青森県の秘境駅「千曳」 | オカハセのブログ

オカハセのブログ

ブログの説明を入力します。

25年くらい前になるかな?
サイクル野郎(自転車で全国放浪)してた頃の話。
富山県から日本海沿いを自転車で北上して青森県に入り、津軽半島をきっちり回りダサイオタク(仮名)の生家「斜陽館」を半日くらい見学(中学時代太宰にハマっていた時期があった)して、青森市につき何回目かの「ねぶた祭り」を見た。
最初に見た頃よりもずっと予定調和なものになっていたのはこの頃既に相当な観光客を呼べる祭りになっていたので、関係者でない僕には偉そうな事は言えません。

この頃から各土地のジャズ屋に行って地元のジャズメン達とサックスでセッションするようになります。

三沢の近くの上北町というところで地元のロックギターのカリスマ(本当に素晴らしいロックギター弾きです)がやってるロック系のライブハウスで肌の合うジャズメンに知り合いセッションを重ねる。週末はセッションして平日は練習するため千曳駅という無人駅に泊まり込む(⁉︎)

{08699E9C-961F-43B6-A5C9-2939B901D55A}

千曳駅は民家の近くには地形上と線路の路線の都合の理由で駅が作れないらしく、駅の周りには家がないし1日に数えるほどしか乗降客がいないので、住み込み状態で練習した。当然お店もないので、日曜日は八戸でサックス路上ライブして一週間分の食料を買った。
風呂も無いので、ウェットティッシュをフル活用した。
人にはほとんど合わないので練習に集中できた。
後から聞いて知った事だが「サックスを吹いて駅に居ついているのがいる」と汽車の乗務員が、僕に注意を呼びかけようかどうしようか躊躇していた時、乗務員と友人だったベース弾きの方が「アイツは変わってるけど、怪しい奴じゃ無いから黙認してやってくれ」と言ってくれたらしいのです。
なんせ1ヶ月くらい住んでたので…
厳密には不法浸入にあたるらしいです(笑)。

この千曳駅は鉄道ファンの間では、知る人ぞ知る秘境駅です。












オカハセ