毎年、育てずにいられない植物の一つ。
アシタバ(明日葉・Angelica keiskei)
セリ科の常緑多年草。日本原産で、太平洋側の海に近いところで自生しているみたい。園芸店にいくとハーブの苗が並んでいる場所にあります。売ってる苗は小さいけど、だんだん大きくなって2年目か3年目に花を咲かせると枯れます。
この株は2年目で昨年の春に植えたもの。現在は私の身長くらいになってます。
こうして緑の葉を大きく広げながら成長していきます。この葉の色と広がりが好き。このサイズの葉を広げてくれる多年草は、あとホスタとクリスマスローズくらいしか思いつかない。だから、花壇にキレイな葉を入れて楽しみたい人には、貴重な存在だと思う。
日当たりが良い場所よりは、半日陰くらいが好き。その方が大きくなります。
広げた葉はしばらくすると茶色くなって枯れていきます。でも新芽がどんどん出てくる。
この葉は、キアゲハの幼虫が大好き。なので自然にアゲハチョウがよくやってきます。幼虫はナミアゲハの幼虫と違って、はっきりした模様があるので、慣れていないとちょっとこわいかも。ナミアゲハは柑橘系の木に卵を産みます。ウチにはキンカンもあるので、そちらにもアゲハが来ますね。
こんな茎。見た目も大きさもほとんど低木です。毎年育てていますが、こんなに大きくなったのは初めて。春先から成長がいつもと違ったので、暖冬だった影響もあるのかもしれません。
葉の付け根のところから、新芽が出てきます。
新芽はこんな柔らかい色。このくらいを天ぷらにするとおいしい(^^♪
ほとんどに方にとっては、アシタバは野菜だと思われているかも。実際、食用として広く使われています。両親や祖母にとっては、アシタバは完全に「食べるもの」みたいです。ただ一株しか育てていないので、収穫量が見込めないので、ウチではほとんど食べないですね。
今の株が大きくなってきたので、そろそろ枯れてしまうかな?と思ったので、4月にもう一株植えました。きっと来年また葉を広げてくれると思います。
ハーブコーナーにアシタバを植えて、しかも食べないというのは多分珍しいのかもしれませんね。場所さえ選べば、ほったらかしでも枯れる心配はまずないので、使い方によってはいい存在だと思います。ハーブ類は先日のラベンダーのように細かい葉を持つ植物が多いので、アシタバとかアーティチョークのように大きな葉を持つ植物があるとアクセントになります。
肥料や水やりなどは一切不要の、育てやすい植物。
こんな植物も意外といいものですよ。
ちょっとだけ、昨日の朝の様子。
ピンクのカライトソウが、一つだけ咲き始めてきました。
近くにあるパープルファウンテングラスとの対比が面白いですね。まるで色違いの同じ植物みたいです。
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