NFL カンファレンスチャンピオンシップ BS1で2試合共生中継! いよいよ決勝進出が決まる一戦 | アメフト交差点

アメフト交差点

アメフト知らない人、大歓迎。アメフト話し出したら止まらない人、大歓迎。(笑)NFLファン、Xleagueファン、学生アメフトファン、などなどジャンルは問わず、盛り上げていこうという趣旨のアメフトブログであります!
Twitter→ https://twitter.com/hidebounflboy

プレーオフは全試合が注目カード‼

負ければシーズン終わりの厳しい戦い。
激しいヒット、この1戦のための多彩な準備、駆け引きなど見逃せないポイントばかりです(≧▽≦)!!






~スーパーボウル(NFL決勝戦)より面白い!?総力戦のチャンピオンシップゲーム~

いよいよここで勝てばスーパーボウル進出が決まるという大一番、カンファレンスチャンピオンシップのラウンドに突入です‼
実はこのラウンドが、プレーオフで最も面白いゲームではないかと言われるほど。
それだけ接戦も多く、期待もしていいゲームではないかと思います(´ω`*)
ここで勝てば夢の舞台スーパーボウルへコマを進めれるということで選手もコーチもすごい気合入ってるので、その高揚感も味わって頂きたいです。
今年も激戦を勝ち抜いてきたチーム同士の熱いゲームが見逃せない!

※今回の注目カード紹介ではいつもより多く各ポジション名などが出てきます。
あまりアメフトになじみが無い方は当ブログのテーマから「アイシールド21」の項を開いていただき各ポジション紹介を参照して頂くのも、せっかくの機会なので楽しんで頂けるのではないかと思います。
ただ、なんかよくわからなくても試合を一回見て頂くだけでも楽しいと思うので、記事の分からない所は無視して試合の放送を見て頂くのが一番かなと思います(笑)




★NFC チャンピオンシップ★
1/19 (月) 
【NHK-BS1
※6:49~はサブ102チャンネル】5:00~■生放送■
1/19 (月) 【GAORA(CS放送)】4:55~■生放送■ 他

シアトル・シーホークス[第1シード]  
vs グリーンベイ・パッカーズ[第2シード]  

【CCプレビュー】シーホークスSB出場へ、最後の壁はリーグ最強QB‐NFL JAPAN.COM
http://www.nfljapan.com/headlines/63858.html


NFCのシード1位vsシード2位という、カンファレンス頂上決戦にふさわしい対戦カードとなりました。
開幕戦ではシーホークスが後半突き放して勝利しましたが、シーズンも深まったしプレーオフだし、ここまで来たらまた新たな対決となって激戦が展開されるでしょう。


Point!! ①
QB#12ロジャースが相手の動きを読んで確実にボールを進めるパッカーズオフェンス vs 積極的にボールを狙い、ハードヒットを見舞うシーホークスの完成されたディフェンス


ポイントも挙げはじめたらキリがないくらいなのですが、なにせ一番の見どころはここでしょう。
シーホークスのディフェンスは昨シーズン優勝した時の強さがここにきて完全に戻っており、はっきり言って切り崩す糸口が見えないほど強力なディフェンスチームになっています。
何より、DB(ディフェンスバック)陣が安定してるだけでなく、破壊力満点ww
CB(コーナーバック)#25リチャード・シャーマンは現在リーグNo.1のシャットダウンコーナーと呼ばれ、相手のレシーバーを試合から消してしまいます。
漫画『アイシールド21』を見ていた方向けに簡単にいうと、神龍寺ナーガのCB細川一休をデカくして、より密着できるレベルのカバーをできるようにしたようなバケモノですww
さらに2人のS(セイフティ)、#29アール・トーマスと#31キャム・チャンセラーはフィールドのどこからでも顔を出してプレーに絡んでくるおそろしいコンビ。
しかもムキムキの肉体をフルに活かしつつ猛スピードでタックルしてくるので、相手側がめちゃめちゃ痛そうなヒットを何度もお見舞いしてしまいます。
このDB陣に安心感があるからこそ、守備の2列目のLB(ラインバッカー)や最前列のDL(ディフェンスライン)が思い切り動ける、という構図になっています。
シーホークスのディフェンスはこのように、大外のレシーバーがタテに勝負してくるパターンはシャーマンらCBが1対1で対応して、相手のTE(タイトエンド)などが入り込んでくるフィールド中央へのパスはセイフティの2人を中心にガッチリ止めて、多少ミスしても後ろがカバーしてくれるから思いっきりアグレッシブに行け!!という勢いで相手に猛ラッシュをかけたりランを止めるフロント7(DL&LBの前から2列分の7人の選手たち)というシンプルな構図になってます。
しかし、それぞれを専門的に鍛え上げた上相当積極的に、元気にプレーしてくるので相手はスキを見つけられないとこういう図式になってますね。

対するパッカーズとしては、RB(ランニングバック)#27エディ・レイシーを中心としたパワフルなラン攻撃を組み立てに混ぜながら、本命のQB(クォーターバック)#12アーロン・ロジャースのパスにつなげたいところ。
ランは思い通りにいかない部分も大きいと思いますが、どれだけハードなヒットを食らったとしても気持ちで負けずにやること、パスの布石という意味合い・プレーの調整も兼ねて混ぜ込み続けるのではないかと予想します。
そして、ロジャースのパスへ。
心配なのは足を痛めているロジャースの容体ですが、ここまでくればそうも言ってられないので本領は発揮してくれるのではないかと思います。
いずれにせよ、まずOL(オフェンスライン)がロジャースに時間を与えないとまず厳しいです。
あまり強いプレッシャーがかかってしまえば、今のロジャースでは逃げ回れないので無理投げしてしまうか潰されてしまうかになりそう。
とにかく、OL対DLの戦いでは有利に戦い続ける必要がありますね。
そしてロジャースのパス、ねらい目はまずプレーが始まって1呼吸置いたRBへの短いパスを繋げて、少し相手の守備の前への意識が高まってから中央、という組み立てがいいのではないでしょうか。
最初から外側や、タテに抜けるパターンで勝負していくのは危険ですからね。
穴の無いシーホークスの守備を崩す方法を何とか見出すとすれば、セイフティの2人をうまく動かし続けて的を絞らせず、少しずつ勢いを削いでいく他ないと思います。
シーズン序盤~中盤で苦しんだ守備の様子を見ていると、セイフティが惑わされて少し控えめに動き出してから守備全体に元気が薄れていったようにも思えましたので、アグレッシブさをどれだけ削っていけるか、そのためにはどういう組み立てをするのか、これに期待です。
そしてそのためにはQBロジャースが得意とする、相手守備を見抜いて作戦を決める「オーディブル」が大事になってきます。
シーホークスのホーム地はNFLで一番うるさいクラウドノイズをファンが出しているので伝達を早く、うまくやれるのか、これも見どころにはなってきそう。

シーホークスの守備がいかに強しといえどとにかく点入れないことには勝てないので、パッカーズ側がどういう準備をしてきてどういう組み立て方をするのかを試合中は常にチェックして頂きたいなと思います!


パッカーズQB#12アーロン・ロジャース
彼の判断とプレーのチョイス・組立が勝負のカギ



Point!! ②
ゴリゴリランを軸にし、スマートなラン&パスができるQB#3ウィルソンの「勝てるオフェンス」 vs 皆で封じ込め!組織力勝負に打って出るパッカーズディフェンス

シーホークスのオフェンスには、RB#24マショーン・リンチというラン攻撃における絶対的な選手がいます。
彼はまぁ何度当たられても倒れない、下半身の強さと当たり負けしないガッツを持つハイパーなランニングバックですww
彼が4ヤード5ヤードゲインできれば、シーホークスとしては相当攻撃が楽になってきます。
OL陣も、パスプロテクションははっきり言ってヘボいのですが(笑)、ランブロッキングには長けているユニットになってますので、このラン攻撃の形成が試合の中でどれくらい出来るのか、またどの時間帯にランが出ているのか、こういうトコを見るのが何気に重要な気がしてます。
さらに、QB#3ウィルソンも本来はパスを投げることがメインのポジションながら相当早い足を持ってるので、リンチが走るのかウィルソンが自分で持って走るのか分からない「オプション」というプレーで相手を惑わします。
さらにウィルソンはフワッと浮かせるパスがめちゃくちゃ上手く、チャンスがあるとみるや確実にレシーバーがキャッチできるふんわりボールを投げて一気にロングゲインも生み出せるし、前述したOLのヘボいパスプロのせいでパスラッシュがかかっても1人2人ならスッとかわして逃げ回ってしまい、ロングパス投げたり自分で走ったりする時間を作ってしまうのがおそろしい。
それでいて強引なプレーやリスクの高いプレーはしないので、それほど爆発的ではないものの確実に勝てる点数を稼いでいくというスマートな選手です。
リンチとウィルソンを除けばスター選手はいないのですが、この2人にスポットライトが当たっている間に他の選手たちの「良さ」をうまく引き出したオフェンスを展開している印象です。

パッカーズのディフェンスとしては、まずリンチに思い通り走られたら勝ち目は見いだせないので、このラン攻撃をどう止めるのか。
今年は従来のアウトサイドだけでなくインサイドに入ったり、様々なところから顔を出すLB#52クレイ・マシューズの存在がラン守備のキーポイントになりそう。
彼自身がうまくラン攻撃に対して差し込んでいくことで、あるいは自分が囮になって他の選手を差し込ませることで、まずはスペースをなくしていくこと。
そして、他の選手たちも含めて集まりの良い守備をして、パワフルなリンチを複数対1の構図で止めていくことが大事です。
オプション攻撃に対しては、リンチのほうにはなるだけ人数を割いて止めにかかり、ウィルソンに対してはマシューズや#56ジュリアス・ペッパーズがオプションを見て「止まってしまう」事なしに突っ込んでいって止める事、これがポイントでしょう。
さらに、ウィルソンのパス攻撃も厄介です。
せっかくパスラッシュをかけても、1人2人でウィルソンに真っ直ぐ突っ込んでしまうと簡単に逃げられてしまいます。
なのでできるだけ大外・内側から全体的にウィルソンを包み込むようなパスラッシュを心がけるべきでしょう。
もし外側の選手がタテに入っていける形になっても、単独で行かずにまわりのラッシュを見ながら走り抜けるスペースを潰すほうへ意識を保つのがポイントかなと思います。
後ろのパスカバーでいえばパッカーズのほうもCB#37サム・シールズなどある程度守れる選手はいるので、それを信じてパスラッシュは焦りすぎずジリジリやるべきだと思います。
ウィルソンは賢い選手なので、カバーされている+自分に逃げ場がないと判断すればパスは投げ捨てるパターンも多いですから、パッカーズ側としてはよほどうまくやれる形でない限り欲を出してQBサックを狙わずに、一つ一つじっくりと相手のプレーを潰すことに専念する必要性があると思います。
こういう風に組織的・全体的に勝負していけるのであれば、パッカーズに勝機が見えてくると思います!



シーホークスQB#12ラッセル・ウィルソン
彼が逃げ回るスペースを、パッカーズは潰せるのか?





☆AFC チャンピオンシップ☆
1/19 (月) 
【NHK‐BS1※サブ102チャンネル】8:30~
■生放送■
【日テレG+(CS放送)】8:30~■生放送■ 他

ニューイングランド・ペイトリオッツ[第1シード]  
vs インディアナポリス・コルツ[第4シード] 




【CCプレビュー】QBラック、2試合続けてレジェンド撃破なるか‐NFL JAPAN.COM
http://www.nfljapan.com/headlines/63859.html


ディビジョナルプレーオフでは、大先輩でレジェンド間違いなしのQBペイトン・マニング率いるコルツを撃破してきた、QB#12アンドリュー・ラック率いるコルツが、もう一人の壁QB#12トム・ブレイディ率いるペイトリオッツに挑むという構図になりました。
世代交代・そして新たな時代の躍動か、それとも10年ぶりに4度目の栄冠を掴むために奔走する巧みなチームが蹴散らすのか、面白い試合です。


Point!! ①
QB#12ブレイディ率いるペイトリオッツの「リード」オフェンス vs 
コルツの売り出し中・シンプルなカバレッジディフェンス

なんといってもペイトリオッツはオフェンス。
相手の強いところと弱いところをしっかり見抜き、自軍の戦力とも兼ね合いを考えながら準備をしてくるのがその強さの秘訣。
先週はレイブンズがラン守備に強く、DBはそれほど良くない、そして自軍のRBが怪我で出れない選手もいる
ということを前提に、ほとんどのプレーがパスで切り開いていくオフェンスでした。
但し今回の対戦ではRB#35ジョナス・グレイらも出てこれそうだし、コルツのラン守備がそれほど強いわけではないことからうまくランでゲインを狙う形もやってくると思います。
そのうえで重要なのはやはりQBブレイディの「リード」オフェンス。
この場合の「リード」は相手の守備のやろうとしてることを『見抜く』という意味ですが、先週はそれがうまく功を奏して勝利したと言えます。
さらに前半‐後半での修正・アジャストも上手いので、常に進化し続けるブレイディオフェンスが楽しみです。
なにせプレー前の落ち着きようがものすごいですからね!
これだけプレッシャーのかかりそうな場面でいとも簡単に見抜いてしまうか、と感服してしまいます。
タレントとしてもTE#87ロブ・グロンコウスキーが絶好調、WR(ワイドレシーバー)#11エデルマンやWR#19ブランドン・ラフェルも大事な場面で活躍してくれる選手です。
RB#34シェーン・バリーンがパスキャッチが上手いのもポイント。
これによりオフェンスのバリエーションが広がります。
一つ心配なのはOLでC(センター)#66のブライアン・ストークが怪我で欠場すること。
このせいでブレイディにかかるプレッシャーが早まったり、スナップの連携でミスが起きてしまうとしんどくなるので、気を付けたいところでしょう。

コルツのディフェンスとしては、先週ブロンコス相手に相当上手くいったように、できるだけシンプルに、かつパスカバーを徹底的にやることが大事でしょう。
ブレイディ相手に思い切り過ぎるプレーはそう何度も通用せず、限られた場面で仕掛けていかねば逆に思う壺になってしまいます。
となると、できるだけレシーバーを思うようなパスコースに出させないためにバンプなどのテクニックを用いて相手のリズムやテンポを崩す必要があります。
エースCB#21ボンテ・デービスらの動きはキーになりそうです。
さらに、ライン戦でどれだけ勝負が出来るかで勝敗の行方がだいぶ変わりそうです。
それこそPats側はセンターのストークが欠場なので、中央に人数的な圧力をかけた上で外側からOLB#91ジョナサン・ニューサムらがどれくらい早くブレイディに近づいていけるかがポイントです。
ブロンコス戦でその守り方をけっこう公表してしまっている分、Patsの知将・ベリチックヘッドコーチとブレイディを中心に対策も講じられていると思うので、そうなるともうどれだけ1対1で勝っていけるかが鍵になるかもしれません。


ペイトリオッツQB#12トム・ブレイディ
闘争心むき出しの喜びと、冷静なプレーのリードのギャップも魅力的



Point!! ②
QB#12ラックのミドル‐ロングを狙う果敢なパスオフェンス vs
DB頼み!?のカバレッジディフェンス

コルツはラックの出来次第、といってもいいかもしれないチームです(笑)
多少ミスを重ねても、1発を通せる実力があるので果敢にミドルからロングにレシーバーを走り込ませてピンポイントに投げていくという形を常に狙うのがラックのパスオフェンス。
1回通ってしまえばかなりノッてくるので、手が付けられない印象があります。
特に今季は前年よりもさらに多くのレシーバーに投げ分けられており、守備側としても的を絞りにくい状況が生まれています。
タテに引っ張るWR#13 T.Y ヒルトン、ショートからミドルを確実に稼ぐベテランWR#87レジー・ウェイン、高さを活かして強引にキャッチしてしまうWR#14ハキ-ム・ニックス、スピードとタイミングでラックとのコンビネーションがいいWR#10ドンテ・モンクリーフ、大学時代からラックとコンビを組みミドルレンジのキャッチが良いTE#80コービー・フリーナー、運動能力抜群で奥まで走り込めるスピードを持つTE#83ドゥエイン・アレン。
タレントの数だけで言えばPatsより上をいく個性派揃いのメンバーが揃っています。
レギュラーシーズンでは落球も多かったですが、さすがにプレーオフの舞台なのでもうそれは無い(と思いたいww)。
はっきり言ってラン攻撃はまったく期待できませんが、RB#36ダン・ヘロンはパスの箸休めにしてはいいプレーを見せれる選手だと思うので、どう混ぜ込んでいくか見どころです。
OLも、もっと苦しむのかなと思っていたらそんなことはなくて、先週ブロンコスの強力パスラッシャー勢を相手にうまく封じ込んでいましたし、期待できるのではないでしょうか。

対するはPatsのディフェンス。
先週はパスラッシュがまっったくかからずに、苦しみました。
ちょっと予想外なレベルで相手にプレッシャーをかけることができませんでした。
コルツのOLもだいぶ安定してきているのでちょっとしんどいと思いますが、それこそ知将・ベリチックが何らかの改善をしてくると思うので、先週とどう変わっているのかそこも見ていきたいです。
特にポテンシャルの高いDE#95チャンドラー・ジョーンズやベテラン#50ロブ・ニンコビッチあたりは使い方によって打開の切り札になる選手だと思います。
そんな不甲斐ない前列の状況がありながらも勝利したのはPatsのDB陣が頑張った部分も大きいです。
「Patsのディフェンスはザルだ」とかいうツイートも見かけましたが、普通のレベルのパスラッシュがかかっていれば、それくらいの時間ならカバーは持っていたケースも多々あったと思うので、そうも言いきれないと思います。
ベリチックがパスラッシュ改善のために何らかの策を練ってくるとすればパスカバーはもともと良いので、また全然違う展開になるかも。
エースCB#24ダレル・リービスは少し大事な場面での反則等に苦しんでいたので、これをなんとか改善していくのもポイントかもしれません。
いずれにせよコルツのレシーバー陣もタレント揃いなので、Patsとしても3番手、4番手のDBの選手(#26ローガン・ライアン、#25カイル・アリントン)も含めて大事な場面でパスカバーをきっちりできるか、これが当然重要ですね。



コルツQB#12アンドリュー・ラック
臆することなく攻め込むパス攻撃で、
この試合でもチームに勝利をもたらせるのか?




もうここで勝てば、夢の舞台へ進出です。
この試合に向けて準備をしてきたチーム同士の激戦は必至…!
NFLにハマってしまうこと間違いなしの好ゲームなので、アメフト見たことがない方から観戦歴何十年という方まで、皆さん一緒に楽しみましょう‼