パパを見た長女 | 兄ちゃん、またね◌ 。˚✩自死遺族の前進ブログ

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2016.9月 兄を自死により亡くしました
その兄への思い 私個人の気持ち さまざまなものを吐き出せる場所が欲しくて書いてこうと思ってます

それとふまえて、前向きに歩いていきたいので日常のことも書いてこうかなと◌ 。˚✩

ご訪問頂きありがとうございます◌ 。˚✩

前回【母からの電話】
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http://s.ameblo.jp/puppupooh-1014/entry-12197724072.html


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兄のところへ行かなければと思いつつ


嘘だ……嘘だ……信じたくない


という思いからなのか
兄の家に近付くにつれて 行くのが
とても怖くなっていた


ものすごく引き返したくなって
現実を見るのが嫌で嫌でたまらなかった



兄の家の近くの橋の脇に
タクシーを止めてもらい降りると
母が私が来るのを待っていました



母に駆け寄り



『お兄ちゃんは どうして!?』



母はしぼり出すように




『ヘリウムガスで………』




そう 答えた




『まさか……自殺なの!?』





力なく頷く母を見た瞬間
橋の上で泣き崩れた



やっぱり 知りたくはなかった現実……




母に私は抱えられ 兄の家まで歩いた


兄の家の前で
父が1人座り込んで 空を見上げていた


小刻みに肩を震わせながら
1人泣く父に 私は声をかけることが
できなかった………




家に入ると もぅみんな揃っていた


病院で亡くなったわけではないので
警察の介入がどうしてもある


そのために 兄は警察の元にいる




最初に兄を見つけたのは
高校2年生の長女だった


14時頃 学校から帰った長女は
仕事に行ってるはずの
パパの靴があると思い



『あれ!?パパいるの〜?』



と 至って普通な感覚で
パパとママの寝室のドアを開けた







ベッドには パパが横になっていた







悲しすぎる状態のパパがいた……





この時の長女の思いは
どんなだったか……


17歳の心に 目の前に
叩きつけられた この情景



長女は 心に湧き出す感情を抑えこみ
ママに連絡をし 次女の学校に連絡をし
警察と消防にも連絡をしたと言う



そして 第一発見者の長女は
警察にさまざまなことを聞かれ
疲れ果てていた



警察からは お会いできるように
なったら連絡します……と
言われているらしい




その間にも 義姉は兄の職場や
義姉の両親 警察から紹介してもらった
葬儀屋さんへ電話したり
かかってきたりで 悲しむ余裕もない




バタバタと時間だけが過ぎて行き





『ここで待っているだけは辛いです…
連絡はまだないけど 警察で
待たせてもらいませんか?………』




この義姉の一言で
警察へ向かうことが決まった




ここにいる家族は みな
兄の顔を 一目見たかった





そうでなければ………






兄に会いたい






ただ  ただ  それだけだった………







そして 私達は
兄に対面することになる………





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ゆっくり更新ですが
お付き合い頂けたらと思います◌ 。˚✩