奥様、お誕生日おめでとうございます。 | 演劇集団アクト青山 月の宴&新人公演

演劇集団アクト青山 月の宴&新人公演

春公演に向けての役者・演出家、時々スタッフによるBlog。
イプセンとチェーホフ同時に上演なんて見た事ある?
ないですよね!
だから、チャレンジするのです。

「ヘッダ・ガーブレル」&「桜の園」で舞台監督をつとめさせていただきます、宇土よしみです。

昨日は「桜の園」ラストひとつ前の通し稽古。そして…本番前の一大イベントが決行されました。そう、“奥様”ラネフスカヤ役・やまなか浩子さんの誕生日祝いです。
 
真剣にふざける、真剣に遊ぶ、がモットーの小西主宰のもとミッショングループが結成され、周到に計画が練られました。もちろんやまなかさんには内緒で。
 
プレゼントは衣装担当の中西彩乃さん、ケーキはワーリャ役の犬井のぞみさん、カメラはドゥニャーシャ役の川原真衣さんが用意してくれることになりました。
 
当日はやまなかさん以外の全員が集合時刻の一時間前にアトリエ入り。
 
それぞれの持ち場に待機し、照明を落としてやまなかさんを待ち受けました。
 
そしてこちらが待機中の我らが小西主宰です!!

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残念ながら私は席を外していてサプライズの瞬間を見られなかったのですが、やまなかさん入室とともに、隠れていた一同が一斉にハッピーバースデーが歌い、やまなかさんへのプレゼント!?としてリボンを巻かれた小西主宰よりバースデーケーキが手渡されました。

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そして、なぜか…

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本番を前にして、座組みの結束がより一層深まったようです!
 
そして定刻通り通しスタート。
 
今回はあえて本番を想定し、ウオーミングアップの時間を設けない通しだったため、それゆえにあぶりだされた修正点について主宰からダメ出しがありました。
 
勝手の違いや緊張感から多少の固さはあったと思いますが、それでも回を経るごとに順調な完成度のアップを感じました。
 
キャラクターひとりひとりの物語がより一層生き生きしてきました。
 
時代の流れのに翻弄される人、取り残される人、流れの中を力強く進んで行く人、それぞれの人生が一つの壮大な物語を作り上げている、ああ、チェーホフってすごいんだなあと実感させられるものに仕上がっていると思いました。
 
ただひとつ残念なのは、私が出演していないことです()
 
本番まであとわずか、でもまだまだ成長しそうな勢いを感じる「桜の園」。
 
新人公演と侮るなかれ、彼らはきっとやってくれるでしょう!

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空席もあとわずかとなってまいりました。ご予約はお早目に!!!

以下、舞台詳細。

演劇集団アクト青山春公演 W上演
月の宴『ヘッダ・ガーブレル』
新人公演『桜の園』

【会場】

APOC theater
世田谷区桜丘5-47-4
小田急線千歳船橋駅下車、徒歩2分

【日程】

4月7日 火曜日 桜の園
19時 開演(18時半開場)

4月8日 水曜日 ヘッダ・ガーブレル
19時開演(18時半開場)

4月9日 木曜日 桜の園/ヘッダ・ガーブレル
14時開演(13時半開場) 桜の園
19時開演(18時半開場) ヘッダ・ガーブレル

4月10日 金曜日 ヘッダ・ガーブレル/桜の園
14時開演(13時半開場) ヘッダ・ガーブレル
19時開演(18時半開場) 桜の園

4月11日 土曜日 桜の園/ヘッダ・ガーブレル
14時開演(13時半開場) 桜の園
19時開演(18時半開場) ヘッダ・ガーブレル

4月12日 日曜日 桜の園/ヘッダ・ガーブレル
13時開演(12時半開場) 桜の園
17時開演(16時半開場) ヘッダ・ガーブレル

【チケット料金】

新人公演『桜の園』¥2500
ヘッダ・ガーブレル ¥3900
セット ¥5500(¥900OFF)

ペア割(お二人様での価格です)
新人公演『桜の園』 ¥4500(¥500OFF)
ヘッダ・ガーブレル ¥7000(¥800OFF)
セット ¥10000(¥2800OFF)

【チケットの取り扱い】

演劇集団アクト青山ホームページ
http://www.act-aoyama.com

春公演特別Blog

演劇集団アクト青山オフィシャルBlog

演劇集団アクト青山活動Blog

こりっちチケットページ
http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_id=62195

【出演者とあらすじ】

月の宴『ヘッダ・ガーブレル』
渋谷結香
中西彩乃
小西優司
福井美沙葵
岩崎友香
千葉滋
菊地正仁

翻訳 福田恆存

あらすじ
ガーブラー将軍の娘であるヘッダは、自分の人生に一つの願望を抱く。誰かの人生に多大なる影響を与えたい、と。そこで彼女は、その美貌と知性を武器に将来有望な学者であるテスマンと結婚をするが、直後、彼女の前に昔の恋人、エイレルトが現れる。ヘッダを取り巻く男女の人間関係と権謀術数の先にある結末とは?
愛憎劇の枠を超えて、人間生活の価値観、道徳観にまで踏み込んだイプセン不朽の名作。


新人公演『桜の園』
やまなか浩子
北原麻弥
犬井のぞみ
井上達也
桃木正尚
吉田晃弘
井上俊行
竹中春菜
後藤友希
川原真衣(演劇ユニット キャッチ.コム)
室越央
高村賢
小鳥遊空

翻訳 牧原純

あらすじ
ラネフスカヤは5年ぶりに故郷・桜の園への帰還を果たす。しかしその雄大なる家と庭は今や借金の抵当に入り風前の灯火。にもかかわらず、パリ暮らしに慣れた彼女に家を救う手立てが見つかるはずもなく、家は競売にかけられてしまう…。
滅び行く貴族とその社会を背景に産業革命を経て移ろうロシアと、その世の中の在り方をコミカルな人間模様を通して描くチェーホフ四大戯曲の最終章。

【スタッフ】

演出 小西優司
演出助手 水野駿
音響制作 佐藤剛
楽曲制作 仲条幸一
音響オペ 水野駿
照明 松村剛(ゴーライティングオフィス)
制作 春公演実行委員会/Jステージ
フライヤー 桃木正尚/machico/若林裕司
パンフレット 若林裕司/小西優司/宇土よしみ
ホームページ 高木智也(オフィスT2)
撮影 酒井宏和(自由が丘スタジオ)
大道具 演劇集団アクト青山
小道具 演劇集団アクト青山