うちの屋根でセックスするな | 天然石ジュエリーのCanecryのブログ

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猿との戦いが激しさを増している。

先日、本ブログでお伝えした通り、伊豆の山奥に移住したのだが、年に数ヶ月程度滞在する程度ではそんなに気にならなかった猿の行動が、本年は酷く過激化し、なんだか著しく数も増えているのだ。


以前は発情期の猿(むっちゃ荒ぶってる)を道端で見かけても、電柱をガチャガチャやられて威嚇されても、お猿の性欲MAXマジうける~~~(笑)程度の感覚だったのだが、最近では、徒党を組んでお山を我が物顔で闊歩し、我が家の屋根を場末の盛り場よろしく占拠しているので、いくらのんきなわたくしでも、ウケる~~~(笑)とか言っている場合ではない。

以前より近所の方より『おまえんちの屋根で猿が運動会してるぞ』的な報告は受けていたのだが、お猿の発情期という現在の状況を鑑みると、うちの屋根は運動場ではなくラブホテルであり、行われている競技も玉ころがしなんかではなく、不純異性交遊である。

つまり、今も聞こえてくるドタバタばったんギャーギャーキーキーというこの音は、パン食い競争とかフォークダンスをしているわけではなく、「君とボクの恋の綱引き、ボクと繁殖して野球チームつくらな~い?」という、オス猿の不純な性への勧誘行動、もしくは行為そのものを表す行動音であり、「あたしの真っ赤なおしりを騎馬戦で奪ってぇ~」という、歌舞伎町(うちの屋根)に出てきた蓮っ葉な田舎娘(猿)の恋の駆け引きなのであろう。うちの屋根で恋の運動会とかやめろよバカ。


我が家は天井が高く、天窓がある。天窓は排煙装置としての役割も果たしているので、室内で炭火を起こすことも可能で非常に重宝しているのだが、その天窓から猿のカップルが頻繁に家の中を覗き込んでくる。

わたくしが薄暗い部屋でボソボソとメシなんかを食っている様子を、動物園デートよろしく猿のカップルがおててつないで観察し、「ねぇねぇ見てよ、アホな人間がエサ食べてるよ。ウケる~~~(笑)」とか言っているのだ(たぶん)。悔しい・・・非常に悔しい・・・檻の中で観察される動物はわたくしだ。屈辱である。

そんなお猿カップルが入れ替わり立ち代わり、檻の中のわたくしを観察し、我が家の屋根で繁殖してゆく。猿の発情期、秋から冬にかけてのここいらの自然の摂理である。そしてまた、夏になると近所のビーチなんかにヤングな人間のカップルが来て、ビーチで安酒を貪り、焼きそばなんかを啜るわたくしの傍らで、キャッキャうふふしてゆくのだ。これもまた、自然の摂理である。

そう、つまり、わたくしにとっての獣害とは嫉妬である。畑の作物を荒らされたわけではない。食料を奪われるわけではない。襲われて怪我をするわけでもない。猿でさえキャッキャうふふしてるのにわたくしときたら・・・という劣等感が産み出す憎悪なのだ。

そのことに気が付いたわたしは、猿を許す気になった。全ては己の煩悩が、ありもしない劣等感、被害者意識を産み出し、わたしを苦しめているのだ。田舎に住んでいるのだから自然と一体になろう。猿のラブホテルと化したうちの屋根の使用も許そう。なんならコンドームや飲み物なんかを用意しておいてあげてもいい。

とか思ってたら、玄関先に栗とかおいておかれるようになった。ホテル代のつもりかよふざけんな。



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