バングラデシュに行く後輩の話 | 大沼優記の"ぬまぶくろぐ"

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一昨日、後輩と話をする機会があった。

暇があると一人で東南アジアを旅する彼は好奇心旺盛な人間であり、国内を出たことのない僕からすると話を聞いているだけでもとても面白い。

「来月バングラデシュに旅行してくるんです。」

来月はまだ行ったことのない国を旅するというのだ。

何をしに行くのかは概ねノープランだが、ただ一つだけやりたいことがあるそうで。

それは何かと尋ねてみると。

「電車の屋根の上に乗りたいんです。」

はい?え??

「電車の屋根の上に乗りたいんです。」

聞き返したものの、返事はさっきと同じだ。

電車の屋根の上に乗るって…。

そんなことをやる人は、僕にはシルヴェスター・スタローンしか思い浮かばない。

いやいや。

スタローンだってプライベートではそんなことをしないだろう。

一体全体どういうことなのかしら??

よくよく話を聞いてみると、実際はスタローン的なことではなく、これだそうだ。

これをする為にバングラデシュに行きたいということなのだ。

確かに日本では経験できないことではあるけれど、何という行動力。

彼は言う。

「同じことの繰り返しの毎日で時間が過ぎるのはもったいないじゃないですか。」

全くもってその通りだ。

だけど。

実際に行動に移すというのは勇気のいることだったりもするわけで。

日々、何かの変化を。

それが、彩り豊かな人生への第一歩なのかもしれない。

未だ見ぬ地に思いを馳せて語る彼の顔は、とても楽しそうだった。