半月ぶりになってしまった…!
ということで、、、
前回のお話はコチラ
⇒ Intertwined love (30)
1話目はコチラ
⇒ Intertwined love (1)
「はぁぁぁぁ~~~………。」
キョーコは、宛がわれたホテルの部屋で一人、盛大なため息をついていた。
(分かってたけど……、覚悟してたけど……、
やっぱりキツイなぁ………。)
キョーコは、蓮と真理奈役の女優とのキスシーンを思い返していた……。
(ダメダメ!
これは、お仕事なんだし!
きっとこれからどんどんと敦賀さんへの、恋愛モノのオファーは増えるはず……。
その度にいちいち傷ついてたら身が持たないわっ……!)
ふるふると頭を振り、気持ちを切り替えようとするキョーコ。
その時ーーー
ブブブブブブブブッッッ
「ひゃぁっ!」
考え事をしていたキョーコは、テーブルの上で震え出した携帯に驚いて飛び上がった。
慌てて手にして開くとーーー
『敦賀さん』
(あっ……!)
「ハイっ!もしもし!」
「………クスッ、俺だけど……。」
「はいっ……///お疲れ様です!」
「相変わらず遅いね?電話に出るの……。」
「あっ、ごめんなさい……お待たせして……。
ちょっと……考え事を……」
「考え事?」
「あ~………えっと……」
キョーコはさすがに、先程の蓮のキスシーンのことを考えていたとは言えず、言葉を濁していた。
しかし蓮はそこは問い詰めず、
「……最上さん、ロケに来てから元気がない気がするけど、大丈夫?」
「えっ……」
そういえば、お昼にも社に心配されたことを思い出したキョーコ。
周りに心配をかけ、更にはその事でわざわざ蓮に電話を寄越させる事態になっていることを悟って恐縮する。
「大丈夫です…!
ご心配をおかけしてすみません……。」
「……別に謝ることじゃないよ?
俺が気になっただけだからーーー」
「…………///」
蓮の優しい口調に安心したキョーコ。
「ふふっ。
それにしても、同じ場所にいるのに、何か変な感じですね?」
部屋こそ離れてはいるものの、明日のロケを控えて同じホテルに宿泊をしている二人。
「そうだね。逢いに行ってもいいけどーーー」
時刻は日付が変わる頃ーーー
いくら共演者だからと、この時間にましてや男女が行き来するなど、さすがに考えものでーーー
「ふふっ、明日も早いですし、お電話頂けただけで充分です。」
電話口でキョーコが綻びている様子を感じ、安心した蓮。
「それなら良かった。
じゃあ、また明日。おやすみ。」
「はい、おやすみなさい…。」
電話を切ったキョーコは、紅く染まり緩んだ頬を押さえていた。
明日はいよいよラブシーン撮影。
明日のこと、今の蓮からの電話のこと、先程のキスシーンのこと……
色々な事がキョーコの頭の中を駆け巡りーーー
(どうしよう……。
今夜も眠れないかもしれないわーーー)
結局、考え事は増えるばかりであった。
⇒ Intertwined love (32) へ続く
敦賀さんの「俺だけど」が好きなんです(* ´艸`*)
それから、「おやすみ」と言い合えるような電話をしている、蓮キョに萌えます(//∇//)
ということで、、、
前回のお話はコチラ
⇒ Intertwined love (30)
1話目はコチラ
⇒ Intertwined love (1)
「はぁぁぁぁ~~~………。」
キョーコは、宛がわれたホテルの部屋で一人、盛大なため息をついていた。
(分かってたけど……、覚悟してたけど……、
やっぱりキツイなぁ………。)
キョーコは、蓮と真理奈役の女優とのキスシーンを思い返していた……。
(ダメダメ!
これは、お仕事なんだし!
きっとこれからどんどんと敦賀さんへの、恋愛モノのオファーは増えるはず……。
その度にいちいち傷ついてたら身が持たないわっ……!)
ふるふると頭を振り、気持ちを切り替えようとするキョーコ。
その時ーーー
ブブブブブブブブッッッ
「ひゃぁっ!」
考え事をしていたキョーコは、テーブルの上で震え出した携帯に驚いて飛び上がった。
慌てて手にして開くとーーー
『敦賀さん』
(あっ……!)
「ハイっ!もしもし!」
「………クスッ、俺だけど……。」
「はいっ……///お疲れ様です!」
「相変わらず遅いね?電話に出るの……。」
「あっ、ごめんなさい……お待たせして……。
ちょっと……考え事を……」
「考え事?」
「あ~………えっと……」
キョーコはさすがに、先程の蓮のキスシーンのことを考えていたとは言えず、言葉を濁していた。
しかし蓮はそこは問い詰めず、
「……最上さん、ロケに来てから元気がない気がするけど、大丈夫?」
「えっ……」
そういえば、お昼にも社に心配されたことを思い出したキョーコ。
周りに心配をかけ、更にはその事でわざわざ蓮に電話を寄越させる事態になっていることを悟って恐縮する。
「大丈夫です…!
ご心配をおかけしてすみません……。」
「……別に謝ることじゃないよ?
俺が気になっただけだからーーー」
「…………///」
蓮の優しい口調に安心したキョーコ。
「ふふっ。
それにしても、同じ場所にいるのに、何か変な感じですね?」
部屋こそ離れてはいるものの、明日のロケを控えて同じホテルに宿泊をしている二人。
「そうだね。逢いに行ってもいいけどーーー」
時刻は日付が変わる頃ーーー
いくら共演者だからと、この時間にましてや男女が行き来するなど、さすがに考えものでーーー
「ふふっ、明日も早いですし、お電話頂けただけで充分です。」
電話口でキョーコが綻びている様子を感じ、安心した蓮。
「それなら良かった。
じゃあ、また明日。おやすみ。」
「はい、おやすみなさい…。」
電話を切ったキョーコは、紅く染まり緩んだ頬を押さえていた。
明日はいよいよラブシーン撮影。
明日のこと、今の蓮からの電話のこと、先程のキスシーンのこと……
色々な事がキョーコの頭の中を駆け巡りーーー
(どうしよう……。
今夜も眠れないかもしれないわーーー)
結局、考え事は増えるばかりであった。
⇒ Intertwined love (32) へ続く
敦賀さんの「俺だけど」が好きなんです(* ´艸`*)
それから、「おやすみ」と言い合えるような電話をしている、蓮キョに萌えます(//∇//)