新型コロナウイルスによる死者はこれまでの累計で2050人となっています。
そのほとんどが60代以上。大部分が70代以上の高齢者であることが分かっています。
下記資料は再掲出ですが、右側の年代別死者数を見ていただければと思います。
ちなみに以前にも出しましたが、単純に死亡者数/陽性者数とすれば日本での年代別の死亡率を出すことができます。
一方、今回取り上げたいのは自殺者数です。
下記が11月10日に公式に厚労省のページにアップされている自殺者速報です。
従来より、緊急事態宣言、コロナ自粛による倒産、失業による影響は秋以降に出てくると言われていました。
その結果、10月の自殺者数は2000名を超え、昨年よりも4割増、600人増となっています。
しかもNHKニュースなどでも一部報道されていましたが、
この増加分の内訳が主に20代、40代の自殺者です。
20代、40代については昨年と比べて倍増しています。
その原因として、コロナ自粛による失業など、経済的要因が大きく影響していることは間違いないでしょう。
飲食店の倒産は過去最多、コロナ解雇は7万人を既に超えています。
20代、40代は新型コロナの死亡率は非常に低いです。
上に揚げたデータから20代は0.01%以下。40代は0.15%くらいになります。
滅多にコロナで死ぬことはない世代の人達が、マスコミや世論の影響を受けた自粛政策によって、
自殺に追い込まれる人が増えていると言っても、過言ではないように思います。
GoToで220人がコロナに感染、ということで、GoToで失われた命があると叫ぶ方もいるようですが、
本来コロナで死ぬはずのない就労世代の方々が自粛によって殺されているという現実があります。
彼らはこのことをまず口にしません。GoToなど経済政策を推進する政府を批判する上で、不都合な事実なのでしょう。
社会にとって最も損失が大きいのは若い就労世代の自殺です。
比較するべきでないことは重々承知ですが、きれいごとを排除して言えば、
コロナで高齢の方が亡くなることは悲劇ですが、それよりも更に大きな悲劇がコロナ失業を理由にした若者の自殺なのです。
10月は昨年よりも600人も自殺者が増えました。その大多数は就労世代です。
一方、新型コロナで10月に亡くなった方は196名で、その大多数は高齢者です。
単純な数においても、自殺者の昨年からの増加人数はコロナによる死亡者の3倍に上るのです。
コロナで失われた命もある、と声高に叫ぶ方々には同時に、
自粛で失われた命もある、とも叫ぶべきでしょう。
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