【社会人Xリーグ】 11/30(日)決戦 準決勝 富士通vsオービック & LIXILvsIBM | アメフト交差点

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↑Finalトーナメント表(XリーグFacebookページより引用)

Xリーグ Facebookページ:https://www.facebook.com/xl1996?fref=photo
Xリーグ 公式HP:http://www.xleague.com/



勝てば社会人王者決定戦・決勝戦のJAPAN X BOWLにコマを進めることが出来るという準決勝の2試合!

【ユースト生配信アリ!!!】
11/30(日)

@横浜スタジアム
11:00~
富士通フロンティアーズ vs オービックシーガルズ

@横浜スタジアム
14:30~
IBMビックブルー vs LIXILディアーズ

2試合のユースト生配信】ページ

http://www.ustream.tv/channel/xleaguevideo




関西の『BATTLE 9 FINAL』も生中継アリ!

http://www.ustream.tv/channel/nfawesta 

11/30(日)
@キンチョウスタジアム 

11:00~ アズワンブラックイーグルス vs オール三菱ライオンズ



<試合の見所>
Xリーグ公式サイト曰く「超攻撃的4強」のオフェンスにフォーカス!!


事実上の決勝!?破壊的強さを持つチーム同士の激戦
富士通フロンティアーズ vs オービックシーガルズ

社会人・そして学生代表とのライスボウルまで含めて4年連続日本一で常勝軍団のオービックシーガルズと、未だ日本一にはなっていないながら他のチームを寄せ付けない強豪、富士通フロンティアーズの黄金カード…!
日本フットボールファンの間では「これが事実上の決勝と言えるだろう」と言われる強さを持つチーム同士の対戦です。
見どころを上げればキリがないのですが、やはり両軍のQB(クォーターバック:パスの投げ手で攻撃の司令塔)は注目でしょう。
そのQBと強力オフェンスを中心に、両チームを簡単に紹介します!

まず富士通のQBは今季から加入の#3コービー・キャメロン
アメリカのプロ最高峰リーグNFLのクリーブランド・ブラウンズに属するジョーダン・キャメロンを兄に持つ選手で、NCAA(アメリカの大学)でも記録を持っている本格派パサー。
日本に来ているアメリカ人選手の中で最もレベルの高い選手だと僕は思います。
その魅力はもちろん肩の強さ、パスの正確性と成功率の高さ、プレッシャーがかかっても冷静に逃げて一瞬でもレシーバーが空けば着実にパスを通せる勝負強さなどXリーグレベルでは完璧といってもいいパッシングを見せれるところ。
見ている限り非の打ちどころがないです。
一つ気をつけねばならないのは、常にパスを投げれる姿勢にしているので、相手守備のプレッシャーがかかっていてもうまくかわしながらでも片手で投げれる姿勢でボールを保持しているので、手を狙われたらファンブルしそうな状態になってることかなと分析します。
エレコム神戸ファイニーズのフナキ選手もそうなのですが、プレッシャーを受けた時一旦逃げるためにボールを両手で抱えなおす日本人QBよりもパスの意識が高いため、片手でボールを持ちながら動くケースが少し多いかなと思います。
これはもちろん素晴らしいですし、守備が思いもしないタイミングでパスを投げれて気づけばタッチダウンパスを奪ってる、というようなパターンも実際にあるくらいすげえええのですがww、オービックは腕の長いディフェンスラインがこのあたりを心得てボールを狙ってくると思うので気を付けなければならないでしょう。
いずれにせよ彼の完璧で魅力的なパス攻撃がこの試合でも見られると思うので、楽しみです(´ω`*)

そして、そのキャメロンとの「C & Cコンビ」(女性の間ではイケメンコンビという話題も!)ということで話題になっているのが、レシーバー#81中村輝明クラーク選手です!
身長は175cmと突出しているわけではないものの、ジャンプ力がすばらしく高めのパスも競り勝ってキャッチする力強さがあります。
さらに彼の魅力はスピード。
これまでの試合でも幾多のロングTDパスレシーブを決めています。
元々相手の裏をとれるスピードとキャッチ力があったところに、キャメロンの加入でそれがより活かされた形となっています。
「だったらクラークに投げまくっとけばいいじゃないか」と思われるかもしれませんが、これだけシーズンを通して活躍している選手ですから、オービックが誇る分厚いDB(ディフェンスバック)陣が相当マークしてくると思います…(*´Д`)
なのでこの試合ではその分カバーが薄くなると思われる、小柄で細かな動きができる#22宜本潤平、安定感があり力強さのある#17秋山らがいい働きができるかがポイント。
もちろん、#29ジーノ・ゴードン#20高野橋らが率いる層の厚いRB(ランニングバック)陣が効率よくゲインを積み重ねていけるのか?
ラインは押し勝てるのか?
そのあたりの答えが試合結果に繋がる形としても出てくると思うので、注目して頂きたいです!

<参考>

「日本を学び アメリカのフットボールを伝える

富士通フロンティアーズ コービー・キャメロン選手」

‐日本トップリーグ連携機構公式HP
http://japantopleague.jp/system/prog/article.php?kind=2&option=individual&serialno=803

キャメロンの兄 ジョーダン・キャメロンのプロフィール
‐NFL JAPAN.COM
http://www.nfljapan.com/team/roster/player/cam107841.html

【Xリーグ2014】Final Stage vs オービックシーガルズ戦 - 見どころ
‐富士通フロンティアーズ 公式HP

http://sports.jp.fujitsu.com/cs/news/detail/141121007551/1.html




対するオービックシーガルズのQBは#6菅原俊
何度もボウルゲームでMVPを獲得し、法政大学時代学生日本一に2度、オービックでは4度の日本制覇に導いているまさに「勝てるQB」…!
彼のスゴサは、試合中にしっかりとアジャスト(相手に合わせて戦術や自分を調整すること)ができること。
どんな展開になっても準備してきたことと今起きていることを冷静に見極めて、フィールドで表現できる精神的な強さもあるのではないでしょうか。
めちゃくちゃ流れが悪くてリズムが出てないという時でも、次の攻撃権では人が変わったように確実にプレーを決める力。
試合中に必ず自分らしい戦い方を取り戻す力。
そのあたりは日本の選手の中でも突出しているものがあります。
<参考>に記載する週刊TURNOVERの記事では「試合を作ってくれるQB」という表現がされていますが、個人的には「試合を自分たちのほうへ取り戻すQB」という特殊な表現が適切ではないかなと思います。
時にはリスクをしょってパスを投げないと勝てない時代になっているので、試合を壊してしまいかねないプレーが出ることもあります。
しかし、その次の攻撃(もしくは勝負所の時間帯)でちゃんと相手の隙を見抜き、突いてくる強さがある。(2012年のライスボウルなんか残り時間がほとんどない中でインターセプトされたこともあった。でも次の攻撃で簡単にポンポンポンとパスを決めて逆転のTDドライブを演出した。)
だからこそ、菅原というQBがここまで評価されるんだと思います。
もちろん、ギリギリのところ、ここしかないというところに投げ込むパスコントロールの正確性はXリーグでも随一。
強力な富士通守備相手に苦しむことは予想されますが、試合の中でいかに調整して点をとりにくるのか、そこに注目して頂きたいです!

なお、菅原選手は

11/29(土)
放送

23:55~ 日テレ系列(地上波全国ネット)
Going!Sports&News
神技ライブラリー:
菅原俊選手(オービックシーガルズ)のスローイングの極意に迫る!

でVTR出演予定なので、是非ご覧ください!
※ただし、生放送のため急きょ変更になることがあります。ご了承ください。



そして、パスの受け手であるレシーバーにも#85萩山#18木下という日本のTopレシーバーがタンデムを組んでいるほか#10森#17平野らがフィールドを縦横に大きく広げてワイドなパス攻撃を展開していきますので、レシーバーが広く散っていく姿も見て頂きたいところ。
もちろんオービック側としてもカバー能力の高い富士通ディフェンスを少しでも前に上げさせるために、効率の良いラン攻撃ができるかは鍵となります。
RB#32原「うなぎ走り」と呼ばれるぬるぬるっと相手を抜いていく姿が見られるのか、#20古谷がベテランらしくここしかないという穴を見つけて走れるのか、#43望月が相手を引きずり倒して強引に進んでいけるのか、ラン攻撃にも魅力たっぷりです!

<参考>
日本選手権5連覇の鍵握る男 オービックQB菅原俊
‐週刊TURNOVER
http://www.47news.jp/sports/turnover/feature/plan_feature/160047.html

「仕事もフットボールも100%」 決戦に燃えるオービックRB古谷
‐週刊TURNOVER
http://www.47news.jp/sports/turnover/column/kozano/161051.html


11/30(日)準決勝 富士通フロンティアーズ戦の見どころ・ご案内
‐オービックシーガルズ公式HP
http://www.seagulls.jp/news/2014/11/1130.html



今回は割愛しますが、両者の破壊的な守備も見どころは沢山ありますのでレベルの高い駆け引きをお見逃しなく!
集中力がすごく高く、激しさがある日本でもトップレベルでXリーグの歴史に残る試合が予想されますので、ぜひぜひ試合会場でご観戦下さい!!
(僕みたいに遠方住みで遠征もできない方は一緒にユースト生配信を楽しみましょうww)

☆おまけ☆
春のパールボウル決勝で同2チームが対戦したときの映像
‐オービックシーガルズ 試合ハイライト動画








攻撃的な挑戦者vs勝つための戦いを追及するクレバーなフットボール戦士達
IBMビックブルー vs LIXILディアーズ

「こっちが事実上の決勝じゃああああ!」という力強い声が聞こえてきそうなくらい、攻めるフットボールをして悲願の決勝進出を狙うIBMと、昨年度まで鹿島ディアーズ、今季から心機一転クラブチームになって、よりクレバーで勝つための戦い方を心得ているように思えるLIXILディアーズの対戦。
前節でも対戦しており、2試合連続の対戦とはなりますが負けてもFinal進出が決まっていてIBMと戦うことを想定していたLIXILはまだまだカードを隠し持っており、新たな戦いで激しいゲームになるでしょう。


まずIBMビッグブルーですが、山田晋三HC(ヘッドコーチ)、QBケビン・クラフト体制になってから常に攻撃的で日本では新しさを感じるくらいの、攻めるフットボールを続けています。
やはり中心はクラフトを中心としたパス攻撃。
富士通のキャメロンはリスクも回避しながら確実にゲインを重ねるというイメージですが、クラフトはリスク承知でバンバン勝負にいってガンガンミドル~ロングのパスを投げ込んでいくイメージです(; ・`д・´)
OC(オフェンスコーディネーター)をクラフトが兼任しているので、フィールド上でどんどん相手を見極めて思い切って投げ込んでいくフットボールは刺激的で、楽しいですwww
もちろんそのプレースタイルゆえ、強豪相手にはそれをうまくつかれてインターセプトされたりターンオーバーをおかしてしまうことも多いのですが、やはりこの攻撃的なスタイルを堅持し続けること自体が、IBMオフェンスの脅威。
そんなクラフトオフェンスですが、強豪相手に追う展開での逆転勝利は未だ無いようですので出来るだけ早く点を稼いで、逃げ切る展開を狙うかもしくは点の取り合いになるハイスコアゲームに持ち込みたいところでしょう。
となると、エースレシーバーの#40ジョン・スタントンだけではなく、NFLを目指すフィジカルレシーバーの#81栗原、日本代表のベテランWR#17小川がどれくらい長いパスをキャッチできるかがポイント。
もちろんパス一辺倒ではなく、どのタイミングでRB#10末吉らの力強いランを展開するのかも組み合わせの中で大事になってきます!
派手で攻撃的な強力オフェンスにご注目を!!


<参考>

「アメリカンフットボールは常に進化を続ける

IBMビッグブルー

ケヴィン・クラフト選手(QB)」

‐日本トップリーグ連携機構公式HP
http://japantopleague.jp/system/prog/article.php?kind=2&option=individual&serialno=36

ファイナルステージ: LIXILディアーズ戦の見所
‐IBMビッグブルー 公式HP

http://www.bigblue-football.com/topics_detail1/id=647


対するLIXILのほうは、IBMとは対照的に「勝負所は見極めてあくまで効率的に」というイメージのほうが強いチーム。
軸がラン攻撃であるというのと、我慢強いディフェンスというのがそのスタイルを支えています。
ランでは主将RB#29丸田が中心となってボールキャリーをし、押し込みが強いOL陣の力を借りて着実にゲインを重ねます。
このラン攻撃と主将の気持ちを前面に出したプレーこそが全体的にタフなゲームをしっかり作れる礎ですね(´ω`*)
そして勝負所ではランのフェイクからエースWR#11前田選手、もしくはいつもいいタイミングで活躍してチームに勢いをもたらすWR#18永川選手にミドル~ロングのパスを狙うというのが一つの形でもあります。
簡単なようでこの形を作るのは難しいのですが、ランにしてもパスにしても組み合わせが上手いので、鮮やかです。
今シーズンはそういった戦い方だけではなく、本格的にエースとして1本立ちしたQB#9加藤選手が積極的にパスを狙う形も見受けられ、勝利に結びついています。
いずれにせよ効果的で効率的なパターンを作るのが上手なチーム。
但しIBMのディフェンスは序盤から攻めてくることも想定されるので、ランから入るのか?それともパスから入るのか?それはどういう形を狙って組み立てていくのか?など、LIXILとしてはかなり神経質になっているのではないかと思います。
序盤でその精神的なプレッシャーに負けないで、しっかり自分たちのやり方で今まで通り賢くプレーすることが大事になるでしょう。
あんまり気負って特別なことをしようとすると勢いのあるIBMにのまれてしまう可能性もあります。
もちろんIBMのオフェンスが強力なので点を急いで取りたいという意識も芽生えてしまうかもしれませんが、しっかりボールをコントロールするLIXILらしさが大切。
しっかり組み立てて勝負すれば、どういう展開でも勝てる展開を持ってこれる雰囲気・リズムを生み出せるチームだと思うので、焦らないことが大事でしょう。
その中でエースの前田選手にどうやって気持ちよくパスを通していくのか、また他の選手を活用しながらバリエーションを生み出せるのか、注目です。
加藤選手もこの試合は成長度合いを「試される」試合になると思いますし、LIXILが進化していくに当たり相当なビッグマッチになると思うので、期待したいです(*´▽`*)!!

<参考>
LIXIL加藤「エース」の証明 王者オービック倒す
‐週刊TURNOVER

http://www.47news.jp/sports/turnover/column/kozano/158825.html

戦力温存したLIXIL IBMとファイナルSで再戦
‐週刊TURNOVER

http://www.47news.jp/sports/turnover/column/matsumoto/160500.html

IBMビッグブルー戦(11/30)の試合情報
‐LIXILディアーズ 公式HP

http://www.deers.jp/


攻撃的なハイスコア・ゲームになるのか、それともボールコントロールと守備の頑張りが目立つ落ち着いたゲーム展開になるのか、いずれにせよ目に見えた駆け引きが我々を楽しませてくれると思うので、こちらも是非試合会場で!!
(ユースト生配信組ももちろん盛り上がっていきましょう!)


BATTLE9 FINALのほうも、オール三菱ライオンズのQB谷口選手(立命出身・甲子園ボウル優勝QB)の実力者が関西に帰ってきてのゲームになるし、アズワンブラックイーグルスもWEST地区の意地を見せたいところだし、面白い試合になりそうです!



初心者からフットボール通まで誰でも楽しめる、シーズン終盤の注目ゲーム!!
負ければ、終わり。の死闘を見逃すな(≧▽≦)!!!
みんなでアメフト見ようぜーYa-Ha-!!