その昔 天才は人畜有害だった | 音楽でよろこびの風を

音楽でよろこびの風を

世間を騒がす夫婦音楽ユニット 相模の風THEめをと風雲録

暑さでちょっとへろへろしている間に,あっという間に日も過ぎ。
8月ですよ、8月。早いなぁ。

年月が過ぎるのが、毎年加速していくのはどういうことじゃ。
まぁ、それが「年を取る」ということなのかもしれないけれど。

久しぶりにほけーっとしております。
じっくりと色々な音楽を聴いております。
過去の偉大なる遺産が積み重なっているじゃないですか、音楽って。
その中から好きな時代の好きな国の音楽にアクセスできるって、考えてみたらすごいことだよな。
少なくともレコードメディアがある程度一般化した1930年代以降のものだったら、CD化されていれば、あるいはダウンロードできれば、耳にすることが出来る。
1930年代~今2012年に至るまでのアーカイブ。すごいな。
今日だってチャーリー・パーカー聴いて、ジョビン聴いて、スレイド聴いて、ジャック・ジョンソン聴いて…と言う具合に年代も国もばらばらだし。youtubeなんかに蓄積されているものも、質量共にすごいですしね。

そんなの当たり前じゃん、といえばそうなんだけれど、僕は時々そういうことがすごく不思議に思えるし、もし僕が百年前に生きていたら、こんな多種多様な音楽に接することは、まず不可能なわけで。youtubeなんて、ずっと前からあるように思っている人もいるかもしれないけれど、たかだか5年くらいのもんじゃないですか。
だから時々、音楽に関するテクノロジーや、ショップやネット上に構築された音楽アーカイブに感謝を捧げているのです。時々、ですけどね。

せっかくチャーリー・パーカーの名を出したので、こんなのはいかが?
ファッツ・ナバロ チャーリー・パーカー バド・パウエルとビバップの天才3人の結集した音を。
この頃の天才って、ほぼ全員、人畜有害な人達ばかりだったようで、そういうところも素敵です。
音は悪いけれど面白いっす。