「発酵文化人類学」出版記念イベントに参加しました! | 発酵料理家・真野遥の研究日記

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最近最もアツい発酵学者、小倉ヒラクさんの新著「発酵文化人類学」の出版記念イベントに参加してきました!

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まだ半分ほどしか読めていませんが、私の人生においてバイブルになりそうな一冊。

著書のタイトルにもなっている「発酵文化人類学」とは、発酵を通して、人類の暮らしにまつわる文化や技術の謎を紐解く学問だそうです。

なるほど、大抵の物事は発酵で語れるって本当だ

現代アーティストの遠藤一郎さんとのトークショーはディープ過ぎてここには詳しくは書けませんが、河童になって村八分になり生ける妖怪になってしまった一郎さんのお話や、ヤマタノオロチなど発酵の起源のお話、アートと微生物の関係性、更に飛躍して電子のお話など、内容が濃すぎてA4ノート5ページに渡って真っ黒にメモを取ってしまったほど。

「最近は発酵を極めてます〜」とか言ってた自分の薄っぺらさが恥ずかしい…。私の発酵人生はまだ始まったばかり。人生を、日本を、世界を発酵させるために人一倍努力せねば!!改めて、精進します!!
私の常在菌たち、一緒に頑張ろう!!

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最近ずっと注目していて、ようやくお会いできたヒラクさん!

なんと!まさかの同じ高校の卒業生で、元農大研究生。私とは掛け離れた冴え冴えの頭脳の持ち主ですが、同じような流れを辿っているのは不思議なことです。私が日本酒に魅了され、発酵に導かれていったのは必然の流れなのかもしれません。

かなり読む価値アリ!小倉ヒラクさんHP

ヒラクさんの「発酵は科学であり、哲学でもある」という言葉がすごく印象的でした。

大学卒業後はバックパッカーとして世界を旅し、その後ゲストハウス運営→デザイナーなどを経て発酵デザイナーという独自の職業に至り、山梨のラボにこもって研究に専念するヒラクさんの経歴は一見かなりぶっ飛んでいるように見えますが、それらは全て繋がっていて、というか基本的にめちゃくちゃ博識で頭が良いので(読書量とボキャブラリーが半端ない!!)、何をやってもいくらでも応用が効くというかなり最強の人でした。

私の師匠や友人と繋がりがあったり、高校の先輩だったりと、「なんか他人に思えない〜」とか思っていた自分がまたしても恥ずかしい…。

いつもそうなのですが、こういう素晴らしい人に出会うと、自分自身を見つめ直す良い機会になります。
フリーランスになって1年弱。
ご縁とチャンスに恵まれて、これまで色々なお仕事を経験させて頂きました。自分としても、1年足らずでどうにか自分の仕事で食べて(飲んで笑)いけるようになるとは思っていなかったため、少し驚いています。

しかし、まだまだ勉強不足で、自信の無い部分は山ほど。私は日本酒や発酵を得意分野にすることで差別化が図れているのだと思いますが、やっぱり料理が本業と言うからには、今一度料理のこともしっかり学び直したい。胸を張って、「料理を仕事にしています!」と大声で言えるようにしたい。(現在は小声です笑)

この1年がむしゃらに突っ走ってきましたが(アウトプット過多)、これからだいたい半年間くらいは、インプットに力を入れていきたいです。

余裕があれば、農大生活のことも書きたいなと思います