朝、
リビングルームに行くと
夫が
「ちょっとちょっと 見て・・・」
と小声で手招きしています。
「え、、、なあに??」
「バルコニーの椅子の右側に」
「椅子の右側?」
「レモンの木があるでしょ」
「レモンの木?うん」
「椅子とレモンの木の間、
アイアンの手すりの こちら側に
レモンの葉っぱが見えるじゃない」
「うんうん」
「その葉っぱの奥、手すりの向こうを見て」
「え?何??手すりの向こうってキンモクセイの枝?」
「そうそう、キンモクセイの枝の上に
鳩がいるんだよ、羽を休めているのかなぁ?」
「鳩?
え~~見えない・・・
ちょっと待って、コンタクト入れてくる・・・」
コンタクトレンズを入れ
リビングルームに戻ったワタシは
アイアン手すりの向こう側を
じーっと見ました
「あっ
いるわ・・・しかも2羽じゃない❓」
「うん、どうやら つがいなんだよ」
そう、
夫の言うように
そこには つがいのキジバト がいました
あわててカメラを取ってきて
写真を撮りはじめました。
バルコニーの椅子の横で腰を落とし
カメラを構えると
キジバトまでの距離は1メートルもありません。
ただ、
キジバトの色が
黒いアイアン手すりと木の枝の保護色のような色で
なかなかピントが合わない
何度も何度もシャッターを切っているうちに
1羽は
スス~とどこかへ行ってしまいました。
1羽は行ってしまいましたが
残ったもう1羽のほうは
じっと動こうとしません。
わたしが
じわじわ近づいて
シャッターを切っても
動揺する様子もなく
全く立ち去る気配がありません。。。
その後も気になって
ときどき見に行くのですが
必ずそこにいるのです。
ウトウト眠っていたり
体の向きが変わっていることはあっても
絶対にその場を離れない。
むむむむ・・
これは もしかして、、、
と、よくよく見ると
キジバトの下には
木の枝で作られた巣らしきものがあります。
卵は見えません。
が
これは卵を温めているに違いありません。
そうなのね・・・
お気楽に飛んで行ける状況ではないのね・・
卵が孵化するまで
じっと動かず
卵を温め続けなければならないんだ。。。
しか~し、
卵がかえるまで
毎日毎日ずっと動かずにいる
そんなことが本当にできるの
次の日、
そっと窓を開け
またバルコニーに見に行ってみました。
おやっ❓
今日↑
昨日↓
昨日のキジバトとは
違う。。。
色も若干違うし、
くちばしの曲がり具合が微妙に違う。。。
そうか
最初に見た あの2羽が
交代で卵を温めているのか
・・・と思って調べたところ・・・
キジバトは
卵をオスとメスが交代で温める
ということが判明しました。
もしかすると・・・
はじめて見た時
2羽だったのは
選手交代している場面だったのかも。。。
そうそう、
キジバトの卵は約2週間で孵化するそうです。
えーーー、こんなところに~
びっくりです