FZS1000のオイル交換 | ライコランド埼玉店 PITのブログ

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ライコランド埼玉店のPITブログへアクセス有難うございます!! ブログを通じて沢山の方にオートバイをカスタム&メンテナンスする楽しみやコツなどを伝えていければと思っています。目標としては「お客様自身がPIT内に一歩入った」感じのブログと思っております。

みなさんこんにちは。

いまだに引っ越しの荷物が片付かずに

段ボール箱に囲まれて寝起きしているBonnyがお届けします。

家族から白い目で見られるのはつらいですねあせる



本日のピックアップはこちらの車両。

YAMAHAのFZS1000で、オイル交換を作業します。

R1譲りの強力なエンジンを低中速よりに調教し、

ストロークの長い良く動くサスでパッケージングした

オールラウンドな韋駄天マシンですねドキドキ

作業にかかる前に…

ブレーキレバーにゴムバンド。

これで不意に動き出したりが防げます。

廃チューブを切っただけですが必需品です。

当店のレーシングスタンドコーナーにも無料にて

ご用意ありますので、どうぞお持ちください。

オイルを抜く前に現状確認ですが・・・

オイルが入りすぎていますね。

のぞき窓の右側に点が二つ見えると思いますが、

正しくはこの範囲に量が収まるべきです。

オイルが多すぎると噴き出したり、

逆に少ないと潤滑不良でダメージが出たりします。

車体をまっすぐに立てて、センスタがあればそれを使って

確認しましょう。

窓がなくてディップゲージで見る車両も直立が基本です。

時折サイドスタンドでチェックしてる人がいますが、

ほとんどの国産車に関してはNGです。

また外車ではメーカー、車種ごとに変わってきます。

マシンごとのマニュアルをチェックしてみて下さい。

ディーラーさんなら間違いないんですけどもね。

さて気を取り直しまして、

腹下から覗きこみますと、ドレンもエレメントも

障害物なく見渡せます。

ここがミッチミチに詰まっている車両も多いです。

スペースの有効活用といえば素適ですが、

やっぱり作業する側からすればこういった

邪魔がない車両がやりやすいです。いやほんとに。

ドレンボルトを外してみましたら

純正タイプのガスケットワッシャーが使われていました。

スズキの車両に多いこのタイプですが

密閉性が高くて優秀なんですけども、

いざ交換となりますと、ボルトから外れてくれないんですよ汗

ピットスタッフの間でも絶対の正解がなくて各自の

工夫であれやこれやと外しています。

なのでここはBonny流の外し方をご紹介ひらめき電球

ドレンワッシャーに合わせ目の線がありますので

そこにニッパーの刃をかませてえいやっ、と。

するとこうやって端がまくれあがります。

そこをきっかけにしてニッパーで…

こう切り欠いて…  

外れましたクラッカー

あくまで一例ですが参考になれば幸いです。

新しいアルミガスケットワッシャーを用意して

ひとまずドレンボルトは終了です。

続きましてはエレメント。

いきなり新品の画像ですが、

古いのは何の苦もなく外れてしまったので・・・

ともあれ、新しいオイルを半分よりちょっと多めに

入れてあげまして初期の油膜切れを予防します。

満タンまで入れてしまうと取り付け時に

こぼれて無駄になりますからここは要注意です。

外周のОリングにもオイルを塗っておきましょう。

噛みこんでちぎれるのはイヤですからね。

エレメントが着くベース側もきれいにしておきましょう。

時折、古いОリングが残っていたりします。

それに気付かずに組んでしまうと、

時間差でオイルが噴き出す事があります。

にじむとか漏れるとかじゃないんです。

ピャーッと噴き出すんです。

しかも後になってから叫び

一撫ですれば済む話なのでしっかりとやりましょう。

ドレンとエレメントを取り付けて、同時に汚れを拭き取って

キレイになりました音譜

キレイなパーツは気持ち良いですよラブラブ

残るは新しいオイルを入れてエンジンを始動アップ

しばらく暖機したのち、停止してまたしばらく放置。

各部のオイルが落ち着いてきたころを見計らって

オイル量の点検をします。

ちょっと見づらいかもですがアッパーラインまで

入っているのがおわかりでしょうか?

またオイルが透明なので窓の向こうも見えています。

これが汚いオイルの出てくる様なマシンですと

折角の新品オイルが古オイルと混ざって

早速真っ黒に、なんてこともしょっちゅうあります。

オイル交換をさぼって良いことなんてありませんから

忘れずにやって上げましょう。

少なくとも2~3000キロに一回、もしくは半年に一回の

どちらか先に来たタイミングで交換してあげて下さい。

エレメント交換はオイル交換2回に1回のペースで。


オイル交換ひとつとっても気を付けるポイント

は意外とたくさんあるものです。

もちろん気を付けなくとも交換はできます。

でも完成度は当然段違いです。

当店に御依頼いただけばこの完成度で作業いたします。

どうぞご利用ください。


では本日もライコランド埼玉店ピットブログをご覧いただき

誠に有難うございました。

次回の更新もお楽しみにニコニコ