歴史まんがに学ぶ冬 | 大田区鵜の木さろん楓★料理家 印南真帆のブログ「食べることは生きること」

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さろん楓ふなだまほです。

いつもありがとうございます。



小3の息子がすっかり歴史少年になり、
(「こりゃますますモテないぞ~」と夫が言う^^)
本棚がまんが日本の歴史やら世界の伝記で
埋め尽くされてきています。



それを見た、事務局森さん。
「うちに山ほどあるよ、いる~?」



ということで、小学館の日本の歴史シリーズ、
ついでに朝日の週刊マンガ日本史シリーズを
ごっそり譲り受けました。



明智光秀と野口英世と杉原千畝が
彼のお気に入りのようで。



私が野口英世の伝記を読んだことがないと言ったら
「ママも読んでみるといいよ」と言われました^^

その言い方が、上から目線でもなく、
バカにするでもなく、
妙にフラットだったのが心に響いて、
この冬、歴史まんがをよく読んでいます(笑)



毎日の課題のように読んでる^^



そして、自分が鎌倉時代の北条正子が
好きな小学生だったことを思い出しました。



そもそも鎌倉時代が好きだったんですね。



その時代の後半には、
蒙古襲来という未曾有の国難がやってくる。



明らかに数字上では元の大軍より日本は劣っているわけで
理屈でいけば勝てっこない相手なのに、
たびたびの嵐に元軍は行く末を阻まれて
結果的に日本の勝利に終わった…。



こうした歴史の一こまが
「神風としかいいようがない」という解釈として
語り継がれていることも面白かったし、
理屈というか、科学を超えて
神の見えざる手って働くんだという
世の中の不思議さ、面白さに
小学生の私は言いようのないワクワク感を
覚えたことを思い出します。



でも、それは、何もせずに
ただ漫然としていたわけではなくて、
北九州の海外沿いに石のとりでを築いたりと
祈る人は祈ったりと
やるべき人がやるべきことを
力を尽くしてやったからなんだという
すがすがしさとして記憶されているんですね。



「人事を尽くして天命を待つ」


これ、私個人的に好きな境地ですし、
日本人のDNAに流れているものなのではないかなと感じます。



歴史に想いを馳せてみると、
これまで、この日本の国土で
いったいどれだけの人の血が流されてきたのだろう?
と思わずにいられません。



人が死なないようになって、
すなわち、平和を生き抜くようになって、まだ60-70年。


狂信的、妄信的な経済成長優先の価値観から脱しきれないこと、
新たな座標軸が見つからないのも
ある意味当然といえるのかもしれません。



そして、親子の確執、親による兄弟間のえこひいきや偏愛、
兄弟の争いも憎しみ合いもなんら不思議なことではなく、
当たり前に存在していたこと。



本能的に生きる道が用意されていない現代で、
世代に渡って、親子、兄弟間に、
表面的なものはもちろんのこと、
潜在的な確執があるのもある意味当たり前のこと。


これ、ちっとも恥ずかしいことじゃない。



向き合える人とは、自分に嘘をつかない人でもある。
悩んでいることを認められる人は、むしろ、誇りをもっていい。



平和を生き抜くために、
つまり、闘わずに生きていくために必要なこと、
それは、ただ単に「正直さ」なのではないでしょうか。



でもね、「正直に生きていく」って
言うは簡単ですが、行うは難し。



「好きなものは好き」は、けっこう言いやすい。
でも「嫌なものは嫌」を表明するのって
なかなかに難しい。



「嫌なものは嫌!」をスマートに伝えていく大人のオンナのお作法

これは、自分を大切に生きる方法でもあり、

ACに関する学びのひとつのゴールでもあります。




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歴史少年よ、

母さんにまた新しい世界と思索を

ありがとう、です。




さろん楓ふなだまほ の 21世紀のやまとなでしこ プロジェクト 


うちの歴史少年による武士ごっこ。

座布団重ねて、「馬」だそうですよ~(笑)