目と身体、心で会話する | 子どもの心理を観察してきた看護師が伝える、発達障害グレーゾーン親子でしあわせになる子育て

子どもの心理を観察してきた看護師が伝える、発達障害グレーゾーン親子でしあわせになる子育て

発達が気になる子、手がかかる子の子育てにお困りのお母さんへ


お薬による対症療法に頼らず根本的なメソッドで、どうすればいいの?を解決できるコツを発信しています。
子どもの発達と自信を促し子育てをたのしむためにおうちでできることをお伝えしています。

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目と身体、心で訴える子どもたちとの出会い



私は看護師時代、

重度の身体障害を持つ子どもさんを
家庭で育てておられるご家族への
訪問看護に従事したことがありました


人工呼吸器は必須で
24時間365日機械に囲まれたお子様の
身体看護と
ご家族のレスパイトへのサポートをする
お仕事です



初めてこのお仕事に就き
ご家庭を訪問させていただいた時


これまでの病院勤務時代とは全く違う
医療的ケアと看護に
困惑したことがつい先日のように
思い出されます


先輩看護師さんの同行訪問を
数回させていただき
初めて1人で訪問させていただいた私は



この呼吸器とともに過ごすお子様に
一方通行の会話をしながら
看護ケアをさせていただいていました



ひと家庭に
1日2回の訪問をさせていただいて数日経ったある日



会話が一方通行だと思っていた自分を
恥じました




なぜなら


私の発する言葉や、手や足、身体に触れた時の
子どもさんの目の動き、身体の反応、表情の変化に
目を向けることなく

勝手に一方通行だと捉えていた自分がいたからです



彼らは
言葉は発しなくとも


目や身体全部、表情で
私に話しかけてくれていました



そう気づいてからは


彼らの訴えてくれるものが
手に取るように分かるように感じました



そしてまた、

嫌だと感じているんだな
嬉しいんだな
などの反応してくれる
心の動きを意識しながら
会話をするようになりました



と同時に



看護ケアをする
私自身の感情や心の状態を
いつもしっかりと見てくれていました



私がどんな気持ちで
彼らと向き合っているのか
ずっと見てくれていました




そう感じながら看護させていただいて

ご家族がどんな想いで子育てされているのかなど


訪問中にたくさんお聞きすることもありました






あの頃に出会わせていただいた子どもさんやご家族との時間は

私にとっての
看護観
子育て観に大きな影響を与えてくださいました



そう、
目の前の子どもの発する言葉や行動の
奥にある意図を読み取ることの大切さを

いつも思い出させてくれる
経験です