権力闘争というものはこんなにも過酷なものなのかとつくづく思い知らされた内容でした。
処分を受けたのはほぼ安倍派の議員ばかり。特に重い処分に関しては政治生命を絶つような印象も受けます。
塩谷立（しおのやりゅう）清和会座長と世耕弘茂参院幹事長が離党勧告？ でも、武田良太（二階派事務総長）は党の役職停止一年です。所属する派閥によって処分内容が違うというのはおかしいですよね。
下村博文（安倍派）西村康稔（安倍派）は党員資格一年停止って、西村康稔氏は安倍さんの遺志に従ってキックバックをやめようと言っており、さらに不記載の金額は１００万円と他のすべての議員に比べてもとても少ない金額です。
塩谷座長が旧安倍派の責任者として詰め腹を切らされるのなら、岸田派の事務長が立憲されたのだから岸田派の会長の岸田総理にも処分されるべきですが、その対象である岸田さんが裁判官をやった処分では党内に遺恨を残すだけですね。
世耕さんの蓮舫とのやり取りを全部見ましたが、私には誠実に答えていると思いましたが、知らないを繰り返したのが悪い印象を与えたとの解説もあります。ならば、「所管外です」を繰り返す河野太郎はどうなるのでしょう？
ある政治ジャーナリストの解説を聞くと、お飾り総理を二年もやってきて嫌になった岸田総理が麻生・茂木に牙をむき、それを古賀誠が裏で絵をかいてその存在感を示したと言っていました。それもありかなと思う節もありますが、そこにはアメリカからの影響の要素が全く入っていないからちょっと割り引いて考えなければなりません。
自民党内で岸田に反対できる人がいなくなった半面、その岸田自民党を支持する人たちも大幅に減ったということを岸田総理自体が何も考えず、政局だけを見ている結果がこの処分内容かと思っています。
本当にこれを見ているとくだらないと思います。自民党の政治の役割はここまでかと思うのです。安倍晋三という稀代の政治家がいなくなったらこんなにも急速にしぼんでしまうものなのかと驚いているのは私だけではないでしょう。
遠くで見ている私でさえも辟易するのですから、中にいる自民党の議員さんたちもあきれているとの声も聞きます。
しかし、まとまって意見を言う場所、つまり派閥の集まりがないので個々で言うと各個撃破され、次の選挙の公認をもらえなくなる可能性もあり、沈黙を守らねばならないようです。
今まで自民党を良くも悪くも躍動させていた派閥をなくした弊害が岸田独裁政権の暴走を止められなくなっているのです。
それもアメリカの言いなりでどうしようもない祖国を崩壊させる政策や海外へのバラマキを連発している政権です。
あまりにも酷いとマスコミも思わないのでしょうか？心あるジャーナリストはネットで警鐘を鳴らし続けていますが、マスコミの影響力にはまだまだかないません。そして我が国の有権者のほとんどはネットを見ずにテレビ新聞しか見ない層がまだまだ多いのです。
若者の多くが政治に不信感を持つか、関心もない現在、少しでも多くの目覚めた人たちが一緒に警鐘を鳴らし続けていかなければならないと思います。
だから私は盟友門田隆将氏と組んで高市早苗大臣を何とか総理・総裁にしたいと全国の仲間とともに奮闘しているのです、
４月１３日も大阪の２０００人大会で司会をします。完全アウェイなので、重鎮たちが私を自由にさせていただいた福岡のようにはいかないと思いますが、精いっぱい「自民党に」「政治に」そして「祖国の行く末」に対して危惧しておられる方々の気持ちを一つにするように努力していきたいと思っております。
何の因果かこういう役回りが私に回ってきています。私は自分のできることをするだけです。
それによって大きな国民のうねりを作り出し、政治を刷新させていかねばなりません。
東京１５区の補選も、知名度抜群の乙武氏が登場したために、飯山陽女史がかすみ始めました。でも乙武氏は２０１６年の参議院選挙で自民党が担ぎ出そうとした時に、女性スキャンダルが発覚し、出馬断念となった人です。
そして思想的には、圧倒的にリベラルでLGBT賛成、夫婦別姓・同性婚賛成、９条改正反対、反原発等々、自民党の本来の党是とは全く真逆の人です。岸田自民党が左傾化しているので、ちょうどいいと思ったのでしょうか？
でも、心ある自民党議員からは応援できないという声を多数聞いています。
知名度さえあれば、その政治信条は全く関係なく支援するのが自民党なのでしょうか？
高市早苗大臣がもし自民党で失脚するようなことがあれば、完全に自民党は終わったと思います。それまでは高市総理実現のために全力を尽くす所存です。
この処分内容を不服と思っている議員さんたちは、高市さんのところへ結集するべきではないでしょうか？それが自民党も自身も生き残る道だと思います。
立憲民主党や維新の政権が誕生してもいいのでしょうか？ やはり腐っても鯛の自民党の自浄作用が働くことを切に望んでいます。