名古屋で、なごやかになる | 村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

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元NHKエグゼクティブアナウンサー、村上信夫のオフィシャルブログです。

第5期名古屋ことば磨き塾の修了日。

実は、どこのことば磨き塾でも、皆勤賞がいないことはなかったのだが、

初めて、皆勤が一人もいなかった。1回だけ休んだ人が9人と、惜しかった。

だが、飛び飛び参加でも、途中参加でも、

和気あいあい、なごやかなムードが漂っている。

それは、アマ落語家でもある幹事の石川宏子さんに負うところが多い。

女子も、ほんわかムードの人が多いが、

洒脱な大学教授のN島さん、はにかみながらもいい味を出すN田さんと

男性2人の存在も大きい。


この日、嬉しくないことばを嬉しいことばに変換する試みでも、

笑いの絶えないなごやかな時間となった。

ナイスな変換例をいくつか。

ミスが多い!→いい経験したね!

忘れっぽい!→やることがたくさんあって、なかなか順番回ってこないんだね。

○○ぶるな!→変身がうまいね。

つかみどころがない!→神秘的ですね。


自分にとってのとっておきの嬉しいことばの紹介も、

聞いているだけで、心がなごんでくる。

ナイスな事例をいくつか。

・「この家に生まれてきてよかったよ」と子どもに言われたおかあさん。

・自分の仕事を

 「おかあさんにとって天職だね」と子どもに言われたおかあさん。

・「みんなに愛されているのは、おかあさんが育ててくれたからだよ」と

 子どもに言われたおかあさん。

おかあさん冥利に尽きることばを、お福分けしてもらった。

もう一つ、座右の銘を紹介してもらった。

・「悩んでいるときは止まっている。考えているときは前進している。

 悩まないで、考えよう」

ことばには、一人一人の人生が宿る。

ことばの力はすごい。


この日、音大で声楽を学び、音楽講師をしている石川さんが、

『ひらがなの生き方』を歌ってくれた。

楽譜を取り寄せ、キーボード持参での嬉しいプレゼント。

納会では、誕生日も祝ってもらい、塾長の顔はほころび放しだった。


第6期名古屋ことば磨き塾は、7月12日スタート。

申し込みは、hiroko@azaza.co.jp  (石川さん)まで。

 

(第5期塾生で最終日参加した方々)


(納会にも全員参加)


(幹事役の石川さんが、「ひらがなの生き方」を歌ってくれた)




(嬉しいことば大賞の加藤文子さん)