【書評】最強の集中術 新装版 | 飯島法久の毎日がプロジェクトマネジメント!

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最強の集中術 新装版
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ルーシー・ジョー・パラディーノ
エクスナレッジ

¥ 1,260





こんにちは、こんばんは、おはようございます!


さて、本日はビジネスや生活のあらゆる場所で「集中力」を高める習慣について解説している、この一冊をご紹介致します。




皆様は、集中力には自信がある方ですか?

僕は、結構集中力は高い方で、主にスキマ時間にカフェで仕事をするのが得意です。

現に、この書評も、カフェでスキマ時間に書いています。


その際には、概ねPodcastなどを聴きながら作業しているせいもありますが、作業に集中して周りのことが殆ど気にならないほど、集中出来ます。

どちらかというと、「集中しすぎる」きらいがあるくらいです。

好きな事には、とことんのめり込みますからねぇ。。



代表的なエピソードとしては、小学校の時に、
2日間寝ないでラジコンを一心不乱に組み立て、高熱を出したとか(笑)



何れにしても、集中力を高め、やる気をコントロールして、やりたいことを限られた時間の中でやり切ることが出来るようになればいいな、って思いませんか?


僕は、最近「いかに限られた時間でアウトプットを行うか」という課題に、日々取り組んでいるため、集中力のノウハウに興味があって手に取りました。


それではいつも通り、解説して参ります。




①構成要約

1. 集中ゾーンを知る
「集中ゾーン」に入ることが、最高の集中力を発揮する方法だということです。
「集中ゾーン」とは、弱すぎず、強すぎない、ほどよい刺激を受けた状態のこと。
モチベーションが低下している状態が良くないのは分かりやすいですが、逆に興奮し過ぎでも良くないのです。
例えば、緊張し過ぎて「頭が真っ白」になった経験はありませんか?
この状態が、「オーバーヒート(過緊張)」の状態です。
また、集中力にも3つタイプがあり、それぞれタイプ別の集中力の最適化の方法が違うとのことです。


2. 集中ゾーンへの8つの鍵
集中ゾーンに入るためには、以下の8つのポイントがあります。

①まず自分を知る
まずは自分の「感情スキル」を把握することだ、と言います。
要は、自分の感情を知り、それをコントロールするということですね。
自分の集中力の診断が出来るテストがあるので、自分の感情レベルを測定しましょう。

②気分転換
気分転換にも、パターンとノウハウがあります。
「呼吸法」「パワーブレイク(休憩)」「ながら作業」という、3つのやり方から、気分転換のコツを学ぶことが出来ます。

③先延ばし撃退
何故、先延ばしをしてしまうのでしょうか?
この課題を抱えている人は、ビジネスパーソンの中にもたくさんいらっしゃると思います。
原因は、「成功」「失敗」「言いなり」に対する不安なんだとか。
それを撃退する方法とは?
 
④不安を打ち負かす
誰しも、不安というものと戦ってきた歴史があると思います。
では、どうやったら不安に打ち勝つことが出来るのでしょうか?
「現実性のチェック」「対処プランの検討」「思考の置き換え」という3つの方法によって、克服出来ると解説しています。
 
⑤緊張をコントロール
上記で説明したとおり、「過緊張」では適度な集中力は確保出来ません。
では、どうすれば良いのか?
これも、「クールダウン」「不安を暴く」「自己主張する」という3つの方法で、解決出来るそうです。

⑥やる気を奮い起こす
やる気を起こすには、「頭の使い方」にコツがある、とのことです。
キーワードは、実は「欲望」なんです。
え?欲望って感情じゃないの?って思いますよね??
実は、欲望は「感情」と「思考」を両方含むんです。
私たちの中で、「感情」と「思考」は、互いに影響を与え合っているんです。
思ったことを、すぐ行動に移すわけではないように。
不安を排除し、欲望を原動力に、やる気を奮い立てる。
それを実現するのが、「思考スキル」

⑦段取りを整える
集中力を持続させるためには、「段取り」が重要だと言います。
これは、日々の仕事や生活などでも同じですね。
内容としては、「自分への暗示を戦略的に行う」こと。
モチベーション維持のために、「やることリスト」を工夫しましょう!
 
⑧生活習慣から意識する
最終的には、上記の内容を「習慣化」することです。
食事、睡眠、運動などの生活習慣から、変えていきましょう。
例えば、早起きも、習慣になれば、苦にならなくなります。
そのためには、どんな習慣が効果的で、どんな習慣を止めるべきか、知ることから始めると良いですよ。




②所感

最近よく考えるんですが、目標を達成したり、やりたいことを実現するために必要なのは、「如何にモチベーションを持続するか」ということに尽きる、と思うんです。

「そんなことは分かってるよ!」って声がたくさん聞こえて来そうですが、それを実際にやることが簡単ではない、ということも、誰もが認識しているでしょう。

でもね、本当にやりたいんなら、やればいいんですよ(^-^) 本当は、とても簡単なんです。
自分が、勝手にブレーキかけてるだけなんです。

僕には今、明確で具体的な目標があります。

それを設定することの重要性は、よく認識していましたが、具体的にどうやったら良いか、なかなか腑に落ちなかった。

でも、幸いなことに、先日良いご縁で関わることが出来た、「人生の師匠たち」から学ぶ機会がありました。

そこには、モチベーション=集中力を保ち続ける仕組みづくりのノウハウがありました。

この本に書いていることを要約すると、そういったことに収束していく、と僕は分析しています。

だから、僕にとっては、とてもタイムリーで理解しやすい内容でした。

実際、モチベーションについても、「高すぎる」状態は良くないと思っていて、所謂興奮状態を続けていても、目標達成出来ないと思います。

その理由も、ここでまとめた通り、「集中ゾーン」の問題だと認識しました。

つまり、「集中ゾーン」を維持することが、自分の望む人生を実現するコツでもあるということが、この本で一番重要な結論だと感じています。

従いまして、
「やりたいこと、成し遂げたいことはあるけど、うまく行かない方」
に、是非とも読んで頂きたいです。

あるいは、「やる気不足気味」の方は、この本を読んで、集中力を高めることによって、人生をもっと楽しく過ごせる方法があることを、知って頂けると良いと思います。

また、とても論理的な構成になっているので、ただ読むだけでなく、「読書メモ」を書いて頂き、頭の中でしっかり整理することをオススメします。

それだけで、きっと人生が好転し始めると思いますよ(^-^)



③こんな方へオススメ

1. やらなければならないと分かっていても、つい先延ばしをしてしまう方
2. どうしたら、モチベーションを高く保ち続けられるか、知りたい方
3. 集中力を高めるための習慣について知りたい方




最強の集中術 新装版
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本日も最後までお読み頂き、誠に有り難うございました!


皆様との良きご縁に深く感謝申し上げます m - - m



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