耳を塞いでじっと座り込んでいる。
教室の椅子で
座り込んでいるって表現はおかしいって？
おかしくないよ。
だって、椅子にも座っていないんだもん。
本当に壁を背中にして、
私は地べたに座り込んでいる。
運の悪いことに、
この学校は土足なんだ。
スカートのお尻だけ汚れている。
いつもお母さんには、
「あんたまたグラウンドで座ったんやろ。
クリーニングに出すの誰やと思ってんの」
と言われている。
お母さんにはいつも苦笑いで返している。
「ごめんね」
小さな嘘。
重ねれば、真実になる。
人って怖いよね。
いつも、家に帰ると今日友達と話したことを
お母さんに笑顔で話すんだ。
それで、お母さんも笑顔なの。
そんな現実、本当はないんだけどね・・・。
こんにちは、なぎです！
今日はちょっとした
即興小説から初めてみました！
まあ、ただただ
小説が書きたかった。
というわけではなくてですね！
ちょっと上のを例にして、
考えてほしいことがあるのですよ！
今の読んでどう思いました？
可哀そう？
確かに！でも、そういう話じゃないです。
上の小説を読み解ければ、
あなたはもう小説を
書くときに迷いがなくなります！
文章を打つときに
いちいち止まることがなくなります。
執筆作業中に
手が止まることがなければ、
それだけでモチベーションが上がります！
モチベーションが上がれば
あなたは確実に
毎日小説を書き続けることができます！
しかし、
あなたは上のことさえ読み解けなければ
今日から小説を書く自信をなくします。
そして、
あなたはもう自分の文章が嫌になるので、
書いては消して、書いては消して・・・。
繰り返しているうちに
文章を書くことにストレスを感じるようになり、
あれだけ好きだった小説が嫌いになり、
文章が書けなくなってしまいます！
小説家になっていろんな人に
自分の物語を届けられるようになりたい！
自分の物語を形にして、
読者に読んでもらいたい！
そんな夢ははかなくちってしまいます。
それこそ、自称小説家だろう。
小説家なんて夢
あきらめろと馬鹿にされて終わります。
そうならないために、
上の小説を読み解ける力をつけましょう！
まず、
上の小説を
読み解くために大切なこと。
それは・・・。
「読者ではなく、
書き手となって
文章を読むことです！」
イメージわかないですよね。
どういうことか？と言いますと、
読者目線で読んでしまうと、
ただただ読んで、
その物語の感想を考えて終わってしまいます。
あの主人公めっちゃ可哀そう。
母親に笑顔で話しているところ
想像したら泣きそうになる。
これが読者的な感想です。
作者的な感想はどういうことか？と言いますと、
一人称小説だからこそ、
暗い話をコミカルに語れる。
重苦しく語るのではなく、
いじめられていても
前を向こうとしている
主人公の心情を読者に共感させられている。
あえて心情だけ、
誰かに語りかけるような書き方が
主人公の気持ちに
感情移入させられるだけでなく、
読者にたくさんの想像をさせられる。
あえて、
風景や情景描写を入れていないところが
かえって想像力を膨らませられる。
感想の違いわかりましたか？
読者側は読んで
そのまま物語の感想に着目しています。
それに対し、作者的な読み方では
書き手がなぜいまこうしたのか？
なぜこの表現を使ったのか？
この表現を使うことがどうなっているのか？
作者の意図をも読み取ろうとしています！
なぜこれができると、
すらすら小説が書けるようになって、
文章に自信がもてるのか？と言いますと、
意図を理解できれば、
真似することができるからです！
つまり、
意図を知らずに、
この表現いいな！
自分も語り口調でやってみよう！と思っても
参考にした作品で感じたことを
再現することはできません！
そこでやる気をなくしてしまうからです！
まずは
自分がこの人の表現マネしたい！
この作家さんの書き方を学びたい！
と思う人を
一人紙に書き出してください！
小説を書くとき一番いいのは
小説を教科書にすることですよ！
では、今回はこのくらいで♪
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