年末も末の時期に病院話ばかりですみませんねぇ〜。
「役者なんでしょ?お芝居のことでも一つか二つくらい振り返ったらどうなのよ!」というお声が出てもおかしくないのですが、振り返る時に振り返っているので、ご縁には感謝をした上で病院話を貫きます。
遡ること、今年の1月。
おへその下にデキモノがあるのを発見した。
気にはなったものの、痛みはなかったので放置すること半年。
気が付けば、デキモノは倍以上の大きさに腫れ上がり、何かが触れる度に痛みに顔を歪める程になった。
放置し過ぎた。
(もうここまで育ってしまっては逃れることはできまい…!)
と、腹をくくり病院の診察を受けに行くことに。
個人的には、「薬で治るだろう」くらいなラフな感覚で受診したのだが、
「これは粉瘤ですね。切りましょう。切開手術です。」
と、有無を言わさない審判がサクッと下された。
嫌だ!!
手術は嫌だ!!
急性虫垂炎の時に手術を断ったのは、怖かったのと手術痕が残ることを気にしてだったのに!!
え、今ここで手術を受けるのなら、じゃぁ、僕はあの時何のために5日間の禁飲食という苦行を選んだのですか!?
「ベッドに寝てください。」
あぁ、もう逃げられないのか…!
今この診療室に、「手をかざすだけで病気を治せます」というお坊さんが入ってきて勧誘を始めたら、その人にすがろうか少し迷ってしまうくらいに手術は嫌だ…!
もちろん、すがりませんが。
狼狽えながらベッドに寝そべる。
消毒液が塗られる。(うぅ〜、うぅ〜)
麻酔を注射される(うひゃぁ〜、うひゃぁ〜)
局所麻酔での手術が、始まった。
(うひゃ……あれ?全然平気だ…)
手術をしている音だけは聞こえてくるから、怖いことは怖いけど、それ以外の苦痛は無い。
そりゃそうか。
激痛に耐えながら手術をするわけないんだし、何を怖がってたんだろう。
アハハハハハハ。
アハハハハハハ…ハ…ハ…ハ………????
あれ…なんか…痛くなってきた気が…あ…いや、これは痛いぞ…あ…いや、イダダダダ!!
あろうことか麻酔が切れた。
そこは地獄の一丁目だった。
痛いのだけど、何故か痛みをこらえようとしてしまう。
「んふぅ…。んっふぅーん…。」
全くセクシーじゃない吐息が漏れる。
「んっふぅーん…。んっっっふぅーん…。」
もう限界だ。
「先生、ちょっと、痛い、かもしれません」
実際は、ちょっとどころじゃない。
極激痛だ。
そこに先生の追い麻酔が追加されると…。
そこは地獄の五丁目だった。
痛さで全身麻酔ばりに朦朧とする意識の中で手術は終わったのだが、診療室を出た途端にまた麻酔が切れてしまってからの地獄の八丁目の話は長くなるので、またいつの日か。
【局所麻酔が切れるというのは、かなりの恐怖です】という、局所麻酔での手術をしたことのない方にとってはトラウマになるだけでしかないようなのが気掛かりな今日の記事。
手術痕ですか??
今もハッキリクッキリ残ってしまっています(泣)