【農大日記③】水キムチの乳酸菌 | 発酵料理家・真野遥の研究日記

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最近凝っている、水キムチ。

水キムチとは、粉唐辛子を使用しない、辛くなく汁気が多いキムチ。韓国でも普通のキムチと同様、伝統的に作られており、特にこの汁を冷麺に使うと美味しいそうです。

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1〜2年前に流行りましたよね。
特筆すべきはその乳酸菌!!

なんと、水キムチには糠漬けの19倍もの乳酸菌がいるそうなのです!!
植物性の乳酸菌は日本人の身体に合っているそうなので、嬉しいですね。

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こちらは1日熟成させたもの。
ぷくぷく発酵しています。

作り方はザックリ言うと、野菜を塩もみして30分放置し、水分を拭って水、塩、上新粉、砂糖などと混ぜて数時間〜数日発酵させます。

米のとぎ汁で作る方法もメジャーですね。(「丸ごと小泉武夫食マガジン」より)

では、果たして本当に乳酸菌は沢山いるのか!?
早速大学へ行き、顕微鏡を覗いてみました。

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めちゃくちゃいる!!


この細長い形をした小さいものが、全て乳酸菌です。乳酸菌は、細菌の中でも「桿菌」といって、長細い形をしています。

今日は先生に、乳酸菌の数を数える方法を簡単に教わったので、一ヶ月ほどかけて水キムチの乳酸菌が増えていく経過観測をしてみようと思います。何種類かの方法で作った水キムチの、乳酸菌の増殖スピードを比較するのです。
(どう作り分けるかは、内緒です

どうやら、泊まりこむ必要が有るらしい…。
がんばります…!!笑