親子関係の再構築は「許し」が最初だった | 両親の離婚を経験した子供達へ

両親の離婚を経験した子供達へ

僕は5年前に20年ぶりに父さんと会って話をしました。自分と向き合い、家族と向き合う大切さを書いています。

●親子関係の再構築は「許し」が最初だった

 

どうもです。満野和敏です。

 

両親が離婚してから関係性は破綻していきました。

 

一緒に暮らしている母親との関係は崩れていき、離れて暮らしている父親との関係も同じように崩れていきました。

 

何故崩れていったのかと言うと

 

「父さんと母さんは僕の気持ちを無視して二人で決めて離婚をした。なぜだろう?そうだ。僕の気持ちなんか関係ないからだ。僕の気持ちは関係ないのは僕の事を嫌いだからだ。」

 

そうやって、思ったからでした。

 

逆に言えば、そう思わないと両親の離婚の意味がわからないし、これ以上傷つきたくなかったから。

 

でも、こう思った事により、父さんと母さんの事をどんどん嫌いになっていきました。父さんと母さんに対して心を閉ざしていきました。

 

そして、父さんと母さんを嫌いになっていくほどに、自分の事も嫌いになっていきました。

 

そこから年月が過ぎていき、自分を嫌いになった理由なども忘れて、自分の事を嫌いな事を何とかしたい。

 

自分を少しでも好きになりたい。

 

そうやって思った時に、色々な心理学を学んでいくにあたって、このような言葉を聞きました。

 

「父さんと母さんに感謝して許そう」

 

この言葉を聞いた時は衝撃でした。

 

何故、僕が許さないといけないの?

 

何故、父さんと母さんに傷つけられた僕からありがとうと許すよと言わないといけないの?

 

これはとてつもない葛藤でこの事を考えるだけでも苦しくなるほどでした。

 

でも、ここで必要なのは感謝や許しを行うのは父さんと母さんの為じゃない。

 

自分の事を好きになる為だ。

 

そうやって、取り組んでいきました。

 

でも、取り組むほどに過去の怒りや悲しみなどが出てきて本当につらかったです。

 

こんなことをやって意味があるの?

 

そんな風に思いながらも、自分の事が嫌いな気持ちが少しでも軽くなる為にとの思いで行っていきました。

 

すると、ある日突然このような気持ちを思い出したんですね。

 

「大好きな父さんと母さんに自分の気持ちを大事にされなかった事が悲しくて辛くて、大好きな二人に大事にされなかった自分なんて大嫌い」

 

と思ってた事に。

 

「大好きな二人に大事に思われない自分なんて大嫌い。」

 

ここに気づいた時に、自分を大嫌いになるくらいに両親の事が大好きだったんだと言う事に気づきました。

 

そして、ここから父さんと母さんと親子関係の再構築をしないといけない。

 

そういう風に思って、父さんと母さんと親子関係の再構築が始まりました。