「童子」四月号掲載 | 葉音ののんびりブログ

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如月真菜選 花童子

 

自薦欄 兼題「寒梅」
 
ひとりごと
 先日参加した某句会での学びを、覚書として記録しておきます。
●時事を俳句に詠むのが難しいのは、時事が言葉に優っているからである。時事を超える言葉を探すことは非常に難しい。しかし、難しいからと言って時事を詠もうとしないのは、俳人とは言えない。
時事を詠むことは、今を生きる俳人の永遠の課題である。

ムゾルグスキー冬の霞の中よりぞ
/佐藤明彦
童子4月号掲載

モデスト・ムゾルグスキーは、ロシアの作曲家です。代表作に「組曲 展覧会の絵」があります。クラシック音楽に疎い私は、フィナーレの「キエフの大門」を聞いて「どっかで聞いた曲だなあはてなマークはてなマークはてなマークと思っていたのですが、「ナニコレ珍八景」のあの曲でした煽り
しかしオーケストによる演奏は、フランスの作曲家ラヴェルによって編曲されたものであり、原曲はピアノのための組曲だそうです。
「キエフの大門」の歴史については、ネット検索すれば出てきますので、ご覧になってみてください。現在、キエフの大門はどうなっているのでしょうね。そんなことにも思いを馳せると、「冬の霞の中よりぞ」という措辞が、一層切なく感じられます。

ピアノ組曲「展覧会の絵」から「キエフの大門」