【コラム】プロマネに必要なたった一つの考え方とは?! | 飯島法久の毎日がプロジェクトマネジメント!

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IT業界のプロジェクトは技術の進歩やビジネス要求の変化に伴い、複雑化・複数同時進行型に変化しています。
そんな背景の中、益々プロジェクトマネジメントの重要性が問われるようになりました。弊社はプロジェクトマネジメントに特化したコンサルティング企業です。





先日、プロマネ志望の方と面談しました。

僕は、彼にこう質問しました。




「失敗プロジェクトって、なぜ、失敗すると思いますか?」





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彼の答えは、

「お客様の要件と認識が合わないからですかねー。」





確かに、そうだね。それも一つ。



そういうことを全部ひっくるめて、

一言で表すと、何が原因か?





それは、

「プロマネはQCDのバランスである」ということを押さえていないから。




Quority(品質)

Cost(コスト)

Delivery tearm(納期)





プロマネがコントロールしなければならないのは、これだけ。







ただし、

品質を上げようとすると、納期やコストは膨れ上がり、納期を短縮しようとすると品質が下がる。



これをトレードオフと言いますが、

このバランスを顧客と握るのが仕事。





失敗プロジェクトは、これをPMが理解していない。


ユーザーは、QCD全てを高い水準で要求するもの。

ただし、限られたお金と納期で、何でもかんでもは実現できない。




まずは、正確に開発コストと前提を見積もることと、

それから足が出る部分について、ユーザーとどう整理するか、調整するのが仕事。




限られた予算の中で、ユーザーのやりたいことを最大化するためには、要件の優先度は何か。



これをまず決めないとさ。




でもさ、

残念ながら、こういうことをちゃんと体系的かつ、実践的な視点で書いてる本が、ほぼ皆無なんだよね。。





僕自身、業界のプロマネ本を10冊以上読んだけど、

「何を」は書いてあっても、「どうやって」は、あまり具体的に書かれていない。






だから、

今回、どうしてもそれを発表したかった。



僕が苦労して、失敗に失敗を重ねながら身につけたノウハウが、再現性のあるものであることは、今常駐している現場で証明出来た。




その根拠は、経済産業省が公開しているIT白書や、IPA( 独立行政法人 情報処理推進機構)が発表している「IT人材白書」のデータで、裏付けが出来ることも確認した。





「プロマネの仕事は、QCDのコントロールである。」




業界のプロマネ全員が、これを即答出来るところまで、浸透させたいなぁ。







本日も最後までお読み頂き、誠に有り難うございました!


皆様との良きご縁に深く感謝申し上げます m - - m



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