アシタバ(2016) | ぐんまの庭を目指して

ぐんまの庭を目指して

群馬県の平野部に住む家でガーデニングをしています。イングリッシュガーデンでもなく、和風の庭でもない、「ぐんまの庭」「我が家の庭」を目指して、試行錯誤中。
使用カメラ:Pentax K-3II

毎年、育てずにいられない植物の一つ。

 

 

アシタバ(明日葉・Angelica keiskei)

セリ科の常緑多年草。日本原産で、太平洋側の海に近いところで自生しているみたい。園芸店にいくとハーブの苗が並んでいる場所にあります。売ってる苗は小さいけど、だんだん大きくなって2年目か3年目に花を咲かせると枯れます。

 

 

この株は2年目で昨年の春に植えたもの。現在は私の身長くらいになってます。

こうして緑の葉を大きく広げながら成長していきます。この葉の色と広がりが好き。このサイズの葉を広げてくれる多年草は、あとホスタとクリスマスローズくらいしか思いつかない。だから、花壇にキレイな葉を入れて楽しみたい人には、貴重な存在だと思う。

 

 

日当たりが良い場所よりは、半日陰くらいが好き。その方が大きくなります。

広げた葉はしばらくすると茶色くなって枯れていきます。でも新芽がどんどん出てくる。

この葉は、キアゲハの幼虫が大好き。なので自然にアゲハチョウがよくやってきます。幼虫はナミアゲハの幼虫と違って、はっきりした模様があるので、慣れていないとちょっとこわいかも。ナミアゲハは柑橘系の木に卵を産みます。ウチにはキンカンもあるので、そちらにもアゲハが来ますね。

 

 

こんな茎。見た目も大きさもほとんど低木です。毎年育てていますが、こんなに大きくなったのは初めて。春先から成長がいつもと違ったので、暖冬だった影響もあるのかもしれません。

葉の付け根のところから、新芽が出てきます。

 

 

新芽はこんな柔らかい色。このくらいを天ぷらにするとおいしい(^^♪

ほとんどに方にとっては、アシタバは野菜だと思われているかも。実際、食用として広く使われています。両親や祖母にとっては、アシタバは完全に「食べるもの」みたいです。ただ一株しか育てていないので、収穫量が見込めないので、ウチではほとんど食べないですね。

 

 

今の株が大きくなってきたので、そろそろ枯れてしまうかな?と思ったので、4月にもう一株植えました。きっと来年また葉を広げてくれると思います。

 

ハーブコーナーにアシタバを植えて、しかも食べないというのは多分珍しいのかもしれませんね。場所さえ選べば、ほったらかしでも枯れる心配はまずないので、使い方によってはいい存在だと思います。ハーブ類は先日のラベンダーのように細かい葉を持つ植物が多いので、アシタバとかアーティチョークのように大きな葉を持つ植物があるとアクセントになります。

 

 

肥料や水やりなどは一切不要の、育てやすい植物。

こんな植物も意外といいものですよ。

 

 

ちょっとだけ、昨日の朝の様子。

 

 

ピンクのカライトソウが、一つだけ咲き始めてきました。

近くにあるパープルファウンテングラスとの対比が面白いですね。まるで色違いの同じ植物みたいです。

 

 

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庭の植物の紹介と育て方・2016年