・やればできる!を実感した息子の変化
以前、息子が中学生になった時に、息子の心の成長を大きく感じる出来事がありました。
セルフエスティーム(自尊心)についての記事を読んでいた私は息子に、
「自分のこと好き?」と聞いたことから始まりました。
息子は 「う’’ーん。。」と考え始めると同時に
息子 「◯◯ちゃん達は自分のこと好きじゃないと思うな。」とクラスメートの名前をあげ話し始めたのです。
私 「どうしてそう思うの?」と聞いてみると
息子 「だって、いろんなことやらないで諦めてるから。やっても出来ないからって諦めてるんだもん。前は、僕もそうだったからよくわかるんだよ!」
私 「あなたは何を諦めてたの?」
息子 「reading.(日本の学校で言うところの国語の科目のことです)だって、嫌いだからやりたくないし、やっても出来な いから自分のこと嫌いになって、もういいやって諦めて、何もやらなかったから。」
とはいえ、毎日出る宿題は提出していたので、何をやらなかったのかを聞くと、
息子 「授業中にやる先生が出した問題とかさ、僕やりたくないからやらなかったんだよ。時間潰してやらなかったり、ちょっとしか書かないでお終いにしたり、諦めたてたの。」
私 「そっか。reading好きじゃないから楽しくないし、やりたくなかったんだね。」
息子 「うん。でも、あんまりにも出来ない自分が嫌になって、ちょっとずつやるようにしたの。そしたら僕にもわかるようになって、少しづつ出来るようになった!僕にも出来るってわかったら面白くなってきたんだよね」
私 「出来ない自分が嫌だと思って、トライしてみたの?!トライしたことがすごいじゃない!」
息子 「だから〇〇ちゃん達は出来なくて面白くないから、諦めちゃったんだと思う。僕もそうだったからよくわかるよ。でも諦めないでやったらいいのに。」
私 「それで最近readingの点数が良くなってたんだね。」
そして、何をしたのが良かったんだと思う?と息子に成功の責任追求をしてみました。
息子 「宿題やってたから。。。? うーん。やろうと思ってやったこと。。。?」
私 「そうだねー。嫌でも宿題毎日忘れずに出したこともすごいことだけど、やっていなかったことを自分で必要だと感じてトライしてみたことは、すごく大きなグッドなチャレンジだったとママは思うよ!!」
私 「どう?今の自分のこと好き?」
息子 「んーー。前よりは好きかなっ!」
なんてやりとりがあったのです。
息子は、4歳になる前にアメリカに住み始め、私たち夫婦は大して英語が出来ずに渡米したために、彼自身で英語の壁を乗り越えなければいけませんでした。
小学校に入れば、こちらではESL(多言語を話す子のための先生)がついてくれるけど、苦しかったはず。彼の成長とともに英語の能力も上がっていったけど、それはネイティブの子も同じなわけで、小学2年生の時に大きな壁にぶつかりました。
そもそもの英語のスタート地点が違うこと。ネイティブの子にとっても難しくなっていったため、彼にとってはより難しく感じていたのでした。
小学校3年生の時に、家庭教師をつけたこともありました。少しは成績につながって改善は見られていたけど、そもそもの興味は変わらず、対して伸びず、やっても思ったほどの結果につながっていませんでした。
元々本を読むことが嫌いで、いまいち理解できていない。毎日の宿題も、本を読んでそれについての問題に答えたり、概要をまとめたりと、苦痛だったに違いありません。
だけれども、毎日宿題をやって出すことは出していた。
私たちが教えてあげられることなんてほんのちょっと。ほぼ、自分で乗り越えるしかなかった。と言うこと。そんな環境もあって、すこしづつ自分で乗り越える力をつけていったのだと思います。
そして中学生になると、そんな苦手で、成績表でもいい評価をもらえない国語のテストで100点をとって帰ってくることが増えました。
彼の中で、自分に何が必要かを考え、やり抜いた結果が成果につながったのだと思っています。
しかし、ずいぶんと深いことを教えてくれるなーと、目が熱くなりました。
話を聞いている私は、何か、先生かセミナーでの話を聞いているような深い話、、、。耳が痛かっ、、、。
わたしは、子供の頃全てに諦めていたっけな。。。そして、今も英語を諦めていた。。。
何をやっても楽しくなく、成績なんて全然伸びなかった。お恥ずかしながら、彼のようにトライしてみようなんて思ったこともなかった小学生時代。
母親になった今、子供達に、人としての成長のチャンスをたくさんもらっています。
とても苦しかったであろう、小学校2年生の時の息子。
そんな彼を見ていて、そばにいる私も苦しかったからこそ、今の彼の喜びが、私にとっても本当に大きい。
私は、子供達を本当に誇りに想い尊敬しています。
手を貸してあげることだけが、子供のためではないということも、改めて学ばせてもらいました。
二人とも、生まれてきてくれて本当にありがとう♡
最後までお読みいただきありがとうございました^^感謝
今日も素敵な一日をお過ごしくださいね。