判断する材料としてお役に立てばと思い、
情報提供させていただきます。


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