【甲子園ボウル】大学決勝 <ボウルゲームの幕開け> 試合のPRと簡易プレビュー! | アメフト交差点

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いよいよ、
12/14(日)にアメフトの大学決勝戦・甲子園ボウルが開催されます!



13:05~ 第69回『甲子園ボウル』 <大学決勝戦> 関西学院大学ファイターズ vs 日本大学フェニックス ~伝統校決戦、の戦い~ →13時~【NHK-BS1】にて生中継アリ!!
※勝者は社会人優勝チームとライスボウル(2015年1/3東京ドームにて開催)で日本一をかけて戦う。

第69回甲子園ボウル 公式HP
http://www.koshienbowl.jp/2014/


★rtv(ネット配信生放送)では、テレビでは放送されない当日の甲子園ボウルのイベントもすべて生中継‼‼
さらに当日21時から独自の放送での関学vs日大放送をアーカイブ配信予定!
http://rtv-live.org/archives/2415/



各決勝戦は「ボウルゲーム」と呼ばれ、これらの試合はゲームとしての面白さはもちろんですがアメフトを知らない方や関係がない方でも『お祭り』として楽しめる試合となっています(=゚ω゚)ノ
是非是非、ご観戦に行かれることをオススメしますし、家で中継で見ながらご飯を食べたり、お菓子を食べたり、お酒を飲んだりして楽しんで頂くのも良いかと思います!

甲子園ボウルのBS1の放送では、副音声でとても丁寧で分かりやすいルール解説も行っていますので、そちらで観て頂くのも良いかなと思います‼


そこまで言うアメフトの魅力はなんだ?という方のために、女優でアメリカのプロアメフト(NFL)ファンの相武紗季さんが以前インタビューでとても分かりやすくその魅力を語って下さったので、そのお言葉を抜粋させて頂きたいと思います。



《相武さんによるアメフトの魅力解説-名言を抜粋!-》

「すごく複雑なゲームなのに、初心者でも見て、楽しむ事が出来るし、深く学べば学ぶほど、更に面白さが分かる」
「どこを見ても楽しめるし、好きになるポイントってすごく人それぞれなんじゃないかなと思うスポーツ」
「誰もがはまる要素があるスポーツなんじゃないかなと、そこが魅力なんじゃないかなと思います。」


掲載サイト
http://www.47news.jp/sports/turnover/movie/interview_movie/160471.html

(週刊TURNOVER)


さて、ここからは強くアメフトや甲子園ボウルに興味を持って下さった方のために、簡潔に見どころなどを紹介します!


関西学院大学ファイターズ の
【組織力】

vs
日本大学フェニックス の
【展開力】



まずは西日本代表甲子園ボウル4連覇を狙う関西学院ですが、持ち味は「組織力」です。
中高大と連関したアメフト教育やOBによる強力なバックアップなどは凄まじいものがありますが、その「組織力」はアメフトのプレーにも表れています。
選手が作戦をしっかり理解して、フィールドを広々と使って相手をほんろうする。
そしてそれを支える選手同士の連携。
スポーツとして当たり前のようなことかもしれないですが、これをここまで完璧にできるチームはすごい!ということです。
関学はテンポの速い短いパス攻撃を軸に戦います。
しかし力強いラン攻撃、あるいは素早いカウンターとよばれるプレーでのラン攻撃を織り交ぜて見たり、そうして相手の守備が前がかりになったらロングパスをドカン!と狙ってみたり、鮮やかなデザインで前後のプレーを活かした攻撃をやるのが持ち味です。
流れるようなプレーの組み合わせ、それは綿密にコミュニケーションをとり、全員で準備して理解し、それぞれの役割をまっとうする「組織力」があってこそ。
社会人になってからすぐスーパースターになれるような飛びぬけた選手は少ないながらここまで強いのは、一人一人が役割をこなしてそれぞれの長所を活かしあう華麗なるバランス関係が力となっています。
いろんな選手が活躍するので観ている方も楽しいです(´ω`*)
是非関学の「組織力」から生まれる鮮やかなデザインプレーとその組み合わせの数々に注目して観て下さい!



対する東日本代表の日大の持ち味としては、「展開力」を上げさせて頂きました。
日大はアメフトの中でも華やかなパスプレーを軸に戦います。
パスプレーというのは一回の攻撃で一気に40ヤードも50ヤードもゲインしてしまう、場合によっては一発でタッチダウン(プレーによる得点)をしてしまうくらい派手ですごい攻撃ではあるのですが、一歩間違えれば相手にボールを奪われてしまったり… あるいはパスを投げる前に投げ手が潰されてしまって大きくロスをしたり… と、常にリスクとの戦いになります。
さらにラン攻撃であればだいたい悪くても2ヤード3ヤード進めることが多いのに対し、パスは失敗したら獲得できるのは0ヤード、つまり攻撃の回数だけがいたずらに減ってしまうという悲しい側面もあります(T_T)
よく「パスは水物」と言われるのはそういう所以です。
しかし、日大は恐れることなく果敢にパス攻撃で戦うチームです。
パスプレーはランプレーよりも様々なバリエーションで展開していかなければなりません。
ランだとある程度力勝負の部分があるので押し勝てていれば同じプレーを続けるのも一つですが、パスの場合テクニックや情報戦的な面もあるので、一回見きられてしまったら次は先読みされて相手にボールを奪われる危険性が高まるからです。
なので日大のパス攻撃は次から次へと目まぐるしいパスパターンで攻撃を展開してきます。
特にミドル~ロングのパスで一気に進むことはもちろん、短いパスからキャッチした選手が快速を飛ばしてゲインを重ねる姿も見どころ。
一人一人の能力の高さ、一対一の強さがあってこそこの攻撃が成立しているわけですが、それでいて常に新しい展開が施されているために相手守備に対応させる暇を与えません。
常に積極的に勝負し続ける、日大の「展開力」に注目して頂きたいと思います‼



≪注目選手 ~ ひでぼー的 Key Players ~≫
※ポジション名などが分からない!という方は、この後↓のほうに記載するリンクをご参照下さい!


関西学院大学ファイターズ

QB(クォーターバック)#11  斎藤圭
パス攻撃の司令塔。精度の高いパスで確実に攻撃を進める。
パスをキャッチするレシーバー陣とのコンビネーションはバツグン‼
注目としては、日大のプレッシャーに負けず、パスを通し続けることができるか?

RB(ランニングバック)#28 鷺野聡
主将・エースランナー。凄まじい加速で相手を置き去りに走っていく。
「アイシールド21」顔負けのスピードはもちろん、今季は力強さも格段に増しています。
パワー&スピードでチームを牽引する走りを見せられるか!?

LB(ラインバッカ―)#57 小野耕平
副将・守備のエース。鋭い読みと確実なタックルで相手の攻撃を止める。
この人は「ここだ」と思ってからの動きがすさまじく速いので、相手の攻撃が展開を始める前に崩してしまうという、コワさがあります。
得意の思い切りの良い動きで日大の「展開力」を無にしてしまうのか…?

CB(コーナーバック)#10 田中雄大
パスカバーの中心。関学内外からチーム1のアスリートと評される。
相手レシーバーを完璧にカバーして、投げ込むスペースを与えさせないパスカバーの名手。
強力な日大レシーバー陣のスピードについていき、パスをカットできるのか!?


日本大学フェニックス

QB(クォーターバック)#18 高橋遼平
パス攻撃の司令塔。小柄ながら、俊敏な動きと冷静な判断力でパス攻撃を牽引。
身長の低さをハンデとせず、むしろ小柄なため俊敏な動きとボディバランスに優れており、相手が自分を潰しに来てもうまくかわして逃げ回ります。
稚拙な表現かもしれませんが、彼の動き回りっぷりは「日大のラッセル・ウィルソン(NFL・シアトルシーホークス)」と表現したいです!
昨年の同決勝ではその得意なスタイルが少し鳴りを潜めていましたが、今年は動き回ってパスへ転じられるか!?

WR(ワイドレシーバー)#22 岩松慶将

関東Top8で捕球回数・獲得ヤード・獲得タッチダウン数1位。
パワー、スピード、キャッチ力いずれも学生界きっての才能の持ち主!
まさに「キャッチMAX‼」なエースレシーバーは、関学の強力なパスカバーを打ち破れるのか!?

WR(ワイドレシーバー)#25 西村有斗
関東Top8で捕球回数・獲得ヤード・獲得タッチダウン数2位。
上記の岩松との「ワン・ツー・パンチ」で強力パスオフェンスを支える。
持ち味のスピードで関学守備のゾーンの切れ目を狙えるか…?

DL(ディフェンスライン)#90 宮田直人
主将・守備のリーダー。破壊的なパワーで相手のランプレーもパスプレーも蹴散らす。
勝負のカギとなるライン戦で、リーグ戦と同様優位に立つことができるのかはこの人のパワーが通用するかどうかにかかってます。
関学のオフェンスライン勢のコンビネーションを崩せるのか?


※[ポジション紹介 リンク]
当ブログではアメフトを扱った漫画作品、「アイシールド21」を用いて各ポジションの紹介記事をUPしています。
今回出てきた選手達のポジション紹介へのリンクを張っておきますので、よければご参考にどうぞ!
アイシールドを読んだことが無くても分かるようにはしているつもりなので、そういう方もご心配なく!

○アイシールド21に学ぶアメフト 第2回 ポジションを知る!オフェンス RB編

○アイシールド21に学ぶアメフト 第3回 ポジションを知る!オフェンス QB編

○アイシールド21に学ぶアメフト 第4回 ポジションを知る!オフェンス WR編

○アイシールド21に学ぶアメフト 第9回 ポジションを知る!ディフェンス DL編

○アイシールド21に学ぶアメフト 第10回 ポジションを知る!ディフェンス LB編





≪試合の中で楽しみな様々なポイント≫
関西学院は立命館戦、名城大学戦と2試合続けて前半最初のキックオフリターンで#10田中雄大選手がビッグリターンをして、そこから相手が動揺している間に素早いテンポで攻撃を仕掛けてタッチダウンを奪っています。
この出だしでリズムを作って落ち着いてしまえば、後はどんな展開になっても自信を持って集中力を高めてプレーしていて隙が少なくなっているように思います。
この出だしがとてもポイントになるのではないか?と思います。
なので日大としてはできればコイントスで勝って先に攻撃権を得たいところだろうし、仮に関学が先に攻撃をするとしてもキックオフリターンを絶対に早く止めなければいけないという意識でくるとおもうのです。
・コイントスでどちらが勝つのか?
・キックオフリターンでロングゲインはうまれるのか?
・キックオフを単純に蹴るのか、それとも短めに蹴ってビッグリターンのリスクを減らすのか

など、序盤から見どころ満載です。

さらに試合の内容で行きますと、
・関学の流れるような攻撃を日大はどうやって断ち切ろうとするのか(どういう策を仕掛けてくるのか)
・関学の連携バッチリなパスカバーをどうやって日大は切り裂こうとするのか(こちらもどういう準備と仕掛けをもってくるのか)
・お互いのチームがどの段階、どのタイミングでリスクをしょったロングパスなどのプレーをいれてくるのか
・↑にいたるまでの下準備、様々な「種まき」はどのように散りばめられるのか


などもう1プレー1プレーが見逃せないことばかりですwwww
キッキングプレーも含めて、頂上決戦はお互いのやりとり、コーチの意図も考えながらみると本当に濃厚な試合で楽しいです。




≪関連リンク等≫

◎全日大学選手権決勝 パナソニック杯第69回毎日甲子園ボウルの見どころ
-甲子園ボウル公式HP
http://www.koshienbowl.jp/2014/2014/12/-69.html

かなり分かりやすく、写真も織り交ぜた見やすいプレビュー記事になっています。

◎関西学院大学ファイターズ チーム紹介ページ
-甲子園ボウル公式HP
http://www.koshienbowl.jp/2014/teams/west01.html

◎日本大学フェニックス チーム紹介ページ
-甲子園ボウル公式HP
http://www.koshienbowl.jp/2014/teams/east01.html

いずれのチーム紹介ページもシーズンを振り返りながら詳細に書かれており、面白いです。
注目選手紹介では試合中の写真の姿も見れるので、かっこいいしそれぞれの選手について他では見れないくらい詳しく書かれているので必見です。

◎毎日新聞記事 -写真特集-毎日甲子園ボウル:全日本大学選手権 14日決勝 日大・関学 東西の名門、28度目対決
http://sp.mainichi.jp/graph/2014/12/12/20141212ddm010050013000c/004.html


両チームの先発予想も出してくれているので、有り難いです。
ビジュアル的で見やすいです。


◎関西学院大学ファイターズ公式HP
http://www.kgfighters.com/

◎日本大学フェニックス公式HP
http://nu-phoenix.com/



学生たちの真剣勝負!!
日本で一番熱く、燃えている大学生たちの激闘を一緒に見届けましょう‼