視覚支援の取り入れを始める(懇談) | ありがとう♪発達障害(知的障害)の花とGIDパパの記録

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キッカケは妻の一言。「ブログしてみたら?」

発達障害をもつ娘、花ちゃん(小2)とGIDパパの記録です‼娘の成長や日常、学校や支援級とのやり取りなど
記録として更新していきます!

遡って書いているのでテーマ別に読んで頂けると
娘の事が分かりやすいかと思います!

こんばんはニコニコ


先日の長い記事を読んで下さった方々、
本当にありがとうございました。


支援級担任と通常級担任を交えての懇談ですが、これまでに無い濃いものとなり、

通常級の先生とも
いっぱい話すことができました。


いつもは様子を聞くと「頑張ってますよ」
としか返ってこなかった返事ですが、

今回は日々の様子や頑張りに加え、

どんな時に花の気持ちがよめないか、
どんなことが苦手か、
先生がこれまで分からなかった花の行動、
これはどうすればよいか…など、

本当にたくさん話してくださいました。

私達と先生との壁。
先生同士の壁。

噛み合わなかった理由はいろいろとあったと思います。


人それぞれ考えてることも違えば、感じ方も違う。

人と人との関わりは、どこでどうなるのかなんて分からないものですね。

私達と先生は
噛み合わなかっただけだった…

互いにストレートに話をすることができ、私達は先生の良さにも気付き、

毎度ながら、反省もしました。

これからは良い関係を作っていけるように、私も努力していこうと思います。

そして、

私達との歯車のズレだけではなく、先生同士の考えのズレが、言えない状況になっていたのかな、とも思います。

先生から初めてたくさんの話を聞き、

通常級担任は花の苦手さにも気付き、良く見てくれている。と感じました。

支援級の先生はいつも花の側にいる。
通常級の先生は全体の中にいる花を見る。

通常級担任が知る花と、支援級担任が知る花は全然違う。

花の特性は、やはり通常級で濃く出ていました。

こんなところがあるんですが…

と、話す通常級担任。

しかし、ん?と顔をする支援級担任。

お互いに知らない花が想像つかないのかもしれません。

見ているところ、進めていく支援。
これらを統一させるためにも、先生との情報交換や意見交換を大切にしないといけないと改めて思った私です。

学校での花の様子…

支援級での花は落ち着いていることが多く、少人数のため指示も通りやすい。

通常級での花は落ち着きがなく、何をしたらいいのか分からない。

こんなことが学校でも、ちょくちょくある様子。

良いことも、そうでないことも教えて頂き、安心しました。

頑張ってます!できます!と、聞くと素直に嬉しいポッ

頑張りを聞くのは嬉しいけれど、保育園の時に経験した、大丈夫じゃなかったんだ…

と後から知るのだけは避けたい私達です。

2年生になった花は、自分の苦手さを感じるようになっています。

それを大人が知らず、サポートがない学校生活は辛いこともきっとでてくる。

通常級担任から聞く娘の様子は、貴重な情報であり、有り難い意見です。

見守っていくことと、サポートが必要なこと。

この判断は非常に難しいですが、
先生方からの意見を聞きながら、

花の学校での様子を見て、これからも判断していこうと思います。


今後について

いくつか話した中の1つで、私達も先生方もサポートが必要と感じたことがありました。

それは、

私が電話で通常級の先生と話をした日とその前日。

花が友達を怒らしてしまったと聞いたことです。

先生から聞いた話によると…

前日、
トイレ掃除をサボリ居なくなった花。

次の日も何処かに行こうとしたので、友達が止めた。

そこで友達とケンカになり、友達が2日間掃除をサボっていると先生に報告。

前日のことも先生が知り、2日間のことを花に話を聞いたそうです。

花の理由は…

手が冷たい…手が汚れるから…

他に何かある気がするけれど、
通常級担任、支援級担任とどちらにも
これしか言わず、理由が見えてこない…

花にはサボってはいけないよ!
と注意をし、友達にも謝りました

とのことでした。

確かに花は手が汚れるのを嫌いますが、
これまではマイペースながら、友達にも助けてもらい取り組めていたとのことだったので、

他にも理由があるかと思うので、家でも聞いておきます。

と返事をし、その日の夜に花と話をしました。

花は自分で順序だてて話すのが苦手なので、花から話をさせるというよりは、

振り返れる場面までこちらが話を巻き戻してやり、

1つ1つ状況を繋げていくことで、
その時の花の行動や、考えていたことが見えてきます。


*話を聞き、見えてきた状況

手が冷たかったのは事実。しかし、それだけでは持ち場を離れるとは考え難い。

掃除場所から離れた理由は、他にもう1つありました。

1日目

トイレ掃除開始
掃く、水まき、床磨き、便器掃除、
水まき
靴下が濡れたことが気になり過ぎ、
先生を探しに持ち場を離れる

友達に声をかけずに離れたため、
友達はサボっているとなる

友達が感じたことは、決しておかしなことじゃない。

花にはどんな理由があっても、友達は嫌な気持ちになってしまいます。

花の理由ですが、
花は靴下が濡れるのを嫌います。

少し濡れただけでも気になり過ぎる日もあれば、

直ぐに乾く夏場はそこまで気にならない…
本人も切り替えができる…

しかし、

ここ数日は冷え込んだのもあり、冷たくて寒くて気になった…と思われます。

そして、

着替えを一式学校に置いていますが、

先生に言ってから着替えをする
と、決めているので先生を探す。

掃除が終わったら履き替えよう!

という判断がつかず、

今直ぐに履き替えることで頭がいっぱいになり、急に居なくなった…

このような状況だったようです。


2日目

掃く
水まき
便器磨き
この時に手洗い場担当の友達が
手伝いにきてくれたようです。

いつもの順序が崩れたことで、何をすれば良いのか分からなくなり、
ボーッと見ていた。
友達に注意され、指示を出してくれ再開
トイレに行きたくなった花は、
友達に告げずに違うトイレに行こうとする

また、何処に行くの!」
と、友達に止められるが、

「トイレ」と言っても通してくれず、
行こうとする花に友達が怒る。

うまく説明できず、花も怒る。

このような状況だったと分かりました。

花に詳しく聞いてみると…

いつも自分が使っているトイレに向かっていたようです。

同じ場所への安心と、目からの情報

誰から指示されたわけでもありませんが、
好むトイレ、いつも使うトイレは本人の中では決まっています。

他のトイレは絶対にダメ!って程ではないので、自分がいるトイレで済ませれば良いのですが、

花の中では行動パターンがなかったこと。

掃除中やから、濡れてるから…
と、他に行こうとなったことと、

掃除中は、他のトイレも掃除中

この繋がりはなく、今自分の目で見ていないことは分からず、想像がつかなかったと思われます。

友達からすると…

「トイレやったら、ここでしたらいいやん」
「ここにトイレあるのに何処行くん‼」

行っといで。となるはずもなく、怒る気持ちにもなります。


友達との小さなトラブルでも本人の中では様々な理由があると感じます。

繋ぎ合わせ見えてきたもの…

本人は全く悪気はなく、サボリという行動に結果なってしまった。

サボった→分からなかった

これが正しい表現だと思います。

そして、
花が先生に話せない理由は…

多くの言葉を知っていて、意味も分かっている。自分が掃除をしなかったことも分かっているため、

「サボったらアカン」と言われると話せなくなる。怒られている気になることと、

「話させよう」とすればする程、固まってしまう。言葉が出てこない…

これもあると感じます。

今後の対応

トイレ掃除では風呂掃除用スリッパを履いていますが、

体感、距離感、感覚の発達の遅れから、
どちらに向ければ水が自分にかかるのか…
掴みにくいところがあります。

濡れない様に掃除をしよう‼
は、今後も難しいであろうこと。

濡れるのが嫌なら別の場所を掃除しよう‼

と対応するよりは、

濡れた時の行動を決め、教える

行動をハッキリさせてあげることで不安な気持ちを楽にする。

掃除する順番のポスターを貼る。

新しいことが起こった時は、
その都度行動を教え、パターンを増やしていく。

このような話し合いをさせて頂きました。

パターンを作ってあげることで見通しを立てることができ、場面場面で行動しやすくなる。

本人はトイレ掃除が嫌いな訳ではなく、
掃除場所の固定も嫌がっているのもあり、

本人の希望を第一に、家庭でもサポートしていきたい。

と、思っていること。

「困った」「分からない」「言えない」を、
少しでも減らしてやりたいこと。

そのための支援ツールを持たせてみたいと思っていることも話しました。


先生からは…

これまでも掃除だけではなく、花の行動が分からない場面が通常級ではあったこと。

花が話さないので分からず、話す子の一方的な意見を聞き、注意をしたこともあった。

もっと早くにお家の方に話すべきでした…
理由があったことを知れたことに安心した。話が繋がった。知れてよかった

と、言ってくださいました。

そして、

これからは聞けるようにしたい。聞き方を変えてみること。

聞けない時には家に連絡を入れ、聞いてもらうようにする

と、言ってくださいました。
本当に有り難い言葉でした。


今後の取り組み

視覚支援を使う方向でやりましょう!
と、先生方言ってくださいました。

これに関しては私達の力だけでは足らず、

学校側の意見を聞くのも大切であり、
理解と協力なしでは意味を成さないため、

様子を見て頂く必要もあり、私達も先生の意見を取り入れながら相談していきたいと思っています。

*視覚支援について

私達や先生方が思う、今花が必要としているサポートは…

何か起こった時の混乱を減らすこと
判断できず、本人がしんどいこと
言葉にならない、説明できないこと
それにより周囲から誤解を受けること

友達や先生との関わりの中でのサポートだと感じています。

「困っていると周囲に分かってもらえない」
「気持ちを言葉に出せない」

精神面で花が一番しんどいことです。

友達関係、人との関わりをサポートしてやることが学校生活には必要だと感じています。

そこで先生と相談し、

自宅で作ってみた支援カードを、
試しに持たせてみることとなりました。



ハンカチポーチに困ったカードを付け、
自分で管理し、無くさないためにチェーンをつけました。

気持ちをうまく言えない時、
困った場面で言葉が出ない時、
何をしたらいいのか分からない時など、

困ったけど言えない時にはポーチから出し、近くにいる先生に見せることで気付いてもらう。

聞いてもらう、教えてもらうためのカードです。

困ったけど言えなかった…
誤解を受けた…ケンカになった…

そんな場面を減らし、花の精神的な部分のサポートと、友達が嫌な思いをしないように。この2つが目的です。

このカードを出しても話さない時も、何を困っているのか分からない時もあるとは思いますが、

「何かあるんだなぁ…」と、気付いてもらうことはできる!

「何に困っているんだろう…」と、探ってもらうことはできる!

時には、説明するキッカケを自分でつくることだってできるかもしれない!

とも思っています。

全てに視覚支援を使うのではなく、自立心も大切に!

どうしても苦手である場面場面のポイントを押さえた視覚支援を取り入れながら、

学校生活が楽しいものになるよう、サポートしていきます。



最後まで読んで頂き
ありがとうございましたニコニコ

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