『羽生結弦』を燃え上がらせるもの | ショピンの魚に恋して ☆羽生結弦選手に感謝を込めて☆

ショピンの魚に恋して ☆羽生結弦選手に感謝を込めて☆

清冽な雪解けの水のようにほとばしる命の煌めき・・・
至高のアスリートにしてアーティスト、
羽生結弦選手を応援しています。

マトさんがプル様のコメントを翻訳してくださいました。リンクしますね。「NHK杯ショートを終えて」

http://ameblo.jp/ru-skate-memo/entry-12100425675.html

長くて短い一日が終わりました。皆さん、手に汗握ってお疲れの事でしょう。私も昨夜からあまり寝ていません。

皆さんに大人気のSportymagsさんも、SPの世界記録を塗り替えた彼の世紀の瞬間を、無事、リアルタイムで体験できました。

練習 

実はカナダではNHK杯のショートプログラムのテレビ放送がないのだそうです。

彼女も最初は諦めていたようですが、モモ博士にライヴ・ストリーミングが見られるサイトを教えていただき、何とか間に合いました。
モモさんには本当に感謝しても、し足りないほどです。

私のスケート・カナダ観戦記「勝ち続けること、進化し続けること・・・」

http://ameblo.jp/poissonbleu/entry-12091936940.html

は、たくさんの方々に読んでいただけたようで、私も嬉しかったです。

「負け試合をレスブリッジまでわざわざ観に行って後悔する」、という赤裸々な告白をした後、

最終日、エキシビションの公開練習の時に、空いたリンクの半分を使って、イーグル・サンド(これはもはや、「ユヅル・ストリーム」と呼ばせていただきましょう。<勝手に命名>)の4回転を何度も試みていた結弦くんの姿に震えるほど感動を覚え、


「勝ち続けるのではなく、たとえ失敗しても進化し続ける結弦くんを応援したい」と思い直した、というものでした。

試合前 

SPの構成変更が発表になり、そして冒頭の3Aが4Sになったと知った時、いったいどんなジャンプの入り方、出方をするのだろう・・・。

Sportymags
さんも私も同じことに思い当たりました。「もしかして・・・私たちはスケート・カナダのEXの公開練習で、ものすごいものを目撃していたのかもしれない」と。

結弦くんがあまりにも楽しそうにユヅル・ストリームで4回転ジャンプを着氷するのを見て、Sportymagsさんは、彼は氷の上でじっとしていられないみたいで「playful(ふざけて遊んでいる)」みたいだと言っていました。

いーぐる 

でも実は、リンク・サイドで私たちが目にしていたものは、滅多に見ることのできない絶対王者の進化の過程だったのです。

今日の試合、私も本当にその場に居合わせたかったです。でも、チケットばかりはご縁ですから・・・。

こうしてチケットを入手することが困難な時代、行ける試合も、行けない試合も、何らかの意味を自分の人生に持っているものだと思っています。

それに、彼はこれからも自身の記録を塗り替えていくでしょうし、私も希望を捨てずにその時を待ちたいと思います。

バラード 

今日の歴史的瞬間に立ち会えても、スケート・カナダに行けていなかったら、絶対王者の進化の過程を文章に残すこともなかったでしょう。

スケート・カナダで一番心を動かされたのは、実は演技ではなくて、あのエキシビションの公開練習中に彼がやっていたことなのです。

『羽生結弦』の神髄は勝利した時ではなく、むしろ「這い上がる過程」にあると思っています。それは普段はベールに包まれ、あまり人目に触れることのないもの・・・。

「勝ち続けてほしい」という邪な願望がスケカナ以来、憑き物が落ちたようになくなってしまったので、今日は代わりに「進化する過程を見たい」と思っていました。

無良選手も良かった。そして、噂のボーヤンくんのノーミスの演技・・・。素晴らしかった。

いつもだと、もうここでハラハラドキドキしてどうしようもなくなるのですが・・・もちろん、今日もドキドキはしました。

キスクラ 

でも、信じていました。

「羽生結弦を燃え上がらせるものは、ライバルたちの失敗ではなく、ライバルたちの完璧な演技」だということを。

「羽生結弦はこれを超えてくる(恐)」

そして、本当にその通りに・・・。

観る者を「生きていて良かった」と思わせることができる。それが『羽生結弦』というスケーターです。

萬斎さんもおっしゃっていた「何なんだ、この生き物は!」と観客に思わせる芸術家・・・。

ファンはまだ先の話だと思っていたSPの4回転2回に驚かされ、これももう少し先の話だと思っていた世界新記録更新に驚かされ、コーチのブライアンすら彼の発想には驚かされる。

「絶対に抜かしてやるぞ、見てろよ!」また名言が出ましたね。実はたくさんいる世の男性ファンも、このセリフにはしびれたことでしょう。

「これからもさらに難しいジャンプの入り方とか、後半に4回転を入れるとか、すべて成長していきたい。」そう、羽生結弦はまだまだ進化する。

若い選手たちには・・・
「僕は、年寄り扱いされてるけど、まだ20歳。おそらく僕が無良選手と戦っているのと、あまり変わらない。

先輩だからとか思っていないし、絶対勝ってやろうと思っている。彼らもそうだと思う。

僕自身、素晴らしい選手がシニアに上がってきてくれて嬉しい。


僕はまだルッツやループを演技に組み込めるほどできていないので、ボーヤン選手の素晴らしいジャンプを研究させてもらってます、と伝えたい。」

1 

これこそが、彼がソチで金メダルを獲った理由ですよね。みんなの心に火を点ける人。

「ここまで練習を支えてくださった多くの方々に感謝したいなと思います。」そして、最後はいつも周囲へのあふれる感謝の思い・・・。

明日も、結弦くんが進化できますように。君には感謝してもし切れない。本当に今日は素晴らしい演技をありがとう。

そして真央ちゃん、残念だった。でも明日はきっと!知子ちゃん、シェイ=リーン姉さんもビックリするよね、素晴らしかった。

素晴らしい演技を見せてくださった日本の、そして海外の選手の皆さん、明日も頑張ってくださいね!

 

 

 

photo : newscom