今、主流のポッドシステム | 井上正幸のブログ

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NZやオーストラリア、国内でもパナソニックやキヤノンが使ってるであろう攻撃チャンネルが4つのポッドシステム(テトラポッド)。
攻撃チャンネルが4つということのメリットは、パスの選択肢が3つあるということ。デメリットはブレイクダウンに入る人数が少ない(テトラポッドは3人でトライポッドでは4人)のでリサイクルにプレッシャーがかかること。
真ん中2つのポッドはフォワードのみで、両サイドのポッドはバックスと3列なので、プレッシャーのかかる真ん中はパワープレイでゲインを計り、数的優位は外側でスピードある攻撃で防御を崩す。
また、タッチライン際からの攻撃にはフラットパスの9シェイプでゲインを狙えるので防御は展開に備えてスライドしようとしてプレッシャーをかけなければ9シェイプでゲインされる。
9シェイプにプレッシャーかければ、そこをブロッカーにして展開すればスライドできないので外側で防御を崩すことも可能である。

また逆目ラッシュという選択肢があるため、タッチライン際への順目攻撃に対して防御側が過剰に誘導されて逆目のピラーやポストが間に合わなかった場合に逆目ラッシュで攻撃することもできる。