悲しい事がありました。
比曽の猫多数のお宅。
こちらは、毎回フードが空。
お掃除と合わせて必ず行っている所。
今回も皆餓えていて、寄ってきました。
そして、納屋の方に行くと…
藁の上で、茶とらの猫ちゃんが、冷たく横たわっていました
痩せていて、寒くて、独りぼっちで、辛かったね…。
家主さんに連絡を取ると、飼い猫だったそうです。
ここは周囲の猫も集まってきており、10匹近くいます。
その中で茶とら君は飼われていた子でした。
寒がりな子で、冬はいつもコタツのまわりで丸まっていた子だったそうです。
それを聞い時は本当にやるせなくて、可愛そうで、寒がりだった子が大雪の日に藁の上で亡くなっていたのがわかったなんて…。
一緒に避難できれば寒い思いをする事なく、コタツの回りにいたはずなのに…。
まだそう年はとっていないと言っていました。
病気か、狸や他の猫ちゃんとの権力争いでご飯が充分食べられなかったか、原因はわかないけど、一人さみしく逝ってしまったのです。
雪が降りしきる中、穴を掘って
寒い思いをしない様に藁を敷き、布でくるんで
埋めてあげました。
穴を掘っている間、涙がポロポロ出てきました。
お線香もあげて、
茶とら君、お母さんが来たら分かる様に目印を置いてあげたよ
この子を見つけてあげられて、
一緒に行ってくれたYさんと埋めてあげる事ができて、
飼い主さんに教えてあげる事ができて
よかった。
これからの季節、この子の様に餓え、寒さ、病気で人知れず命を落とす子は沢山出てくるでしょう。
日帰りでも、雪でも、絶対に来なくては
…と改めて心に誓ったのです。