【映画】デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆*日本のアニメ | + つれづれ in タイ・バンコク +

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2014年04月からタイ・バンコクに移住しています。
しごとは現地採用、1人暮らしです。
遊園地でも旅行でも1人でどこでも行けちゃう派。
でもインドア。手広くちょっぴりオタクです。

我が青春の1ページを強烈に彩ったアニメ「デジモンアドベンチャー」。

1999年8月1日。
パートナーデジモンとともにデジタルワールドを冒険したあの夏。

「選ばれし子供達」であったかつての少年や少女達は大人となり、本作では、さらなる成長と、そして子供時代との決別を迎える物語。

そんな「デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION」を観てきました



デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆


◆ 公開日

日本公開:2020年02月21日
タイ公開:2020年07月16日

タイの元々の公開予定日は、2020年04月。
コロナの影響により、3ヶ月ズレ込みました。


◆ 関連ウェブサイト





◆ 公式予告動画








◆ タイでのデジモン関連の思い出


◆ あらすじ

言葉になんて出来ないよ。



◆ 感想

泣いた。

泣きすぎた。


大げさに言ってると思うでしょ?
ガチなんだよ。

オープニングでボレロが流れ出した瞬間に号泣。

ボレロをバックに、パロットモンとグレイモンが戦うシーンとか、かつてのファンが見たら、それだけで泣けるシーンなんだよ。


別れを前に、ヤマトがガブモンにハーモニカを聞かせるシーン。
めちゃくちゃ泣けるんだよ。


20年前に放映されていたデジモンアドベンチャーのシリーズを知らない人にとっては、この感想の意味がわからないと思う。

もちろん、映画自体は、アニメシリーズを見ていなくても理解できる作りにはなっている。

でも、これは、かつてのファンだからこそ最大限に楽しめる作品。

20年前に愛していた作品が、その作品をしっかりと理解してくれるスタッフが丁寧に新しい作品として作り上げてくれた。
長い長い空白を、きちんとして形で新しいピースを渡してくれた。

それが本当に嬉しくて、ありがたくて、ただの焼き直しではなくて単体の作品としても素晴らしくて、こんなに良い作品を見させてくれたコトに、ただひたすら感謝でしかない。

好きになってよかった。
今もずっと好きでよかった。


てか、脚本が大和屋暁、プロデューサーサイドに関弘美がいる時点で間違いないじゃん。

テレビシリーズからずっと関わってきた人だし、おジャ魔女どれみシリーズでの作品も見てきたから、安心して見られる。

この人選をしたという点だけでも、もう間違いない。
そう思える安心感。



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話はタイに戻して。


そう!タイでも1位になりましたキラキラ



まさかの映画館全館がタイ語吹き替え版のみの上映となってしまったので、私もタイ語で見ました。

まああああね、ぶっちゃけ自分のタイ語力はそんなにないので、何ヶ所か「?」となるシーンもありました。

それでも、だいたい分かる。

例え言葉が分からなくても、「こんな時、太一ならこう言う」「この場面なら、ヤマトはきっとこう考えてこう動く」みたいな積み重ねがあって、そしてその通りに動いてくれるから、何を言っているのかが分かる。

コレって、本当にすごいコトだと思う。

新しい作品なのに、この「軸」のブレなさ。
その信頼と安定をしっかりと守り切ったという点で、心から称賛したいと思う。


声優さんはもちろんみんなタイ人。

タイは日本に比べて、声優業がきちんと確立していないので、不安のタネではあったのだけれど、タイ側もきっちりと信頼に応えられる人選をしてきたな、という印象でした。

棒読みが誰ひとりとしていない。

言葉やイントネーションが違うだけで、そこにいたのは間違いなく太一で、間違いなくアグモン。
特にアグモンとパタモンに関しては、日本オリジナルの声優さんがタイ語を練習したのかな?っていうくらい、もう、そのまんま。

同じような声である必要は必ずしもないのだけれど、それでも声を聞くだけで「アグモンだ!」「パタモンが喋ってる!」ってわかるのはすごい。

日本では関西弁を喋るテントモンは、タイではどうするのかな?って思ったけど、ふつうのタイ語との違いはよくわからなかった。

一方で、名古屋弁を喋るアルマジモンは、タイ語になっても語尾に「だぎゃ」がついていて、わーーーー名古屋弁がタイ語とミックスされてるーーーってちょっと興奮しました。
本来なら「サワディー クラップ」となるところが、「サワディー だぎゃ」ってなるカンジ。めっちゃ可愛かったハート


タイ語になって違和感だったコトもありました。

「光子郎」は、発音的に「コジロウ」に聞こえる。コレはタイ語独特のイントネーションと発音のせいかな。

あと、技名を叫ぶシーンとか、進化する時の声が、日本語は語尾が強くなるんだけも、タイ語だと語尾が下がっちゃうから、聞き慣れた声に比べると間延びしてしまうような印象。

日本語:ホーリー↓ア→ロー↑!!!!
タイ語:ホーリー↓ア→ロー↓。

進化時
日本語:ウォー!グレイ!モンッ!!
タイ語:ウォー↓グレイッモーン↓!!

コレはもう、言語の問題ですね。しかたない。



あと、タイ独自の取り組みとしては、上映終了後のスペシャルエディションとして、タイ語での「Butter-Fly」のPVが流れていたコト。
タイ人、ほとんど見ずに帰っていたけれど。



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タイ語でも十分に楽しめましたが、それでもやっぱり日本語でも見たかったな。


…というワケで、買ってしまいました。

そのうち実家に届くはず。

日本に帰ったら、見るんだ。
楽しみだなあ。




改めて、私はデジモンが好きだと実感したし、これからもずっと好きだという確信を得られた、そんな作品でした。

1999年08月01日に想いを巡らせて。